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私のトレーナー

著編者 : 窮爽

12ターン目 海からの方向転換

著 : 窮爽

イラスト : 窮爽

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「シャドーボール!」
「ぬぉッ!?」

私はペリッパーに持ってもらったまま、力をたっぷりためて、巨大シャドーボールを放った。
それにキバニア達は驚いた様な声を出すが、その時にはもうキバニア達をシャドーボールが襲った。
巨大な水しぶきがあたりに広がり、ラプラスにも水しぶきがかかる。
私は前足でラプラスを指差しながら言った。

「ペリッパー、降ろして」
「OKー」

ペリッパーは頷き、私をラプラスの背中に降ろす。
ラプラスの背中には想現真が横たわっていた。
私はふぅとため息をつくと、ラプラスに言った。

「ラプラス、貴方カントーの逆の方向に泳いでるわよ」
「え!?そうなんですか!?うぅ…方向がさっぱり分からなくて…」

ラプラスは顔を俯かせ、海面を見ながら言った。
まぁ…確かに海のど真ん中じゃ、方向なんて分からないしね…
私が次の言葉をラプラスに掛けようとしたその時だった。
ジャバッ!
海面から後から来たのであろうキバニア達がコイキングの様に跳ね、また海面へと潜っていく。
そして、顔を出してこちらを睨みつけて来た。

「まだまだ仲間が居るんだぁ!終わっちゃいねぇよ!」
「貴方たち面倒くさいわね…」
「…だ…」
「え?」

私がキバニア達に呆れていると、ラプラスが顔を俯かせたまま何かを呟いていた。
私はラプラスを見て首をかしげる。

「…ヤダ…」
「へ?」
「ヤダぁーーーー!!」

ラプラスはそう向こうの水平線まで聞こえているのではないかと言うほどの叫び声を上げると、すごいスピードでキバニア達を撥ね退けて泳ぎ出した。
えぇ!?

「ちょ、ラプラス!落ち着いて!だからそっちは逆の方向なんだって!」
「うわぁぁぁ!!?」

私の声も聞こえない様で、ラプラスは悲鳴を上げながら泳ぎ続ける。
というか、ペリッパー置いて行っちゃったんだけど!?
ラプラスはもう暴走状態で泳ぎ続ける。すると、前方の方に何やらフワフワ浮いているポケモンらしき生き物が現れた。
だけど、今は確認する暇もない。すると、そのポケモンはこう叫んだ。…叫んだと言っても凄く間抜けなのだが。

「テレポ〜ト〜!」

その声と共にあたりは白い光に包まれた。私はとっさに目を瞑る。
……暫くして、私はゆっくりと目を開けた。
そこには…

「うわぁぁ……あれ?」
「やっと落ち着いたわね。…此処、海じゃないみたい」

海ではなく、深い森が広がっていた―

12ターン目 海からの方向転換

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2011.8.12  13:48:23    公開


■  コメント (2)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ユランさんへ
これが、暇人の力!!(蹴られ
レパルダス「他の人を見らないなさいよ(汗」
はい(・ω・`)
足の根元ですか!?大変ですね゜○゜;
巨大打ちやがりましたよ^^;というか、皆w
レパルダス「小さいシャドーボールねぇ…今度練習して見ようかしら」
ラプラス「2匹ともすごいです…!マリさん、レパルダスさん…!」
ラプラス、お前フォローうまそうだな(汗
ラプラスの逃げ足が発動ww(殴られ
レパルダス「ハッキリ言って、あれほどの泳ぎの速さ、初めて見たんだけど(汗」
ラプラス「だ、だって!周りの皆さん、とってもいい人で、逃げる事が無いじゃないですか……え?しょ、勝負ですか…?で、でもでも!私、走るのは駄目ですし…」
いや、深刻に考えるなよ(汗
ペリッパーがナゾノクサと同じ扱いですよ^^;
ペリッパー「でもー、そんなに気にしてないよー?」
ナゾノクサ「良いですね…ポジティブで…」
ナゾノクサ、もっとプラス思考になれ(汗
いきなりの移動ですよ;
ラプラス「えっと、えっと…森って…えっと、が、頑張り…ます…」
レパルダス「貴方、陸では上手く歩けないんだからボールに戻ってなさいよ(汗」
確かに。…あ!心配な事ってまさか、ラプラスの歩きの事じゃ(殴られ
コメありがとうございました!それでは!

11.8.12  20:38  -  窮爽  (monoraru)

こんばんは〜!久しぶりに来たら凄い更新されていたので、ウォォォォォォ!!という勢いでいきよみしましたwそしてパソコンが乗っている机が・・・なんか足の根元が外れちゃって・・・((関係ねぇだろw
きょ、巨大シャドーボール!!さすが!
マリ「わらわなら、巨大じゃなくて2分の1シャドーボールなら放てるがの^^」
オド「それ何にも凄くないよね、威力ないだけだよね」
未威也「でも、威力を半減できるなんて、そうそうできるもんじゃないよ!」
もうお前等の事フォローできねぇよ(汗)
ラプラスwwww挿絵で見ると、大変な事になっていますがwww
オド「に、逃げ足が速いって言ったら失礼・・・か・・・」
マリ「何気に慧瑠とオドは逃げ足が速いからのぉ・・・いつか勝負でもしてみたらどうじゃ?」
慧瑠「こ、こうなったら特訓だ!!ウオオオォォォォォォ!!((走り」
走って行くなよオイ!?
ぺリッパーを置き去りにwww
慧瑠「やはり脇役はそういう役目なのか・・・ナゾノクサとかと同じく」
そうゆー悲しい事言うなよw
テレポートォ!?いったい誰が・・・ってか森!?なぬ!?((超驚き&戸惑い
貝「でも、陸についてよかったよね^^ただ心配なのは・・・」
ロズレイド「?」
貝「それは・・・それは・・・・・・!」
ロズレイド「・・・で?」
貝「それはぁ・・・あれ、何言おうとしたんだろう」
そんな事になるなら最初からためるなテメェ( ̄A ̄)
それでは、これからも頑張ってください!!!

11.8.12  20:19  -  papiko  (papiko)

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