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　そこでぼくたちは分かれる。サイドは身を隠し、ぼくは塔のてっぺんを目指して渾身の力で つるのムチ をとばす。塔のてっぺんにひっかけ、そのまま上がる……しかし、どこからか かえんほうしゃ がとんできて、ぼくは真っ逆さまに落ちる。

ぼく「痛あぁー、何だ?」

　上を見上げるとなんとそこにはサザンドラがとんでいた!

サザ「あ、お前はあのときの。」

ぼく「ゼ、ゼナ?!」

サザ「わははは、よく分かったな。」

ぼく「テメエェー、チェリーとルラを返せ!」

　そう言いながらぼくは やどりぎのたね をうつ。しかし、ゼナはそれをすべてかわして急接近してきた。ぼくはとっさの判断で アームハンマー をうつ。しかし、ぎりぎり耐えてゼナが攻撃をする体勢になり、もうダメか、と思った次の瞬間、ものすごい光線が走る。

ぼく「ま、まぶしい!」

ゼナ「うわあぁぁー!」

　光がおさまると、そこには倒れているゼナの姿がある。

ぼく「サイド!」

　早速サイドに助けられて困難を乗り越える。もういちどてっぺんを目指して つるのムチ をとばす。ほとんどは壁やカーテンなどに遮られて見えなくなっているが、一部分だけ鏡のように反射している部分がある。するとぼくはひらめく。

ぼく「マジックミラーか!」

　ぼくは試しに やどりぎのたね をうってみる。すると見事に跳ね返る。

ぼく「へんかわざを跳ね返した!　やっぱりマジックミラーだ!」

　ぼくはそこ目掛けて タネばくだん をうつ。マジックミラーと思われるものが飛び散り、中の部屋の中にいるのは……一匹のカラマネロ。

カラ「さわがしいですねー。ぼくはモナクだよ。ボスだよ。あなたの名前は?」

ぼく「ウィズだよ。お前がボスか。チェリーとルラを返せ!」

モナ「それはちょっと面倒ですね。そしてあなた、ちょっと邪魔なので排除させてもらいますね。」

　こうしてモナクとの決戦が始まった。

　タイムリミット : 7時間

***作者から***

　ついにボスの名と種族が明らかに!?　ボスはゼナじゃなかったんですねー!　実は気がついていた方もいらっしゃるようですが、あらすじのところで「黒い影」が「黒イカげ」になっていて黒い影がイカであることを意味していたんです!　ウィズ、モナクに勝てるといいですね!　それでは!

　次回更新予定 : 10/1(土) or 10/2(日)　午後
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