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思い出リターンズ!

著編者 : 窮爽

第5話  病院騒動

著 : 窮爽

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そして、翌日―
正午、船は予定通りにアルペス島に到着した。人々はほとんどこの病院関係の人たちばかりだった。人々がおり去った後に3人も船から降りる。病院まで歩いていると、薬草が生えていたり、木の実ができていたりしていた。
「さすが、病院。薬草なども栽培しているんですね。」
綾太があたりをきょろきょろしながら言う。
「この島は薬草などができやすい地形で、気候がいい。薬草の栽培にはもってこいなんでしょうね。」
勇騎は微笑みながらそう説明する。綾太は“へ〜”と興味シンシンだ。
「あと、春になるとバタフリーやアゲハントが蜜を求めてこの島に来ます。その時、羽根などについた花粉が薬草や木の実などについて成長しやすくなるというのもあります。」
すみれは1言付け加える。それに綾太はまたもや”へ〜”と興味シンシンに聞いていた。そんなことを話しながら3人は歩いていく。そして、病院に着いた。3人は病院へと入る。受付の看護師に話した。そして、院長室へと入る。院長は椅子に座っており、3人は手前のソファーに座らせてもらった。
「では、今日は血液の量を調べさせていただきます。」
「わかりました。そのあと、お話しさせていただきた血液の採取を行いましょう。」
「はい。」
3人はそう話し、院長に連れられ血液保管室に案内される。言っていた採取のことだが、院長によると前の医者がなくしたのか知らないが、すみれの血液がないらしい。そこで、今日調べた後血液を採取することになったのだ。それも当然。あの時、すみれのことを忘れるとき、その証拠品なども失われる。血液も当然消えるのだ。だから無いのは当然なので、すみれは特に驚かなかった。そして、血液の調査が始まった。フェンドルノメンバーの血液にパソコンを向ける。そして、以前のデータと比べるのだ。
「調査終了。 フェンドルノ皆サン 全員 ノ 血液 ハ ワズカデスガ 減ッテイマス。 コレデハ 誰モ
気ヅカナイ ハズデス。」
コンピューターはそう説明した。これで確信できる。確実に敵は血液を盗んでいたのだ。そう納得し、3人は調査を終える。そして、血液採取室へとすみれと院長は入って行った。“腕をお借りします”と院長がいい、すみれは腕を伸ばす、院長はすみれの手を持つ。その時だった。
(・・・?時空の叫び?)
時空の叫びが起こったのだ。それは映像だった。


夜、島の浜辺に院長が1人立っていた。誰かを待っている様子。すると、後ろからドン!院長は後ろから頭を殴られ、気絶した。そこにいたのは院長だった。どうやら殴った院長は偽物らしい。すると、スリーパーと共に人影が現れた。暗くてよく見えない。
「お疲れ様です。…医者のコピーなど作る予定などなかったのですが…まあ、怪しまれなく、あの方の血液を手に入れるため…実験台も増えますしねぇ…では、bR01、よろしく頼みましたよ。」
男がそういうと偽物はうなずき、病院のほうへと歩いて行った。男は本物と共にスリーパーのテレポートで去って行った。


そこで時空の叫びは終わった。すみれは予想する。
(・・・血液…まさか…)
すみれはそう考え、院長の手を払う。院長は注射を持ちながら尋ねる。
「どうしたのですか?さあ、準備はできました。」
「……」
院長の誘いにすみれは乗らず、パソコンを向ける。コピーが本物か見分けるのだ。そして―
「ピピピ!危険、危険。 コピー、コピー。」
コンピューターはコピーと判断した。すみれはパソコンを閉じ、、バックに入れる。そして、モンスターボールを構える。院長はコンピューターの声を聞いた瞬間、表情がなくなった。すみれはひとまず、部屋から出た。急ぎ気味で。
「?すみれさん?採取はどうなったんですか?」
「…その様子だと、採取どころではないみたいですね…」
綾太が首をかしげる中、勇騎はなんとなく予想が付いたかのような口ぶりで言う。すると、突然!
「…!」
部屋から突然コピーが走りだしてきた。すみれはコピーの後ろの襟をつかみ、背負い投げをする。それに気づいた医者達が悲鳴を上げる。コピーは無表情で立ち上がる。
「コピーのようですね。」
「じゃあ、ひとまず外に出たほうが…」
「では、外に走りますよ。」
3人はそう話し、外に向かって走り出した。コピーはそれを追いかける。そして、浜辺に着いた。すると―
「どうしたんですか!?母さんに言われてやってきたんですけど!」
トイが走ってきた。トイは3人のところで止まる。3人は簡単に事情を説明した。それにトイは驚く。
「そうだったんですか…」
その時、コピーのそばにスリーパーが現れた。スリーパーはすぐにテレポートを繰り出す。そして、コピーと一緒に去って行ってしまった。そのあと、医者達に事情を話すと医者たちは悲しんだ。必ず助け出すと約束し、3人は船へと乗り込んだ。トイはしばらく病院でガードをすることになった。すみれは3人に見たことを話した。
「うーん…今度はジムリーダーや四天王、チャンピオンたちのコピーを作り出そうと…?」
「そういうことでしょうね。…ひとまず、すみれさんの血液が手に入らなかったのは不幸中の幸いでしたね。」
「そうですね。」
3人は部屋で話していた。。綾太の疑問に勇騎は推測し、すみれは納得する。
「すみれさんのコピーができたら、それこそやばいですって。」
「でも、ほかのチャンピオンのコピーも厄介ですよ。」
「そうですよね…何とか対処法があればいいんですが…」
3人は頭を悩ませる。
「とにかく、血液を敵に回さないようにしないといけないですね。」
「そうですね。」
「帰ったらフェンドルの中から3人ほどとジムリーダーや四天王の中から3人ほど病院に行ってもらいましょう。すみれさんは残っていることにしましょう。血液を奪われないようにするために。」
勇騎はそう提案する。それに2人は納得し、賛成した。そんな話をする中、船はゆっくりと進んでいくのだった―


