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片耳が告げる世界の最後
8 シロップメープル(最終回前編)
著 : さくわふる
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アローラライチュウのシロップは、普通のライチュウのメープルと一緒に未来のことを伝えようとした。
シ「ぼくのこと知ってたなんて驚きだよ」
メ「そうか。私もびっくりしたよ。事故で片耳になってしまったなんて気の毒だ。」
シ「うん・・・でもしょうがないよ」
その後、2人は静かになった。
「あのライチュウがいるぞ」
「なんか2人いるな〜」
シ「みんな、相変わらずつめたい・・・」
メ「本当にな。でもちゃんと伝えないとみんな死んでしまうから。」
シ「そっか・・・そうだね・・・」
2人はどうしようもできなくなり、ただ狭い歩道を歩いていた。
メ「ん?もう夕方か。」
シ「本当だ。気づかなかったよ」
メ「どうする?シロップの家に行くか?」
シ「ぼくはどっちでもいいよ」
メ「シロップ・・・?」
シロップはだんだん悲しくなってきたようで、あまりしゃべらなくなってしまったようだ。
メ「元気出せよ」
シ「うん・・・」
シロップの家にて。
メ「おかわりください」
「あら、メープルくんたくさん食べるのね」
2人はシロップの家で夕飯を食べている。
「それに比べてシロップは。全然食べてないじゃない?」
シ「そうかな?普通じゃないの」
メ「シロップは疲れてるんだよ。・・・あ、シロップ。伝えなくていいのか?」
シ「・・・あ、そうか!あのねお母さん・・・・」
「?」
シロップは未来で世界が終わることを伝えようとした。
シ「信じなれないと思うんだけどね、3月1日、世界が終わっちゃうんだ。」
「・・・・!そうなの?!」
シ&メ「え?」
「そんなこと、もっと早く伝えなさいよ?!」
シ「・・・う・・ん・」
メ「実はですね・・・」
メープルはシロップのお母さんに、ワープしたこと、2人が出会ったこと、王様に出会ったことなど全部話した。
「避難しましょうか」
シ「え?」
「私ね、みーんなに伝えられる自信があるわ。やってみせるわよ」
メ「それはありがたいです!」
シ「お母さん・・・・!」
メ「よし!シロップ、早く寝て明日朝早くから出発だ!」
シ「おー!!!!」
次回最終回!
2017.4.1 17:52:30 公開
■ コメント (3)
※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。
17.4.3 07:22 - さくわふる (boostar) |
もう最終回かぁ〜 17.4.1 21:41 - 不明(削除済) (7777777) |
シロップちゃんの母、何だか頼もしいですね。 最終回はどうなるのか楽しみにしています! 17.4.1 20:39 - LOVE★FAIRY (FAIRY) |
次回本当に最終回です!早いですね・・