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物語の先〜探し物〜

著編者 : 窮爽

第三希望 イルカとウサギ

著 : 窮爽

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「は?……ま、まぁ…普通…ですかねぇ…」
「ふーん、そっか。サンキュ!」

僕は一瞬驚きながらも質問に答える。紅兎は笑顔でお礼を言った。
…それにしても…

「貴方はどういう方なんですかねぇ?初めは単なる馬鹿なゆとり世代だと思っていたんですがねぇ」
「酷ぇなおい!?俺は専属で殺し屋やってるけど?」

紅兎の答えにまたもや僕は驚く。

「んで、さっきの奴等は仕事仲間」
「揉め事かなんかですかねぇ?」

僕が尋ねると紅兎は『そーゆーもんかな』と苦笑しながら言った。

「だってさー、ボスの命令が無茶あり過ぎなんだよー。『見かけるポケモン全部殺せ』だぜ!?意味分かんねーっての!ポケモン達には色々と助けられてるし、仇で返すとかマジあり得ん!だから、俺は歯向かってみよっかなって思ってさ!」
「案外天邪鬼なんですねぇ?」

紅兎の話を聞き、僕は意外に思って言う。紅兎は『よく言われる』と頭を掻きながら言った。

「だが、逃げてるだけじゃ意味が無い!そこで俺は考えた!俺が革命を『はいはい。さよなら』」
「ちょっと待てって!?」

僕は何か面倒くさそうな事に巻き込まれそうな気がして、その場を離れようとする。
紅兎の慌てる声に僕はため息をつき、振り返った。

「こういう場合、絶対巻き込まれるフラグなんですよ」
「話だけでも!な!?」

紅兎は一生のお願い!と言っているように言う。
…仕方ないですねぇ…

「俺が革命を起こしてやろうと考えたのさ!俺はイッシュのネジ山の地下にあるアジトへとボスを倒しに行くために港に来たって訳さ!」
「へー、じゃ頑張ってくださいねぇ」

僕は話を聞き、そのまま立ち去ろうとしたが、またもや紅兎の声に引き留められる。

「待てって!?この流れは『あ!手伝うよ!』的な協力プレイ発言だろ!?」
「どういうお決まりなんでしょうねぇ。……あ、どうしてもというのなら、1つ条件がありますけどねぇ?」
「条件?よし、言ってみろ!」

紅兎はバッチ来いと言わんばかりに胸を張って言った。
僕はニッコリ笑って言った。

「毎日紅茶を調達するという事で♪」
「は!?マジで!?」

紅兎は訳の分からないという声を出した。

「嫌ならいいんですよ?僕はやる事がありますから?それでは」
「あ!わ、分かった!分かったから!俺、1人はヤダって!」

紅兎は慌ててとっさに言った。僕はそれにニッコリと返すだけ。
…これはストレスが発散しそうな予感ですねぇ?

「んじゃ、もうすぐ出航だから船乗ろうぜ!」
「言われなくても分かってますからねぇ?」

紅兎は向こうにある船に向かって走り出す。僕はそういいかながら船の方に向かう。
…ま、ついでに僕が欲しているモノを見つけられるかもしれませんしねぇ?
少しマイナス思考で沢山の頭にプラス思考を加える。
僕等は紅兎と共にイッシュ行きの船に乗り込む。

「イッシュに着くまで、2日かかるらしいから泊りがけで行くぜ!」
「無駄にテンション高いですねぇ」

船にある部屋に入り、紅兎はテンション高く言う。
僕はため息交じりで言う。
…そう言えば。

「そういえば、貴方は霊感が強いんですかねぇ?」
「ん?まー、そう言うもんじゃね?良く分かんねーけど」

紅兎は僕の質問に対し、適当に答えた。

「んま、いいじゃん!タダで船乗れるとか便利じゃねぇか!」
「まぁ、その通りですがねぇ」

紅兎の言葉に僕も少し同意する。

「そーいえば、テメーって友達いたのか?」
「居ましたけどねぇ?失礼ですねぇ。ウサちゃん?」
「は!?ウサちゃん!?」

僕は質問に答え、あだ名を口にする。紅兎は体を乗り出して言った。

「何がウサちゃんだよ!?確かに漢字で兎ってあるけどな!?ウサちゃんは無いと思うぞ!?」
「愛称があっていいじゃないですかねぇ」
「言ったな?じゃ、テメーはイルカちゃんだぞー?」

紅兎はニヤニヤしながら言って来た。…イルカ。想ちゃんとほぼ同じ事言ってますねぇ。
…さて…これからどうなる事やら…
僕はふと窓から外を見た。アリエス地方の陸が水平線の向こうへと消えていった―

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2011.7.14  23:50:33    公開
2011.7.15  00:13:32    修正


