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　どうやらここは入り口とは反対らしいので、反対側に回ろうとして、角を曲がったら、奥にグラエナがたくさん見える。どうやって工場の中に入ろうか考えていると、煙突をみて、ぼくはひらめく。

ぼく「煙突から入ろう!」

　ぼくは つるのムチ を煙突にひっかけ、そのままするするーとのぼる。そして上からルラを釣り上げる。そのまま煙突の中に入る。だれにも気がつかれなかったようだ。

　部屋に出るとそこは薄暗く、錆びて使い物にならなそうな機械が並んでいる。歩いていると、別の部屋かららしき声が聞こえる。ゼナの声だ。

ぼく「走ろう!」

ルラ「うん。」

　少し走ると、扉が見える。中からなので、簡単に出られる。そして、声のする方へ走る。ついに、その部屋を見つける。ぼくは道具を用意する。そして、ドアを開け放つ。

ゼナ「あぁ?　誰だテメェら。」

ぼく「チェリーを返せ!!」

ゼナ「は?　チェリー?　あぁ、あの進化してくれねぇテールナーか。ってぇことはお前あの時のイガ栗か、生きてたのか。進化までして頑張ってるなぁ。だが、ここにはいねぇ。そして、俺の邪魔しそうな奴は殺す!!」

　そう言ってゼナが放った悪の波動をかわす。しかし……ぼくがかわしたことによりルラに命中する。ルラはそのまま壁を突き破って吹っ飛んだ。

ぼく「ルラアアアァァァ!!」

ゼナ「テメェなかなかやるな。」

ぼく「くっそぉ。」

　こうしてゼナとの二度目の対戦が始まった。

(そのころチェリーは)

???「進化しろおおおぉぉぉ。」

チェ「うーん……ウィズ……助けて……。」

???「テールナーには進化したのに、進化して進化に耐える力も強くなったって訳だ。薬を強力にしなければ……。」

　チェリーはむりやりテールナーに進化させられ、マフォクシーにならないよう耐えているところだった。

***作者から***

　約束どおりチェリーの安否確認を書きました。

　ゼナへの復讐、ついに始まりましたー。次回もお楽しみにー!