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物語の先〜探し物〜

著編者 : 窮爽

第八希望 出会った人と仕事

著 : 窮爽

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「ふぅ…俺が殺し屋だってばれなくてよかったぜ♪」
「そうだよねー」
「ですが、いつばれるか分かりません。気を引き締めてください」

3人は部屋に戻り、柊と紅兎がホッとするなか、吟は忠告する。
紅兎は『わーてるって!』と笑顔で言う。
…本当に分かっているのか心配なところですがねぇ?

「明日からどうするのさ?次は何処を目標に向かうとかさ?」
「あー、そうだなー。ネジ山が最終目標だから…」
「ライモンシティを目指すのが賢明かと」

2人が考える中、吟はハッキリ提案する。2人はそれに賛成し、ライモンシティをまずは目標にする事にした。

「あ、そろそろ飯食いに行こうぜ!」

紅兎は時計を見て提案した。見ると時計は夕方の5時を周っている。…4時頃に着きましたしねぇ…
それに2人は頷き、食堂に向かった。僕は暇なので、街を周ることにした。

「…お?」

港に立ち寄ると、そこには想現真さんと…父の暗間が居た。
何か話しているようだが…この距離だと聞き取れない。
あまり、他人の会話を盗み聞きするのはよくない。
聞きたいという感情を抑え、僕はその場から離れた。
ヒウンシティは見ているだけでも暇つぶしになった。
バトルをやっていたり、ダンサー3人が踊っていたり…音楽を奏でていたり…
そんな光景があちこちで見られる。賑やかなものだ。

「ケケッ!よぉ?久しぶり…でもねぇか?」
「…貴方は暇なんですかねぇ?」

そんな中、ゲンガーが声を掛けて来た。僕は呆れ気味でいう。

「ケケッ!まぁな。結構賑やかな奴等と来てたじゃねぇか?どうよ?調子は」
「そんなによくもありませんねぇ」

彼が聞いているのは未練が見つかったかどうかだろう。
僕が答えるとゲンガーは『そうか』と一言言った。

「というか、何でイッシュに来てたんですかねぇ?」
「ケケッ!最近、イッシュでポケモンが殺されるって言うから来たんだぜ?」

気になっていた事をゲンガーは答える。
…結構広まってたんですねぇ…

「ケケッ!んじゃあな!」

ゲンガーはそう言うと何処かへと去っていってしまった。
…何処でも気楽な奴ですねぇ…
僕はフッと微笑み、ポケセンに戻った。
3人はとっくに部屋に戻っていた。
そして、その夜―

「…そう言えば」
「あ?何だ?」

2人が寝静まった後、僕は紅兎と話していた。
そして、気になっていた事を尋ねる。

「何であの時、人間が嫌いかとか聞いて来たんですかねぇ?」
「あー、あれ?ほら、人間って嫌われもんじゃん?俺は人間好きだしさ。人間嫌いってやつも居るし…気になってさ」
「好きなら何故殺し屋になったんですかねぇ?」

僕が尋ねると紅兎は言葉を詰まらせたが、話した。

「…気晴らしだよ。気晴らし」
「は?」
「俺さ、昔っからキレると他の奴傷つけちまってさ…それで親にも嫌われてたし…それならいっそ、殺し屋になった方が楽かな…なーんてな」

紅兎は話し終えると、ベットに後ろから倒れ込んだ。

「馬鹿だよなー。俺」
「えぇ、馬鹿ですねぇ」

苦笑しながら言う紅兎に僕は頷いた。

「それ酷くね?ハッキリ言うなんてさ」
「貴方が自分で言った事でしょう?」

紅兎の言葉に僕はそうきっぱり言った。紅兎は『まぁ…そうだけど…』と呟く。

「ま、細かい事は良いじゃねぇか!お休み!」

紅兎はそう笑顔で言ってベットの中に入った。そして呟く。

「…ありがとうな。話せてちょっと気持ちが楽になった」

そう呟くとそのまま寝息を立てて眠りについた。
…別に言われることなんてしてませんけどねぇ…
ふと紅兎の方を見た。紅兎の表情はどこか優しげだった―

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2011.7.16  16:17:04    公開


■  コメント (4)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ユランさんへ
ハリーポッターやってたんですか?!見ればよかった…(涙目
吟君が活躍してますよ^^オドwwちょw慧瑠までww
紅兎「俺も叫ぶぜ!」
ルイ「あーはいはい。熱いですねー、はい」(棒読み
お前、冷めてんな!?
ちょwww未威也ww
ルイ「良いんでしょうかねぇ?…ま、想ちゃんだからいいでしょうけど」
想現真「はぁ?」
お前等の会話、久しぶりに見たなww
紅兎には秘密が色々隠されているのでs(蹴られ
紅兎「余計な事言ってんじゃねぇよ!」
は、はい…
コメありがとうございました!それでは!

11.7.17  00:38  -  窮爽  (monoraru)

こんばんは〜!ハリーポッターを見ていたらコメが遅くなってしまいましたw
おぉ・・・3人の中でも、吟が一番大人っぽいっていうか、真面目というか♪
オド「いいなぁ・・・僕もそんな人になりたい^^」
慧瑠「いつか、願いは叶うさ・・・そう、あの夕日に向かって叫びながら!!」
オド「分かった!いっしょに叫ぼう!!」
お前等は勝手に青春走っていくな!?
暗間と想現真が話している・・・?
未威也「今こそ、探偵の出番だヨ!!探偵に『情け』って言葉はないし!」
ルリ「うわー・・・最悪だな」
未威也「何か言った?^三^」
ルリ「いやなにも!!」
探偵って・・・グスン
紅兎、何かあったんですかね・・・
それでは、続き読みますね〜ノノ

11.7.17  00:30  -  papiko  (papiko)

リュウコウフウヤさんへ
おぉ!名前変えてんですね!カタカナですみません(汗
殺しやって怖いですよね。でも、こんな奴…
紅兎「へ?」
いやなんでもない。…迫力ねぇな(汗
わーってるってwwお気楽な奴ですよ^^;
紅兎「気楽にいかねぇとストレス溜まるって!」
いや、それは分かってるんだがww
お!フランスに着いたのですね!!頑張ってください!
コメありがとうございました!それでは!

11.7.16  17:20  -  窮爽  (monoraru)

こんにちはー、瀏簆罐笶(リュウコウ フウヤ)です。
 元ペレネントのものです。ついに名前を変えてしまいました…。
 
 殺し屋ですか…。そういうテレビを見たことはあるんですけど、やっぱり怖いですよね。
 「わーてるって」がちょっと吹いてしまいましたね…。
 相変わらず愛しいもので…。
 
 それでは。
 
 もう、仏蘭西にいるというね。

11.7.16  17:14  -  不明(削除済)  (1232)

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