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【企画】一つ屋根の下で〜みんなで紡ぐ物語

著編者 : じおぐら4891 + 全てのライター

【3号室】こいつと住みたいから

著 : じおぐら4891

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ヤレユータン騒動が終息して数日。作物の処理をしていたラティオスは、門に向かう人影を見つけた。
「入居希望者ですかー?どうぞこち……」
「ああ、入居希望者だ。ただ、こいつが海から、と言うより水から出ようとしないからな。そこさえ解決出来ればな。」
そう言ったのはニョロトノ。深めの大きな盥を頭に持ち上げて、キバニアを抱えていた。
ラティオスはああ、分かったという顔をし、
「その、キバニアが常に水にいれる状態での入居ですね?ならその盥を使っ……」
ビチャーーン。
ニョロトノの泡攻撃が話を止めた。
「違います。」
「「「は?」」」
ドアから顔を出した住人のヤレユータンと、マンション長コンビの声が奇跡的に揃った。
「あの、海から出ないキバニアに山の暮らしを体験させたくてこうした形を取ったんです。しかし、家から一歩たりとも出ないのでは意味皆無です。ですから、せめてでも庭に繋がる水路とそこの水場が欲しいのです。」
「Yes! I want to enjoy the life in here.」
…まさかのキバニアは英語圏出身だった。

【水場作戦開始】

※警告※
ここからカオスですので、誰が喋っているのか書きます。

ラティオス「うーん、ここの範囲なら使えるけどね…どこがいいか、キバニアに聞いてくれ。」
ニョロトノ「あーオッケー!キバニア、ここって思った時叫んで。」
キバニア「Here!!Here!!Here!!Here!!」
ラティアス「ここ掘って!お父様。」
ラティオス「どれぐらいの大きさがいいか?」
ニョロトノ「あー、部屋の床が15平方メートルだからな、半分水に使うとして……」
ラティオス「部屋自体は58立方メートルですね。」
ニョロトノ「よし。南北4メートル、東西6メートルでお願い致します。」

~~3時間後~~

ラティオス「僕のシャベルがあるからここまで時短だがな。無かったらあと2日は掛かってたでしょう。」
ニョロトノ「問題はここからですね。ここまでの水路ね。」
キバニア「ソウダネ!!」
…まさかのバイリンガルだった。

ラティアス「お父様の手持ちのシャベルの耐久力残り僅かですから、手作業か私達の技で掘りましょう」
…マイン○ラフトか。

【水路掘り開始】

※カオス終了※

「うーん…水路を単に掘ったら他の住人に迷惑ですし……」
悩むラティオス。その思考は他のポケモン達も同じだった。
と、
「Oh! I have a good idea!! 」
「どうした小僧。」←byヤレユータン。こんな口悪かった覚え無いけど……
「▼◎☆%■〆@×↑♪*(」
…聞き取れない。すると、ニョロトノが通訳し始めた。
(後に知った事だが、ニョロトノは英語通訳士資格を持っているそう。)
「水路は直に掘って構わないので、木で橋を架けたら迷惑にもなりませんし、自然度も上がると思いますね…… だそうです。」
「よし。マンション長が許可します!水路掘るぞー!!」
「「「「「オー!!!!!」」」」」

「直線で良いね?キバニアさん。」
「Yes.」
「行くぞ!」
ラティアス の りゅうのはどう!▼

…決まった。という感じのドヤ顔でラティアスがこっちを向く。
「後は僕に任せてよ。」
……オルァァァァァアアアアア!!!!
ラティオスは、3号室と“りゅうのはどう”地点を、地下を通して繋がる様に考え、シャベルでその通りになるようひたすら掘った。

【完成】

「これでこの子と住めます!ありがとうございました!」
「いえ。とんでもないです。」
これでまた2匹、エルスレイズ・マンションの住人が無事増えた。嬉しい事だな。
「あー、まだ水が通ってないね。橋ここに建てて瞑想し……」
「橋の下は瞑想する場所ではない!!」
2号室同様、ドタバタな毎日になりそうです。


~~~1日後~~~
「よし、水張るか。」
「Yes!」
水入れ作戦開始だ。

「僕が考えるに、この3ステップで水を入れることにしようと思うんだ。」
と言い、ニョロトノは図面をキバニアに見せた。
「まずは、僕が泡を水場に張る。水鉄砲を直接打ち込んだら、水場が壊れるかもだからな。 次に、キバニアがそこに水鉄砲を打ち込んで、3分の1程度水を入れてくれ。 最後、僕がハイドロポンプで全部入れ切るから。水鉄砲、頑張ってくれ。」
「Ok!」
(キバニアったら、威勢が良いなぁ…)

「泡!!」……シュー……………
「Water Gun!!」……ビチャァ……
「ハイドロポンプ!!」……ジャバジャバジャバ…シュー……

~~~~~

「「完成!!」」


~・・*後書き
企画主のじおぐら4891です。
開始後暫くは自然を残しつつ庭を発展さてようと考えた末、こうなりました。まだ全然ノベル初心者で、短い小説ですが、まぁ……(以下略。)
では、次の部屋、若しくは連載の方で会いましょう。((

ちなみに結論ですが、3号室はキバニアとニョロトノの相部屋、(キ5:5ニ)の所有とします。また、しっかり水路の水は通りました!これでヤレユータンは瞑想出来ません(笑)

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2021.5.3  21:25:20    公開
2021.5.10  20:31:41    修正


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