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地下11階まで来るとかなり体力が減ってくる。あ、もちろんHPじゃないほうね。(さっきまでオボン100個ぐらいあったし…)
「！」
ドンッ…ドンッ…と何かがでっかい足音でこっちにやって来る。しかもどんどん音も大きくなる。隣のシヤからは「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」と呪文のように唱えている。しかも困ったことに足音が大きくなるにつれ「南無阿弥陀仏」も比例してうるさくなっていく。
そして影から現れたのは…

　　　　　ポ　ケ　モ　ン　の　形　を　し　た　銅　の　塊　だ　！

しかし恐ろしい音や恐ろしい見た目なだけでこっちには銅ぐらいなら体当たりでぶち壊せる我らがキッサがいる。
ドーーーン、バーーーン、ガシャガシャ、ボロボロ
秒でキッサがポケモンの形をした動の塊を破壊した。
でもよく考えたらなんでそんなもんが動いてたんだろう？破片からは機械っぽいのはないし。
あといい忘れてたけどやっと監獄エリアは抜けったぽい。
そして僕らはポケモンの形をした動の塊が動いた理由を探るべく、奥へ進んだ。

しばらくして…

なにもない…

もうしばらくして…

一匹の布切れっぽいポケモンが現れた！
「弱そうだね〜」
とキッサが呑気に言った。
ー君達はこの俺が弱いと思うんだね？
？！脳ミソに直接語りかけてくる。
ーまあいい、君達は上の階のガブリアスにはもう合ってるか。
「合ったよ!」
とキッサが雰囲気をぶち壊してでかい声で言った。
ーそうか、そいつは弱かっただろう。
「うん!僕の環境破壊爆発四散エクストラキャノンで倒したよ!」
ー？…タネマシンガンのことか。こんな与太話はもういい。君達が俺のことを弱いと思うならかかってこい。
ところがキッサはやっぱり偉い。早速、高速環境破壊爆発四散パンチ(マッハパンチ)を布切れに当てた！
…が、倒したどころか布切れには全く効いてないように見える。
ーそんなので俺を倒せるとでも？
「あれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??」
布切れの反撃!急にキッサの持っていたバッグが宙に浮き、何度もキッサにぶつかった。
シヤの方を見るとこんなのに巻き込めれまいとすこ〜しずつ後ずさりをしてた。
あれ、そういえばウルルはどうしてるんだろう?
流石の布切れでも疲れたらしく、バッグを宙に浮かして遊ぶのはやめたらしい。
「逃げるなら今だ!」
僕はキッサとシy…あれ?シヤは?
まぁいっか、僕とキッサは必死になって逃げた。
ー逃げられると思うか?
まだ、布切れは語りかけてくる。
その時だった。僕とキッサはいきなり全く別の部屋にいた。
「早く!!この階段を!!」
シヤが焦った口調で言った。
「わ、分かった!」
僕らは階段を降りまた一段と深いところへ行った。