ポケモンノベル

ポケモンノベル >> 小説を読む

dummy

物語の先〜探し物〜

著編者 : 窮爽

第七希望 風は突然吹き荒れる

著 : 窮爽

ご覧になるには、最新版の「Adobe Flash Player」が必要です。 また、JavaScriptを有効にしてください。

「着いたぜ!!イッシュ!!」

紅兎は伸びをして叫ぶように言う。
そう、ようやくイッシュに着いたのだ。大勢の人々が船から降りていく。

「取り合えず、ポケセンに行こうよ。準備とか整えないと駄目だし」
「そうだな!」

柊と紅兎は計画を立てながら歩いて行く。
僕は後ろからフワフワと浮きながらついて行く。
と、紅兎の肩と誰かの方がぶつかった。

「っと、悪ぃ!」
「いえ、こちらこそ」

お互い頭を下げる。相手は眼鏡を掛けていて、少し長めのコートを羽織っている青年だった。

「俺、紅兎って言うんだ!」
「僕は柊」
「私は吟と言います。以後お見知りおきを。…会話ならこんな所でなく、ポケセンでするべきだと思うのですが」

吟の提案に2人は頷く。そして、ポケセンに入り、その中にある喫茶店に入ってお茶をした。

「…なるほど、そう言う事ですか」
「そうそう!だからさ、ちょいと手伝ってくれねぇかな!」

…何とも口の軽い。
紅兎はあっさり吟に自分の事情を話した。紅兎は目の前で手をパン!と合わせて頼む。
…世の中うまくいったら苦労しませんよ?結構気難しそうな人―

「別に構いませんよ」
「マジ?!サンキュ!」
「紅兎って友達作りやすいタイプだよね?多分」

吟は紅茶を啜って答えた。紅兎は嬉しそうに笑顔で言う。柊は微笑みながら思った事を口にした。
…マジですか。
その後、ポケセンで部屋を取り、フレンドリィショップで必要な物を買い、部屋で準備する。
…よくこんなトラブルメーカーについていきますよ……人の事言えませんが。

「そういえば、紅兎って他にどんな手持ちポケ持ってるの?ちなみに僕はドクロック・バクフーン・ハリテヤマ・バグオング・ガブリアス・ランクルスだけど」
「俺?俺はラグラージとドレディア・オニドリルにゴルーグ、グラエナとドラピオン。吟は?」
「私はバシャーモ・バルジーナ・メタグロス・コドラ・ニャルマー・シャワーズです」

お互いの自分の手持ちポケモンを教え合う。
…結構有力なポケモン持っているんですねぇ。
自分で勝手に感心していた。
…と、外から叫び声が聞こえてくる。

「あ?何だ?もしかして、また奴等かねぇ。行こうぜ」
「OKだよ」
「異論はありません」

3人はそう言うと、部屋を出てポケセンを出た。僕も一緒に来ているのだが。
人々は逃げ回るように走っている。…ん?
僕は見覚えのある姿がチラッと眼に入った。だが、人込みで隠れてしまう。
3人はそれに逆らって進んでいく。僕は少し高めに上がって見てみる。
…あ。

「ムシャーナ、サイコキネシス!」

ムシャーナはその声に従い、サイコキネシスで殺し屋であろう奴等の銃を奪い海へと捨ててしまった。
…想現真さんじゃないですか。
だが、いつも居る摩瑠さんの姿が見えない。と、近くにトロピウスの陰に隠れて小さくなっている空奈の姿があった。

「お前は非難しとけ!」
「は、はい…」

空奈はトロピウスとその場を離れる。と、3人に出会う。

「あ!空奈じゃねぇか!」
「紅兎さん…」
「知り合い?まぁ、いいけど」
「それより、早く非難を」

吟の言葉に空奈は小さく頷く。
だんだん人がその場から少なくなっていく。3人は走り、殺し屋達の所まで行き、ポケモンを繰り出す。
紅兎はラグラージ、柊はドクロック、吟はメタグロスを繰り出した。

「ラグラージ、ハイドロポンプ!」
「ドクロック、悪の波動!」
「メタグロス、破壊光線!」
「ムシャーナ、サイケ光線!」

殺し屋達もポケモン達に指示を出す。だが、4匹のポケモンは強く、殺し屋達のポケモンをあっという間に倒してしまった。

「ムウマージ、シャドーボール!」

そんな声が当然背後から聞こえてきた。
見ると殺し屋の1人が居て、ムウマージがシャドーボールを繰り出して来た。
…だが。

「トロピウス、エアスラッシュ!」

そんな声と共に風の玉がシャドーボールにぶつかる。
そして、2つ目のエアスラッシュがムウマージにヒットした。
見ると、それは空奈のトロピウスだった。

「空奈、サンキュ!」
「い、いえ…」

紅兎が礼を言うと、空奈は小さく首を横に振る。
そして、トロピウスと何処かに走って行ってしまった。
その後、警察達が殺し屋達を捕えた。…来たのは警察だけじゃなかった。

