サカサマサイレンス
2. スピーカーと噂
著 : ななし?
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やあ、また会ったね。えーと…ごめん、そういえばまだキミの名前聞いてなかった。
……へえ、いい名前じゃん。この前は…そうそう、「ラート」って名前つけたとこで終わったんだった。
それで、ユウヤとラートの奇妙なコンビができたワケなんだけどね。
喋るポケモンなんて聞いたら、間違いなく注目を浴びるでしょ?
マスコミとかならまだいいけど、イナニ組とかマリンズ・ファミリーみたいな悪い奴らも寄ってくるだろうし、最初は隠すつもりだったけど…それじゃ今までと状況変わらないじゃん、ってことでやめたんだよね。
話は戻るけど、ラートのこと特に隠さずにいたらまあ、大体さっき言った通りの展開だったよ。
悪い連中こそ来なかったけどさ。
研究者なんかもいっぱい来て、あれこれ調べたみたいだけど…なんで喋るのかはよく分からなかったな。
ユウヤは『どうでもいい』って感じだったと思う。まだ小さかったしさ。
でも、人の噂も七十五日って言うじゃん?変に注目されることも少なくなって。
まあ、平穏な生活に戻った…って言ったらアレかもだけど、そんなこんなで3年ぐらい経った頃かな。
ユウヤが『旅に出たい』って言い出したんだけど…
…あ!ごめん、明日けっこう遠くで仕事あるんだった!
…え?キミにもその手紙が届いたの?「こんな一般人になんで送った」?そこ不思議だよねー。
んじゃ、また明日!
-次回、早くも番外編-
2018.11.3 19:44:49 公開
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