「ふう…しかし…何故コピーだとばれたんでしょう?パソコンを使う前に予感を感じたのは?」
ある怪しげな城のような建物。その研究室で男はコピーの映像を眺めながらつぶやいた。
「…まったく見当がつきませんね…無敵のチャンピオンと言われた方の血液だけなのに…惜しいですね…・」
男は頭を悩ませていた。すると、突然にやりと笑った。
「…そうだ…注射じゃなくても血液は取れるじゃないか……こういうのに向いているコピーは…と…」
男はそうつぶやくとフェンドルのコピー室へと入った。コピーを見ていく。すると、あるコピーを見てにやりと笑った。
「あったあった…ありましたよ・・・ぴったりなコピーが…初仕事の内容がこれとは・・・このコピーは運がいいですねぇ…」
男はそういいながら部屋を出て、研究室のパソコンを操作した。そして、キーボードで”bO4、bO4手持ちと打つ。すると、ある1体のコピーは身体についている線を取り外し、コピーの部屋から出る。それと同時にポケモンのコピーの部屋で6体のポケモンのコピーが体についている線を外し、モンスターボールをそれぞれ持って部屋を出た。そして、7体のコピーは男のもとに来る。人間のコピーはモンスターボール6個を受け取ると、6体のポケモンをモンスターボールに戻し、腰につける。
「さあ、初仕事です。この方の血液を…紳士的に分けてもらってもよいですし、…乱暴的に分けてもらってもかまいません。…とにかく、この方の血液を奪うのです。…その前にまず、ちゃんとすり替わって…ね。」
男がそういうと、コピーはうなずき、現れたフーディンのテレポートにより去って行った。そして、男は不敵な笑みをこぼしながら自分の部屋へとはいって行った―

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2011.3.29  14:23:29    公開


■  コメント (3)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

すみれ「…それもいいかもしれない。」
おい!ストーリーにならないから!てか、いきなり出てきてなに言ってんだ!(汗うーん…まぁ、協力するならいいけどさ、殺っちゃあいけないよ。
男「うんうん。」(滝汗
こいつもそうとうびびってっから!可哀そうに見えてくるわ!ホント!
…茶番劇失礼しました。コメありがとうございました!それでは!

11.3.29  19:51  -  窮爽  (monoraru)

こんばんは〜
すみれ危なかった(・。・;)もう少しで血液を
偽者に奪われるところだった・・・
全くどれだけ卑怯なんだか・・・というか!?
最後の文章の意味って何だか不安にさせますね><
未威也「ウザイなぁ・・・よし、俺が殴りこみに
     行ってやる!!覚悟しとけよぉ〜?((怪しげな笑み」
やめろぉぉぉぉぉ!!ストーリーが終わっちゃうから
すみれがやらないと意味ないから!?
では、未威也が暴走する前に・・・
頑張ってくださいね〜!!((殴られ/間二合ワナカッタネ

11.3.29  19:33  -  papiko  (papiko)

さあ、院長が。
すみれ「というか、ポケダンまだプロローグしかやってないじゃない。」
うっ…それを言うな・・・これからやろうと思っていたところだよ・・・
えー、それでは!

11.3.29  14:24  -  窮爽  (monoraru)

 

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