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こちらなんでもやります屋
3 パティシエ気分
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怖い不気味な看板がたつ小さなお店。
ここはなんでもやります屋。
お客さんの願いを聞いてあげるお店だ。
しかし最近来客がない。
だから・・・
カ「暇だああああああああ!」
すると。
ガ「お〜い!カップ!お客さん連れてきたよ〜!」
カ「お客さんっ?!」
ガーリックはおもしろくて明るいブースターだ。
カ「ガーリック!凄い!」
ガ「へへへぇ・・・偶然見つけちゃったんだよ〜!」
カ「えっと・・・お客様!ご用件はなんでしょう?」
「私の名前はライ。今日は君たちにケーキを作ってもらいたいんだ。」
カ「ライさんですね。」
ラ「はい。今日は市軸が誕生日で・・・」
ガ「ん?今、なんと言いましたぁ?」
ラ「市軸。いちじくといいます。」
ガ「珍しい名前だね〜!」
カ「そうですね・・・ケーキはどんなケーキがお望みで?」
ラ「お任せします。あと、できるだけ5時までに届けてください。」
カ&ガ「お任せくださいっ!!」
お客さんが帰ってすぐ・・・
カ「うあああああああん!ケーキなんか作れないよ〜〜!」
ガ「無理ぃ!!!」
楽しそうな依頼だと思ったら、ぼくたちにはまだ早すぎたようだ。
まず、ぼくたちは子供だぞ?
ケーキなんか作れるもんか!
でも、せっかくの依頼なのでがんばろう・・・
ガ「今は2時だ。3時間で2人でケーキなんか作れるのかな・・・」
カ「うーん(泣)」
ガ「そうだ!!みんなを呼んでこようよ!」
カ「なるほど!」
コットンはケーキ作りしそうだ。
ストロベリーはアイデアが斬新だからおもしろいケーキができそうだな。
ソルトだって力持ちそうだし。
ガ「じゃあ、ぼく早速みんなを呼んでくるー!」
カ「ぼくは調理道具を持ってきまーす!」
さあ、勇気がわいてきたぞ。
調理道具か・・・家にはたくさんあるはずだ。
家に着いた。
調理道具をこっそり取っていく。
しかし。
何を持っていけばいいのかわからない・・・。
ざる?ボウル?まな板・・・
ええい!こうなったら。
ガ「おーい!カップ〜!連れてきたよ・・・って」
コ「きゃあああああ」
ス「どうしたんですかあ・・・・?!」
ソ「カップ!!!!」
どうやらぼくは調理道具を全部持ってきてしまい、今それに埋もれている。
ぼくったら・・・
そしてみんなが力を合わせてぼくを助けてくれた。
ソ「次は気をつけろよ。」
ス「びっくりしました・・・」
コ「(半泣き)」
ガ「気をとり直して作るぞ!今は3時だ!急げえ〜!」
つまりぼくは1時間ぐらい埋もれてたんだな(泣)
コ「私、レシピ本持ってきたから!」
ソ「おお!コットン、さすがだな。」
ガ「うーんと?塩を大さじ一杯?」
ス「それじゃケーキがしょっぱいです・・・・」
いろいろあったけどだいぶ完成した。
あとは焼いてクリームを塗る。トッピングもだ。
コ「私の家のオーブンを使って!」
ソ「もう4時?!1時間しかねえじゃん!」
ガ「急げ〜!」
オーブンに入れて、ふた閉めて。
40分かかるそうだ。
ス「間に合うでしょうか・・・」
ガ「大丈夫さ!」
コ「焼けた!」
カ「急いで!あと20分しかないよ!」
ソ「いい焦げ目だ。」
ス「私、クリーム作りました・・・」
ガ「やるじゃん!」
そしてついに・・・
一同「かんせ〜〜〜〜い!」
コ「あとは持っていくだけね!さあ、お客さんの家の住所は?」
カ「あ。」
ソ「うそだろ?」
カ「どうしよう・・・住所聞くの忘れた・・・」
「があああああああああああああん」
悩んだ。悩んだ。悩みまくったけど、どうしたらいいかわからない。
もう5分しかないのに・・・どうしたらいいんだ・・・
カ「誰か助けてくれないかな・・・」
すると。
「みなさんどうしたぬ?」
ス「あなたは・・・?」
「辺璃です。べりー。」
ガ「またしても珍しい名前!」
ソ「助けてくれ!」
みんなは早口で説明した。
辺「そういうことならできますぬ。だってライって私の飼い主だからぬ。」
一同「えええええええ?!」
そんなこんなで辺璃はライさんの家まで連れて行ってくれた。
ぼくの言葉が奇跡を起こした!
ぴったり5時。
ライさんは喜んでケーキを受け取った。
ラ「かわいいですね。特にクリームが斬新な色。」
ス「はい・・・///」
一同「今日のお仕事は大成功!!」
![3 パティシエ気分](http://img.yakkun.com/bbs/novel/u/n6021_3.jpg)
2016.11.23 13:52:28 公開
■ コメント (6)
※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。
16.11.23 19:53 - さくわふる (boostar) |
なんかほっこりしますねー♪ ケーキか…小6のときに一回作ったことあるけど変になったなー(笑)女子力ほしー(笑) ブースターとマグマラシさん小説書く上手ですねー!! 16.11.23 19:21 - ネコLOVE (ゲスト) |
こんにちは! 小説の閲覧ありがとうございます! ゆるーい小説が書き慣れたようですw 16.11.23 18:20 - さくわふる (boostar) |
ゆるーい感じが読んでいて楽しいです。次も楽しみにしてます! 16.11.23 17:43 - 不明(削除済) (rukie) |
そうです!特別に登場させましたw あと、同じ町だと思ってくださいw 16.11.23 17:36 - さくわふる (boostar) |
あれ?この話って、市軸、辺璃、あと、ライって、前のイーブイの話に出てきましたよね? 珍しいお客さんが出てきて驚きです! 16.11.23 16:57 - LOVE★FAIRY (FAIRY) |
小説上手だと!ありがとう!