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思い出リターンズ!
★第11話 別れていても
著 : 窮爽
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そして、リンキョウシティの港―
ホウエン行きの船を待っていた。そして、望雄の手にはフーディンのボールが。
「…お前、よくあいつにボール渡せたな。」
「まあ、そこまで信頼がないわけではないですし。」
「はは…酷い言われようですね…」
「ホントですよねぇ…やはり、ツンデレですよねぇ…クックック・・・」
「うるさい!このクラウンが!」
4人はそんな風に話していた。その時、すみれは何か気配を感じた。
「……」
「…あなたも気配を感じるようですねぇ…」
「…?なんだ?」
「……」
4人は警戒をする。すみれと望雄の目線は人混みのほうにあった。2人もそのほうを見る。すみれは2人を見て言った。
「・・・先に船着き場に行ってください。…奴らが見つけて追いかける様子を見るのは見苦しいですから。」
「確かにそうですねぇ…では、お言葉に甘えていきましょう。」
「…また、いつか。」
「お元気で。」
「望雄さん、また楽しくお話でも!」
「そうですねぇ・・・クックック・・・それでは…」
2人はそういい、船着き場へと向かった。残った綾太とすみれは呆れかえっている。
「ふう…奴らもしつこいですねぇ…」
「…安藤さん、口調が移ってますよ。笑い方は移ってないようですがね。…とりあえず、早く終わらせます。」
2人はそう話し、身構える。顔を見合わせると、綾太はいつも持ち歩いているマイクを使って言った。
「皆様、しばらくの間この場から離れるようご協力願います。すぐに終わらせますので。」
その言葉に人々は首をかしげるが、その場から離れていく。そして、その人混みの中からすみれはひっぱりだす。
「…しつこい。しつこい人は嫌われる。」
「うるせぇ!昨日はよくも邪魔をしてくれたなぁ!容赦しねえ!追うのはあとだ!」
1人がそういうと、一斉にポケモンをすべて繰り出してきた。2人はため息をつく。
「数で勝てるとでも思ってるのか?」
「…さすがに敵に対してはため口ですね。…ま、思い知らせましょう。」
2人はそういうと、すみれはジュカイン、綾太はルージュラを繰り出した。ポケモンたちが技を繰り出す中―
「ジュカイン、リーフストーム。」
「ルージュラ、吹雪。」
2人は冷静に指示を出す。ジュカインはリーフストーム、ルージュラは吹雪を繰り出した。ポケモンたちの技は2つの技により押し返され、さらに技にあたり、一気に戦闘不能になる。男たちはポケモンを戻し、おろおろする。
「ゲンガー、とどめの催眠術。」
すみれはそういいながらゲンガーを繰り出した。ゲンガーは催眠術をかける。そして、男たちは眠ってしまった。そのあと、2人で男たちを縛り、ポケモンリーグのエスパータイプのポケモンに連れて行ってもらった。すると―
「なかなかやりますねぇ。さすが、チャンピオンといったものでしょうか。綾太さんもお見事でしたよ。クックック・・・」
「ありがとうございます。」
「…船着き場にいなかったんですか。」
そこには瑠璃と望雄がいた。綾太がお礼を言う中、すみれはため息交じりに尋ねる。すると、望雄は言った。
「クックック・・・瑠璃さんが身に行くと聞かなかったんですよ・・・仲の良いことですねぇ…クックック・・・」
「お前!余計なことを言うな!」
そんな望雄に瑠璃は焦り気味でいう。すると、瑠璃とすみれの眼が合わさった。
「ちっ、違うからな!これは、誤解だ!」
「…そういうことにしておきましょうか。」
「おい!聞いてるのか!?」
「クックック・・・ツンデレですねぇ…」
「ははは…すみれさんもですよ・・・」
「お前らも笑うな!」
「……」
そんな2人に瑠璃は怒鳴る。一瞬すみれは不機嫌になったが、すみれをそんな瑠璃を見て吹き出した。
「プッ…」
「お前なぁ・・・!」
そんな風に4人は最後までいつものテンションだった。そして、船は動きだす。
「お元気で〜!またお話ししましょう!」
「その日を楽しみにしていますよ・・・クックック・・・」
「瑠璃さん、また一緒に見ましょう。」
「あぁ!…今度会った時はバトルを申し込む!」
「…その挑戦、受けさせてもらいます。」