「あんたってトラブルに巻き込まれやすいよね。トラブルメーカー?」
「違ぇよ!!」
「ま、まぁ…二人とも…」

そう言葉を吐いてくる相手に想現真さんは言い返した。それを警察の1人が戸惑いながらも言う。
相手というのは…

「すみれさんって思った事結構ズバズバ言うんですね…」
「言わないと駄目じゃないですか。夏厭さん」
「駄目って何だよ!?駄目って!この毒舌家が!」

そう。来たのはポケモンレンジャーのすみれさんだった。
夏厭と呼ばれた警察は苦笑している。想現真さんは怒鳴りっぱなしだ。
それを僕達は眺めていた。

「ずいぶんと賑やかだなぁ」
「賑やか過ぎって言うのもあるんじゃない?」
「まるで、一度旅をした事のある様な人たちですね」

3人は口々に苦笑しながら言った。…実際、すみれさんと想現真さんは他の皆さんと旅してたのですが。…夏厭さんは知りませんよ?

「あ、協力ありがとうございました」
「あ、あぁ…」
「いえ」
「どういたしまして♪」

すみれさんが平然といた顔で言うと、3人はそれぞれ口を開く。
…まさかイッシュで見かけるとは思いませんでしたねぇ…
僕は少し懐かしく感じながら6人の会話を眺めていた―

⇒ 書き表示にする

2011.7.16  14:13:12    公開


■  コメント (2)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ユランさんへ
やっとこそ到着ですよ^^;
イーブイwwおいでww
紅兎「お前って何でそんなイーブイに好かれてる訳?俺、納得いかねぇんだけど」
ルイ「知りませんよ?まぁ、人気がある事は嬉しいですけどねぇ?」
紅兎の言葉に激しく同意だ(汗
吟君はそよかぜさんの考えてくださったキャラなんですよ^^
ちょwwグレイシアwww
ルイ「あー、死んだら暇だから辞めた方がいいですよ?」
いや、ブラッキーは死ぬことを望んでねぇよ(汗
オド!大丈夫だよ!!ね?
紅兎「そうそう!皆初めは弱かったんだ!」
久々のクーデレですよww(蹴られ
想現真「いい加減クーデレ言うな!?ってか、オレ一回主人公だったからな!?」
でも今はあくまでも元でレギュラーから外れ気m(殴られ
トロピウス、BWで育ててたんですが…メタング育てて、メタグロスになって、パーティー交代という悲しい事が(汗
ちなみにトロピウスは『かぜたに』で、メタグロスは『サトウさん』というあだ名なんですww(は?
すみれ達も久々の登場ですよ^^
すみれ「ちょっとしか出てないしww」
夏厭「そうですよねぇ…」
ちょwwなんかごめんw
コメありがとうございました!それでは!

11.7.16  20:34  -  窮爽  (monoraru)

こんばんは〜!
やっとイッシュ地方到着ですね!!>▽<
イーブイ「いいなぁ・・・私もイッシュ行きたい・・・」
ブースター「どうせルイさんといっしょに行動したいだけのくせに」
イーブイ「な、なな!?違うよ違うゥウ!?」
まぁデレるなデレるな^^((殴られ
吟登場ですね!★なんだろう、落ち着きのある人っぽそうですね。
グレイシア「こいつとは大違いだけどね〜・・・ま、ブラッキー君は改善できないだろうから死んじゃえば・・・」
ブラッキー「誰がお前に言われて死ぬか!?」
2人共久しぶりすぐる(=。=)
うは〜・・・皆ポケモン強そうですね〜・・・
オド「僕って、凄い弱いんだね・・・」
レイ「だ、大丈夫だ!!周りには遅れをとるかもしれないが、きっといつか強くなる!!」
いや、君達は別にそこまで・・・(汗)
ん!?想現真のムシャーナ!?
未威也「おぉ!!久しぶりにクーデレさんが出たヨ!!」
オド「やったね!このままレギュラーを狙えば・・・」
何気に酷い事言ってるな;
空奈強い!!トロピウスといえば、私も今トロピウス育てているんですよ^^あと少しで100レベーッ!・・・という所まで早く育てたい(涙)
すみれ達だ!!めっちゃ久しぶりな気がしますw
それでは、続き読みますね〜ノノ

11.7.16  20:26  -  papiko  (papiko)

コメントの投稿

現在、コメントは受け付けていません。


<< 前へ戻るもくじに戻る 次へ進む >>