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メタグロス 海の魔物と鋼の覚醒

沈黙の遺跡

著 :  スーパーミラクルゼリーさん

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深夜3時半

メタグロス君とハチコウはゆっくりと目を開けた。そして、唖然とした。
「こ、ここは?」
確かにメタグロス君達は海底に沈んだはず。なのに、呼吸ができて水も感じない。それでいて、普段よりも体が軽い。そして、何よりも目の前に海底遺跡のようなものが佇んでいた。
何が起きているのかわからないが、今起きていることは夢ではなく現実なのだ。不思議な感覚がそれを証明する。ほんのり明るい遺跡を探索してみることにした。自分がいる場所の不思議と地上のみんなの安否の不安で、パニックを起こしていて、いるはずのない人やポケモンを探すためだ。

時同じく

デオキシス達の声からは後ろ向きな発言が続いていた。
「一体、どうすれば・・・」
「世界の終わりだ。」
「諦めよう。」
「いや、諦めるにはまだ早い。」
そんな暗い気持ちに対抗する一言を放ったのは次男だった。彼は、こうみんなに語り出した。
「海の魔物の首あたりにあの異世界から持ち去った青い紋章の描かれた石がついていたんだ。元々とんでもないエネルギーを感じる海の魔物だけど、石がくっついてるあたりからはさらに凄まじいエネルギーを感じるんだ。そこから導き出される答えは一つ。あれがエネルギーの源だということ。だから、どうにかして海の魔物と石を分離させられたらエネルギーの量が減って、もしかすると勝ち目が見えて来るかもしれない。」
「でも、どうやってあいつの首にある石を分離させるの?」
「そう、それがいちばんの課題。僕たちの今のままだったら石の分離どころか、近づくこともできないだろうからね。メタグロスが可能性としては一番高いだろうから、彼が戦いやすい環境を作って、僕らでサポートしなきゃ。」
「・・・うん!そうだね!弱音ばっかり言ってられない!メタグロスが帰ってくるまでに、修行だ!」
少しずつ、みんなに元気が戻ってきた!
「「「「「僕ら、最強の脇役!えいえいおーーー!!!」」」」」

深夜3時40分


メタグロス君達は、遺跡を探索していた。人気のない遺跡で。すると、遠くの方で希望を形で表したような光が見えてきた。
「えっ?!」
メタグロス君とハチコウに笑顔が戻ってきた。2人が光の方向へ飛び出して行くと、深海に生息しているはずのポケモンが集結していて、何やら下を向いている。
「どうしたんですか?」
「ワワーン?」
「君は?一体?まぁいいか。最近の深海で環境を破壊している怪物、メガサメハダーDXが出たんだ。次々とポケモン達は捕食されていき、なんとか生き残ったんだが、逃げ残ったものも逃亡先で見つかったりして、数を減らしているんだ。いつかここも・・・って思うと不安で不安で。」
海の魔物以外にもそんなものが・・・。でも、海の魔物と無関係ではなさそう。
「なるほど・・・。わかりました!じゃあ、ハチコウと一緒に倒してきます!」
「ぺ!?」
「い、いいのかい?!自分の命を売るようなもんだよ!?」
「はい!地上世界では、それと比較対象にもならないようなやつが大暴れしているので!」
「ぺぺ!?」
深海にいたポケモン達はメタグロス君の一言に衝撃を隠しきれない。出身不明の赤の他人に私情を解決してもらうわけにはいかないが、自分たちではどうすることもできない。彼らは覚悟を決めて、
「わかった。お願いするよ。ただ、くれぐれも無理はしないでおくれよ?」
海の魔物と関連性の高いポケモンを発見。メタグロス君は倒す!と言っているが、本当は、メガサメハダーDXから、海の魔物やそれに関わることを聞きたかっただけである。無事に、2人はメガサメハダーDXを倒せる(話を聞ける)のだろうか!?そして、みんなの元へ戻れるのだろうか!?


次回へ続く!

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2023.10.16  21:08:48    公開


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