■  コメント (4)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ユランさんへ
題名で吹きましたよね^^;ハハww
ルイ「変な題名を考えますねぇ。貴方は」
そうかな?www
ゆとり世代とか言うなよ!?(汗
ルイ「事実ですしねぇ…ブッ…!野ウサギと間違われて…!www」
紅兎「ちょい!?俺さ、殺し屋な訳!野ウサギって…(涙目」
お前等、漫才してんのかwww
前回の小説で書いてました^^皆、大丈夫だよー!
紅兎「だーいじょーぶだからさ!」
何そのわざとらしい言い方は(汗
お前、リアルなこと言うなって!!
ルイ「率直に思った事を言っただけですがねぇ」
紅兎「それ小説なりたたねぇよ!?」
おい、紅兎もリアルな事言うなって(汗
おかしな交換条件な事で。(゜v゜)
ルイ「別にいいと思うんですがねぇ。…勉強、夏休みやらないとですねぇ?」
紅兎「えー!?風、別に俺はやらなくてもいいと思うぞ!遊べ!」
お前等の発言、訳わかんねぇよ(汗
ウサちゃんとイルカちゃんww可愛らしい名前が並びましたよww
ルイ「イルカちゃんって長いだけだと思うんですがねぇ」
紅兎「お前だっておかしなネーミングセンスでつけやがって!!」
落ち着け(汗
これからどうなる事やら…(汗
コメありがとうございました!それでは!

11.7.15  16:08  -  窮爽  (monoraru)

こんにちは〜ってwww題名に、盛大に吹いてしまったwww
イーブイ「イルカとウサギ・・・あれ、どこかで聞いた事のあるような」
気のせいだ^^それでは読みますね・・・

ゆとり世代www・・・って、殺し屋ァ!?
エーフィ「感じます・・・紅兎さんから、只ならぬ気が感じ取れます・・・」
サンダース「ん、どうしたんだエーフィ?じーっと野ウサギ見つめちゃって」
エーフィ、どこ見てるんだよ!?
ポケモン・・・殺す?あ、なんかそんな事を前回の小説でも書いてましたよね^^気をつけよう的な^^
オド「じゃあ僕等が紅兎さんに会ったら、殺されちゃうの!?((汗ダラダラ」
ルリ「大丈夫だ。きっと・・・きっと俺等なら逃げれる!」
歩孤「別に、そこまで殺意は持ってないと思うが・・・」
その通りだよ!;
巻き込まれるフラグwww確かに。
イーブイ「なんかさ〜、こう、感じるんだよね。(あぁ、この人はきっと私に関わる事をしてくる・・・)的なさ」
サンダース「よく意味が分からないぞ?((目が点になり」
君達、喋る前に先を読もう!((汗
紅茶調達wwwその交換条件でいいのでしょうかね((何を言っている
慧瑠「僕だったら『これから先、仲良くしようね』って感じかな〜?」
マリ「慧瑠は優しいの、だったらわらわは、『皆を幸せにしてほしい』とでも願おうか・・・」
レラト「・・・私はやはり『全ての人たちが真剣に勉強をしてほしい』と・・・」
レラトの発言がァァァァァァ( ̄д ̄lllll)
ウサちゃんとイルカちゃん(笑)いきなり賑やかですね★
それでは、続き読みますね〜ノノ

11.7.15  16:00  -  papiko  (papiko)

そよかぜさんへ
まさかの天邪鬼な殺し屋だったのですよ(汗
紅兎「結構評判良かったんだぜ?」
そうかいそうかい。ウサちゃんwww
ルイ「鈍さん、ウサちゃんがすごく喜んでますよ?^^」
紅兎「喜んでねぇよ!?イルカちゃんは黙ってろよ^^助けてくれよ!?もっくん!><」
お前もさりげなく言ってんじゃねぇよ(汗
あwwww碼軌www持ってきてくれたんだ^^;ごめんよ〜。
ルイ「嬉しいですねぇ?ありがとうございますよ?ほら、ウサちゃんも?」
紅兎「だからウサちゃんは嫌だっての…碼軌!ゴメンな!?サンキュ!!」
お前等の会話はどうなってんだよ(汗
ポケモンを殺すって酷いもんですよね…
紅兎「ホントまさに恩をあだで返すってやつだよな!!」
お前、その例え皆分かると思うぞ(汗
コメありがとうございました!それでは!

11.7.15  00:11  -  窮爽  (monoraru)

こんばんはw
何だ、天邪鬼だったのか……((おい
まさか殺し屋だったとは^^;驚きです((汗
鈍「なぁに、ウサちゃんかw愛もって僕もそう呼ぶよ?」
木蘭「やめてやれ!もっくんですら、おかしいって思うのによぉ、ほかのやつが被害にあってると、助けたくなるんだが」
ルイさんーなつかしのあだ名が……。
紅茶の配達なんて、すさまじいですな^^;
紅兎さんが大変だ!?
碼軌「そっそうですよね!?かっかわりに僕が今日は持ってきたんですけど……紅茶を」
ちょっと待て、君はいったいどこから持ち出してくるわけ?
にしても、ポケモンを……ひどいですよね?!
これからもがんばってください!ノシ

11.7.14  23:57  -  harumi  (34sykm)

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