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　ぼくは持っている トリックスイッチ を押す。

ゼナ「な……なんだ?　う……動きが……」

　ゼナの動きが鈍くなり、ぼくの動きが素早くなる。そしてその隙に やどりぎのたね を撃つ。

ゼナ「くそぉ……これでもくらえぇ。」

　そう言って色々な技を連発して撃ってきたが、ぼくは全てかわす。そのうえ、ゼナは撃つたびに体力を奪われている。

ゼナ「く……そ……。」

　ついにゼナは倒れる。というより地面におちる。しかしぼくはまだ喜べない。

ぼく「ルラアアアァァァ!」

　部屋を出てみても、ルラがいない!　むこうの壁に自分の身長くらいの穴がある。穴を覗くと……ルラが倒れている!

　その穴のむこうに出ると、そこは工場の外だった。しかし運の悪いことに、グラエナたちに囲まれている!　ぼくは逃げるために つるのムチ を伸ばし、工場の中入ったときのように煙突に引っ掛け、上がろうとするが……グラエナたちの攻撃により つるのムチ が切れてしまい、落っこちてしまう。そのままぼくは気絶する。

(ウィズが気絶している間、チェリーは)

チェ「あああぁぁぁ!!」

???「ははは……やっと進化してくれたか。さっさと進化すれば苦しまずに済んだものを……。おぉ、これはすごいエスパーパワーだ……。いまの世界を滅ぼし、作り替えるのに十分な値だ!　やったぞ!　ついに、ついに……。」

***作者から***

　ウィズ、ゼナを倒したものの、下っ端らしきグラエナたちにやられるとは……。

　次回もお楽しみに!