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朝か...

「おはようミール」

相変わらず起きるの早いな...


ガサッ ガサガサッ

「誰だ!」

近くの草むらが揺れていたので声をかける(?)。
すると、緑色の髪の毛をした小さな男の子が飛び出してきた。

「ごごごめんなさい!」

「ごめん...ビックリさせちゃったかな...僕はミール。こいつは相棒のデルタ。」

デルタはペコッと頭を下げた。

「こちらこそごめんなさい。僕はミツルです。トウカに住んでます。今日ははじめてのポケモンをゲットしようとここに...」

「僕でいいなら手伝おうか？」

「いいんですか？」



こうして僕はミツルくんにポケモンの捕まえかたや育てかたなどをレクチャーした。
ついにポケモンを捕まえる時がきた。ミツルくんはラルトスを選んだ。

実のところ僕もポケモンを捕まえたことはない。デルタにも教わりながらトレーナーズスクールで得た知識もフルに生かして教えた。









「ありがとうございます！」
無事にラルトスを捕まえられた。

「よかった、役に立てて。また会ったらバトルしよう!」

こう言って僕はトウカジムの方へ、ミツルくんは自分の家ヘ向かって別れた。
人の役に立つってこんなにも気持ちいいものだと初めて知った。

ありがとう、ミツルくん。