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【企画】一つ屋根の下で〜みんなで紡ぐ物語
【5号室】僕がしたいこと
著 : じおぐら4891
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僕の最大の趣味はナンプレ。あの9×9のマスに縦横と3×3で同じ数字を入れないようにするだけのアレ。否、最大の趣味どころではない。ただ一つの趣味。ナンプレしか勝たんレベル。唯一僕が心を開いていられる相手がナンプレだった。当然、ポケモンバトルとか、何それ美味しいの?って位経験が浅い。否、浅いどころではない。やったことが無いんだから。
だから笑われた。友達のデンチュラにも、ライチュウにも、ストリンダーにも。僕はどれだけバトルしたい、と言っても、無視、無視、無視。そんな私を、どうしても変えたかった。何が何でも、この「エルスレイズ・マンション」で変えてやる。何なら、あの伝説のドラゴンポケモンのラティオスとラティアスがいるって聞いたから。
おっと、自己紹介が遅れてしまった。僕はシビルドンだ。以上。
僕はマンションの門を潜って、直ぐ様バトル力は鍛えられる事を確信した。ヘクタールどころではない巨大な庭。あれで地面に文字書いてナンプレしt…否、バトルだろが。しかも、小綺麗な木の実栽培所。僕が欲しいオボンのみとかあるし。
住みたい。 この光景を見て、直ぐそう確信した。
否、部屋がどうこうとかじゃない。実際、僕の部屋は一般的なホテルの1部屋と同サイズなんだから。マンション長の部屋とか、最早体育館レベル。それより僕は、食べて、寝て、ナンプレして、バトル練習する。それさえできたらもう感無量なんだし。
~~~~~
「シビルドンさん、入居手続きさせて頂きました。」
まるで福音の如く、ラティオスの声が僕に向かって響き渡る。嬉しい。ただそれだk
「あの小僧よ。ナンプレとか言うやつについて、基本のきから教えてくれないか?」
「Please show me the Number-Place! I want to do!」
「俺も、やってみたいです。世間知らずでも、出来ますかね?」
は?目的違ってません??僕はあくまでバトルがしたいので。ナンプレは二の次だったはz
「I watched ^←♪*?~%★@↓!!!」
…あ、何て言ってるんだか分から
「あ、通訳します。僕、ネットで君がナンプレ世界大会出てたの見たので、憧れてるの!……と仰っています」
あっ、そうだった。
僕がナンプレガチ勢だったという事を忘れたという重大なミスを犯しつつも、入居早々に他の方と馴染めたことがとても嬉しい。バトルが強くなりたいなんて、第二だな。第一は、皆と仲良くなること なのかな…?仲良くならないとバトルも出来ないし。
~~暫く経ち~~
「みんなと過ごせば、きっとあらゆる意味であなたは強くなりますよ。」
聖母的な愛で僕を歓迎したラティオスの言葉。今や僕の座右の銘で…
「小僧。勝負だ」
え?僕の初バトル?!やったぁ!!
結果は当然惨敗。惜しくも…とか言うレベルじゃない。僕がワイルドボルトを打つと、ヤレユータンは直ぐに采配を掛けてくる。そのせいで反動ばかり受け続けて敗北。僕がまだまだ雑魚であることを悟るだけの試合だった。ヤレユータンにとっては料理の突き出し以下だろうが、僕にとってはフルコース3回分。(多分激辛コースですけど)しかし、いつかこれは大きい経験と化して、成長の糧となるのだろう。
~~~~~
この試合を経て、思った。否、確信した。確信だよ。
僕の日常って、楽しくなるのかな。
だって、こんなに個性的な方々がいるのですし。
なら、ここに来て良かった。
これから僕は変わる、そう確信して、新生活の第1歩を踏み出した。
ありがとう、皆!
~・・*後書き
未だに掌編小説(漢字合ってる?)から抜け出せない、じおぐら4891です。
パッと思い付いた物語を速攻で書いてみました。ので、矛盾等あると思いますが見逃して((おい
次の部屋を楽しみに、ベッドに行きましょう((は?
(追記 一部文章追加。)
2021.5.13 01:07:28 公開
2021.5.16 19:05:45 修正
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