4人はそうして、別れたのだった。そのあと、ホウエンに着いたと連絡が入り、フーディンは男たちをテレポートでホウエンに連れて行き、警察に突き出した。その連絡についでに聞いたが、その男たちはアクア団らしい。追われていた理由を聞き、すみれはこう言った。
「…過去を悔んでも何も見えない。でも、進もう、変わろうっていう気持ちを忘れなければ、必ず何か見えるはず。…応援してるから。」
「…ありがとう。」
「…大変だろうけど、望雄とも仲良く…ね。」
「な!?なんであいつと仲良く…!?」
「・・・いつの間にかため口になってるけど。」
「いいだろう。別に。」
「…そう。じゃ、お菓子には注意を。」
そうして、会話は途切れたそうだ。
「ねえねえ!何してたの?らっくんね、ずっとここにいたんだよ?」
「ちょっと、ハプニングにね。」
「ねえ、不思議な人にあったでしょ?僕にはわかるよ。」
「えぇ、会いましたよ。…その方は面白い人でしたよ…瑠璃さんとも仲が良くて…クックック・・・」
「不思議な人って…あいつのことか?」
「あいつって…名前で呼んだらどうです?恥ずかしがらずに。クックック・・・」
「お前なぁ・・・!このクラウンめ!」
「ねえねえ、楽しかったの?楽しかったの?」
「楽しかったというか…うん…、まぁ…」
「楽しんでいたでしょう?クックック・・・」
「一番楽しんでたお前に言われたくない!」
「そのひと、不思議だったでしょ?」
「…まあな。確かに、不思議だった。」
「確かに、話しているだけでも不思議でしたよ・・・クックック・・・瑠璃さんは鈍いですからねぇ・・・クックック・・・」
「はぁ!?」
気づいていたのだ。すみれの時空の叫びの能力に。望雄と光葵は。そんな風に瑠璃たちは話していたのだった―
「…着々と進んでいますねぇ。…このままいけば偽物化は完成…実験台も増えて一石二鳥というものです…ふふふ・・・」
またあの男は何かを呟いていた。
「…この世の中はコピーが支配する…そして、そのコピーを支配するのはこの私…!…本物は自分の愚かさに踊らされるがよいのです…そして、本物が偽物に、偽物が本物になる日も近い…」
男は不敵な笑いをこぼしながら自分の部屋へとはいって行った―
2011.4.1 23:19:21 公開
■ コメント (5)
※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。
11.4.2 21:38 - 窮爽 (monoraru) |
こんばんは〜 とうとう終わってしまいましたね・・・という事で お疲れ様でした\(^▽^)/ 読んでいて楽しかったし、あっという間でした!! そして、ジュカインは強さを衰える事を知らず・・・って感じですねぇ^^ それでは、続き読みますね〜 ・・・・・・あ、あの・・・・風鈴さんっっ こちらでもコラボして頂けないでしょうかぁわわわわあぁ((失神 11.4.2 21:33 - papiko (papiko) |
ありがとうございます!終わってしまいましたよ… すみれ「いつでもどうぞー。」 勇騎「楽しみにしてまーす。」 綾太「待ってまーす。」 キャラたちもまた楽しみのご様子で^^ それでは!そよかぜさん、コメありがとうございました! 11.4.2 16:51 - 窮爽 (monoraru) |
風鈴さんこんにちはwそよですよ! 今回は本当にありがとうございました!もちろんこちらの方でもコラボさせていただきます!もう少し後になりそうですが^^; 瑠璃「また会いに行ってやるからなっ」 望雅「行かせてくださいでしょう?ものの言い方には気をつけたほうがいいですよ?クックック」 このお二方も大変楽しかったご様子でっ本当に面白かったです^^ 続きまた見に来ますねありがとうございました!お疲れさまです! 11.4.2 15:16 - harumi (34sykm) |
これで、コラボは終了です!そよかぜさん、今回はコラボのお誘い… 全員「ありがとうございました!」 考える時も新鮮さを感じれて、楽しかったです!また、機会があればコラボしましょう!次にする時はそちらのほうでしていただいてもよろしいでしょうか?無理でしたら、断っていただいてもよろしいので! それでは!ありがとうございました! 11.4.1 23:21 - 窮爽 (monoraru) |
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コラボ、大歓迎です!やりますよぉ!キャラ崩壊しない様にしなければww
やります!はい!喜んで!
それでは!