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トレーナーとして…

著編者 : まさる

プロローグ 『普通と化した光景』

著 : まさる

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ほとんど舗装されていない原っぱに囲まれた道。
そこをモンスターボールを見つめながら、
ニヤニヤして歩いている一人の少年が居た。

「モンスターボール…モンスターボール…」

どうやら、モンスターボールを手にとって、興奮しているらしい。

「ヤッホー!ポケモントレーナーになったぞー!」

彼は、飛び上がる。

「俺は、マサラタウンのゴウ!
何か凄い者になる男だ!
………」

新人トレーナーのゴウは、特に旅の目的が決まっていないようだった。

「何しよっかな〜…」

ゴウは、再び歩き出す。

「そういえば、中のポケモン何だっけ?
オーキド博士が何か言ってたけど、
聞いてなかったな…」

ゴウは、モンスターボールを持った手を後ろにやった。

「出てこい!」

そして、モンスターボールを投げる。
ポケモンがモンスターボールから出てくるあの音が耳に入り、
ゴウの興奮度はマックスになる。
中から出てきたポケモンは…

『コラッタ!』

コラッタだった。

「え!何で?
コラッタって新人トレーナー用のポケモンじゃないじゃん!
あ、そういえば…



『悪いがこいつしか残っとらん。
新人トレーナー用のポケモンではないが、
うまくやってくれ。』



って、オーキド博士が言ってたような…
言ってなかったような…」

『コラッタ?』

「まあいっか!」

ゴウは、再び歩き出す。
コラッタは、そのあとに続いた。

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2017.11.13  00:42:29    公開


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