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私のトレーナー

著編者 : 窮爽

23ターン目 偶然という都合

著 : 窮爽

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次の日、私達はヤマブキシティに着き、ポケセンの部屋を取ってヤマブキシティを何気ない会話をしながら散歩していた。

「なぁ、ヤマブキシティでどっかいい喫茶店とかあるか?」
「知らねぇよ。お前、紅茶依存症だろ。絶対」
「…そんな病気あるんだ…」

ルイの質問に想現真はため息交じりで答えた。瀘慧は納得したように頷いている。
…依存症って言うのはあるけどね…
私はそんな会話を聞いて苦笑していた。…今さらだけど、瀘慧って…天然?何だか、三月に似ている気が…
私はそんな事を考えながら歩いていた。…ん?
私はぴたりと足を止めた。

「レパルダス、どうした?」
「……どうしたの?」
「何か見つけたんじゃねぇか?」
「……」

3人は私に尋ねる。私の眼に入ったのは向こうのベンチに座っている2人だった。
…誰かに似ている様な…と言うか本人…?
その2人が誰かに似ている気がした。私は気になり、そのほうへと走り出す。

「あ!おい!」
「…レパルダス?」
「まー、取り敢えず行こうぜ」

そんな声も気にせず私はベンチの方へと駆け寄っていく。近づいて行くうちに2人の姿がハッキリしてきた。
…あ。

「ん?このレパルダス、誰のだ?」
「……」

そこに居たのはクレープを持ったすみれとその従兄のシィだった。本名は知らないけど。
後から3人が走って来る。すみれは想現真を見て

「…あ。居た」
「あ。居た…じゃねぇぇ!!何のんきにクレープ食ってんだ!?」

何気ない顔で言うすみれに想現真は怒鳴った。
…まー、確かにクレープ食べてるとは思わないわね…
ルイが尋ねる。

「ん?知り合い?」
「まぁな…」
「…まぁ…会えて良かったんじゃないかな…」

想現真はウンザリする様に頷いた。瀘慧はそれを宥める様に言う。想現真は渋々頷いた。

「というか、お前等何で一緒に居るんだ?」
「それはな、俺がヤマブキを観光してたら偶然すみれに会ってさ☆まー、色々積もる話をな♪」
「…兄さんの場合はどーせ観光じゃないでしょ」

シィの答えにすみれはクレープを口に含めて横目でシィを見ながら呟いた。
シィは『まー、そうかも』と苦笑しながら言った。
すみれはチラッとルイの方を見る。

「ん?何か?」
「……いや…知り合いでよく似た人が居るので」

ルイが首をかしげる一方、すみれはそう答えた。そして、最後の一口を口に放り込み、立ち上がる。

「じゃー、リーグ戻ろ。取り敢えずは」
「ん?あ、あぁ…そうだな」
「とゆー事は同行しゅーりょー?」

想現真が頷くとルイはいつの間にか頬張っていたクッキーを飲み込み、言った。
まぁ…そう言う事でしょうね。

「まぁ、世話になったな」
「何かはぇーなー。俺はちょっと観光しようかな」
「……えっと……」

ルイは周りをキョロキョロしながら言った。一方で瀘慧は何かを言いだそうとしていた。

「ん?何だ?」
「えっと……い、今までありがとう…ちょっと、この旅で自信ついたし……」

瀘慧は少し微笑みながら言った。想現真は『そうか』と向こうを向いた。
…照れてる?

「そっか!良かったな!それじゃーさー、一緒に観光しねぇか?」
「うん……じゃ、じゃあね」
「あぁ」

2人はそう言って、向こうへと歩いて行った。想現真は振り向かずにそう呟くだけだった。
すみれはフーディンを繰り出す。

「じゃ、兄さん。これで」
「OKー。じゃーな!」

シィはそう言ってポケットに手を入れて向こうへと去って行った。
ベンチの前に残ったのは私と想現真とすみれとフーディンだけになった。

「じゃ、フーディン」
「分かった」

フーディンは頷き、テレポートを繰り出した。
そして、一瞬にしてリーグの前へとやってきた。
やっと…って感じねぇ…
私は小さく伸びをした。

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2011.8.27  20:05:48    公開


■  コメント (2)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ユランさんへ
依存症w皆使い方がww
想現真「俺はどMじゃねぇっつてんだろうが!!諒輝は知らねぇけどっ!」
おい(汗
久々の登場ですよ^^;特にシィは(汗
ちょwww貝www
想現真「テンション高ぇ(汗」
まぁ、明るくて良いじゃないのb
コメありがとうございました!それでは!

11.8.28  15:10  -  窮爽  (monoraru)

こんにちはw
依存症wwwそしたら私も麦茶依存症か((ォイw
貝「諒輝は・・・・・・女性依存症?」
ロズレイド「想現真さんは・・・ドM依存症?」
諒輝「僕はじょせいいぞんs・・・ちょっと待って!!依存症の使い方違うじゃん!?」
さすがつっこみ役(・ω<)b((意味不w
すみれとシィの登場ですね!!
やっと着いた・・・w
貝「やっとたどり着いたー!ポケモンリーグゥー!」
楓「もしかしてそれ。運動会の掛け声をイメージしてるのかしら?」
貝「うん★待ちに待ったー! 観光めぐりー!」
楓「感動してたのに・・・」
おいおいw
それでは続き読みます!

11.8.28  14:48  -  papiko  (papiko)

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