古代の地下迷宮
BF23.24 こぴー
著 : キノコ13
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23階だー! やったー! でも、まだここからが長そうだなぁ〜
「23階は、どういう感じろう〜 あ、やぁキッサ!」
とキッサは自分に挨拶をした。まるで自分が二人いるかのようn...キッサが二人!?
「キッサが..二人...?」
とシヤが言った。ウルルが「キッサは0人だけでも充分だよ」と言った気がするけど気にしない気にしない。
「やぁキッサ!」
「これからヨロシク〜」
困ったことに性格も同じようだ。まぁ害は無さそうだしいっか。
でもシヤはちょっと混乱してる。
「じゃあ先進もう!」
僕はみんなの気を本来の目的に戻すために言った。
「そう..だね...」
シヤはキッサたちを見ながら言った。シヤは不安そうだけどまぁ大丈夫でしょ。
少し歩いて隣の部屋へ行くと二人のキッサが
「金のリボン!?」
と叫びながら地面に落ちてる金のナニカに向かって走ってった。
『金のリボン』は確か、金のコーティングがされてる店で高く売れるリボンのハズ。
しかし、キッサがリボンを触った瞬間、リボンは薄紫色のスライムになった。
「メタモン!? つまり、あのキッサは...」
とシヤは言ったあと、二人目のキッサに電気ショックを当てた。
するとそのキッサも薄紫色のスライムになり、弱々しく「モン...」と言ったあとそのまま地面の中へ倒れたように入った。
「みんな! 気を付けて! この階、メタモンが沢山いるっぽい!」
シヤが言い終わるとほぼ同時に辺りから僕たちのコピーが現れた。
「はしれぇ!!!」
シヤは思いっきり叫んだ。
僕たちは訳もわからず、出鱈目に走って、早く階段が出てくることを祈ってるばかりだった。
そして見えた。僕たちはまるで階段があと数秒で消えるかのように急いで階段を下りた。
24階はまるで僕たちが時計の中にいるかのように歯車が沢山ある。どこを見ても歯車、歯車、歯車!
「じゃあ行くよー! ってシヤ? シヤ〜? おーいシヤ!」
「ん? あ、分かった分かった。」
シヤは歯車をじーっと興味深そうに見ていた。
歯車から歯車へと跳ぶのはちょっとだけ難しいけど、あのイライラ棒をクリアした僕たちには難なく飛び越えられた。
出てくる敵も歯車を連想させるような敵ばかりだ。それにシヤもいつもとは違い、歯車を傷つけないように注意してるように見えた。
「シヤって歯車好きなの?」
「うん! ほら、歯車ってなんかすごいじゃん、それにこんなに凄い景色が見られるのは人生で一回だけだよ。」
シヤは目を輝かせて言った。僕は今まで、そしてこれからもシヤがこんなにも嬉しそうにするのは見ないだろう。
そうして24階は特になんもなく終わろうとした。が、
「もうすぐこの階も終わりかな...って誰!」
とランプラーがふらふらとあとをついてきたらしく、ようやく追い付いたらしい。
「やぁ、僕はイズだよ。安心して僕たちは多分仲間だから。」
「僕はシヤだよ。」
「ボクはキッサ! 金属に詳しいよ。」
「僕はウルルだよ。ほぼただいるだけだよ。」
ランプラーは少し戸惑ったが自己紹介を始めた。
「やぁ...僕はランプラーだよ。名前は...コボウド...だよ。よろ..しく...?」
「「「「よろしく!!」」」」
そうして僕たちは新たな仲間を迎え、25階へと向かった。
25階は前階か特になんにもなかったのですっごい難しいかと思ったら今までで一番普通だった。
しかし、なにか違う。
まず、敵も罠も何もない。
それに僕のカンこれは嵐の前の静けさだと言っている。
しばらくして僕たちは一つの通路と看板があった。
看板は少々朽ちてたがこう書かれていた、『危*! この*き *意 準備し*からい*べ* こ*さき 獰猛*』最後の文はどうしても読めなかった。とりあえず、危険、というのは分かった。
しかし、ここまで来て引き返す訳には行かない。僕たちは進んだ。
コボウドは嫌がってたけど。 い っ か !
2024.2.16 00:57:48 公開
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