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アローラライチュウのシロップは、世界が終わることをみんなに知らせた。
しかしみんなは全然信じていなかった。

シ「どうしてーーーーーっ」

冷たく、大きな声がホイップ市を包み込んだ。
ポケモンがぞろぞろ後ろからやってくる。

その中に、聞いたことのある声が聞こえた。

「君、大丈夫かい？」

シ「・・・？！」




この声は・・・そう。
ぼくが気を失っているときに聞こえたなぞの声と同じだった。

「私の名前は、ライチュウのメープルだ。」

ライチュウのメープルは、シロップより少し年上そうな男だった。

シ「ライチュウ・・？なのにぼくと姿が違うよ？！」

メ「ちがう。私は普通のライチュウで、シロップがアローラのライチュウなんだ。」
シ「わかったけど、どうしてぼくの名前知ってるの？」


メ「知ってるさ。シロップ。私はな、お前が事故で片耳を無くして病院にいるとき、私もその病院にいたわけさ。お前、よく見たら片耳だな・・・って思って。しかもシロップって名前呼ばれてたし。」

シ「うう・・・そうだったんだ」
メ「うん。私は君のことが気に入った。お前のやることも何も全部知ってるからな。」
シ「ってことは・・・みんなに未来のこと知らせるの手伝ってくれるの？！」


メ「ああ。よろしくな。」
シ「よろしくね。」

２人のライチュウは並んで歩いていった。
しかしメープルにはとんでもない秘密があるのはもちろん、誰も知らないのであった。