古代の地下迷宮
BF27,28 ショッピング
著 : キノコ13
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今度こそは強そうなの出ませんよーにとか願いながら僕たちは27階にたどり着いた。
「もうそろそろ四分の一いったんじゃない?」
とウルルが独り言のように言った。
「っていうか、もうこえたんじゃない?」
まぁ僕からしたらもう半分こえたようなもんだけど。
そのまま真っ直ぐに進んでると僕たちはあることに気がつく。
敵がいないことを
前、この状況に陥った時は…いや、思い出したくない。
しかし希望は突然やってきた。目の前に突如アーチと『まん屋』と書かれた吊り看板があった。これなら敵がいないのも納得できるかもしれない。
入ろうとするとウルルが心配そうに
「入っちゃていいの? なんか入ったら殺されるとかない?」
と言った。するとシヤが
「大丈夫だと思うよ。だっt」
「OK! じゃあ行こう!」
キッサは真っ先にアーチをくぐって行った。
「いやまぁ、ここ以外に行けそうなところないし…」
とシヤが行っていった。
「じゃあ、そんなら。」
と言って僕もアーチをくぐった。
アーチをくぐるとさっきとあんまり変わらず薄暗く気味悪かったが奥にランタンらしきものがあり、周囲をよく見るといろんなホコリを被ったモンが色々ある。
まるで明かりに集まる蛾のようにランタンの方へ進むとキッサと店員らしきポケモンの声が聞こえた。
「このバッグ絶対ボクのだよ! ずっと前に落としちゃって。」
「じゃあ何が入ってるか分かるね?(圧)」
キッサは自信満々に答えた。
「金28キログラム、銅2.6グラム、オレンの実が2つにオボンの種が26個あたり、あとゴミみたいなふしぎ玉が数個。」
店員はガッカリそうにバッグを渡した。
「…正解。」
「これって買えます?」
いつの間に来たウルルが緑に光るふしぎ玉を指しながら言った。
「もちろん! 私の店にあるもの全て売ってるよ!」
店員は笑顔で言った。
「ボッタクリだけどね。」
店員はニヤニヤしながら付け足した。
しばらくして僕たちしばらく悩んで、キッサの金をほぼすべて使い、緑のふしぎ玉、ガイドの杖を12本、それとよくわからない変なものを半ば強制的に買わされた。
「これは必ず役に立つからね。」とかって言いながら勧められ、しかも半額にもしてくれたのでほぼ選択肢は一つと言ってもよかった。
そして店員に案内されて僕たちは28階へと続く階段をくだった。
||||||||||||||||||||||28階||||||||||||||||||||||
あたりを見回すと驚き驚き、階段が目の前にあるじゃないか。
「これ、罠あるよね?」
「あると思う」
「ないよ!!」
「しんちょーに行こう。」
そうして一時間かけて目の前の階段にたどり着いたが、
「罠なんてないんじゃない?」
とキッサが言い、小さい通路を走り回ったが何にもなかった。
僕たちは一時間無駄なことをした。
2024.3.1 00:25:24 公開
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