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檻の中の物語

著編者 : トーカ@浮上停止

檻の中01

著 : トーカ@浮上停止

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アローラ地方。

たくさんのポケモン達が暮らす、自然豊かな地方。




「それでさぁ……ってエリシア、話聞いてる?」
「えっ、ああ、聞いてるよ。チェリーが人前でズッこけた話でしょ?」

「ちーがーうー!アンタは何考えてたのよ!バカエリシア!」

「あはは…ごめんって」

その自然豊かなアローラ地方の中でも、特に自然に恵まれているアーカラ島に、カリキリのエリシアとアマカジのチェリーは住んでいた。

「ねぇエリシア、暇だしさ、今日も港行こうよ!」

エリシアは少し悩んでから答えた。

「んー…。ボクはいいや。まだジェードジャングルでやりたいこと、あるしね。」

「ええっ!行こうよ!だってさー…。ここに居ても、エリシアはお姉さんのこと思い出して、悲しそうにするだけじゃん…。」

チェリーはしゅんとうなだれた。


エリシアの姉であるラランテスのアリシアは、ジェードジャングルの“ぬし”だった。
島巡りに訪れる者たちを圧倒的な実力で迎え入れる、エリシアにとっては自慢の姉だった。

彼女もまた、姉のようになりたいと誓っていた。


だが、アリシアは数年前にヴィラ火山での落石事故で命を落としてしまった。他の者を助けようとした結果、自分自身も巻き込まれたらしい。

エリシアはまだ幼く、ジェードジャングルのぬしを出来る程の実力も無いため、今では他の者が変わりにぬしを勤めている。

エリシアは、いずれ自分がぬしになるために、いつも強くなるために修行を重ねている。


「今日はさ、カンタイシティでマラサダ食べたいなぁと思って。んで、そのあとハノハノリゾートまで遊びに行って…。たまには女の子っぽいことしようよ!」

「…女の子っぽいことって何さ…。」

とは言ったものの、チェリーの気遣いがわかったエリシアは彼女と共に街に行くことにした。









「美味しい!やっぱりマラサダは美味しいよ!!アローラに生まれてよかったぁ!」

「…はいはい。私はミアレガレットのが食べやすくて好きだけど…。」

「アローラ出身がそれ言う!?」


エリシアとチェリーは街でマラサダを買った後、ハノハノリゾートで過ごしていた。もちろん、マラサダを食べながらだ。

「私ちょっと外出るー!久しぶりの海ーっ!」

「じゃあココに泊まればいいのに…」

「ビーチに来るだけとか、ホテルに涼みにくるだけなら泊まらなくてもいいんだからさ。細かいことはいーのいーの!」

「まっ、そーだね!あはは」

といい、二人してビーチに出た。


「おお…!」

チェリーの言う通り、久しぶりの海だ。…が、今日はお客さんが少ないみたいだ。

「よしエリシア泳ごう!」
「えっ!?マジで…ってうわっ!」


二人はこうしていつもと同じような日々を過ごした。ごく普通の当たり前の日々を。








「…ねぇエリシア、何か雲行き怪しくない?」

「えっ…?ああ本当だ…。来るかもね、雨」

だから客が少なかったのか、とエリシアは納得する。

「んー、雨くらいなら大丈夫じゃない?」
「風邪引くじゃん!」
「そーだねぇ」

二人は特に気にも止めていなかった。…が





「ちょっとそこのキミ達!!そろそろ上がらないと!!今日は嵐が来るって!下手したら津波とかの危険もありから、早くー」


え?と私達が言う前に後ろでザバァアっと大きな音がした。

「ちょ…これマジで来るんじゃない…!?ああ、街の人も避難してるし…。今日天気普通だったのに…!エリシアも早ー」


「っ…!チェ…リーッ…!うぷっ…」

「!!エリシアっ!!」


気付けばエリシアは波に呑まれていた。誰かを連れてくる暇は無い。

チェリーはエリシアを助けようとした。…が




「…っ!!」


ーおい!あそこ、ポケモンが流されてないか!?

ー助けなきゃ!!

ーでもこの嵐と津波じゃ…



みんなの、声が聞こえる……。

ボク、どうなるんだろう…。

死ぬ、の、かなぁ……









エリシアが、目覚めた場所。

それは

“彼”との出会いの場所だったー

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2017.2.17  23:59:23    公開


■  コメント (8)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

あすぺふさん、どうもーっ!トーカです。
エリシアのこの設定は初めから決まってたんですよねー。私にしては珍しく後付けじゃない((
ネタバレ…ではないですがエリシアは助かります(死んだら物語終わるので笑)。

流石!あすぺふさん察しがいいですね!彼はこれから重要になりますよ〜。
それでは!

17.2.19  12:13  -  トーカ@浮上停止  (0914)

LOVE★FAIRYさん、アローラ!トーカです。
カリキリとアマカジは初めて見た時似た何かを感じましたね…!
これからの展開に期待してくださると嬉しいです!!
それでは〜。

17.2.19  12:10  -  トーカ@浮上停止  (0914)

平井さん、どうも!
ハーレム…うむ、それなら東京喰種のカネキくんも素晴らしい程のハーレムですよね←
魅力は人それぞれですよ!私も色々言われますしね!!!((
ポケメ、友達認証受け付けました!ありがとうございます。
それでは!

17.2.19  12:07  -  トーカ@浮上停止  (0914)

トーカさん、こんにちは! あすぺふです!

アリシアの過去、悲しいですね……。

さらに、嵐に津波とは……大変な災害が起こっているんですね。
エリシアが助かるかどうか不安です……。

また、最後の“彼”とは誰なのかも気になります。この物語の鍵を握りそうですね。

それでは!

17.2.19  10:07  -     (rev01cni)

ポケメさっき送ったんですが途中で間違えてえんたー押しちゃった馬鹿のせいで中途半端な文になってしまいましたすんません(m´・ω・`)m ゴメン…でも伝えたいことは伝えられたんでいっか(爆)
あとヤフーブログにて友達依頼送りました!

17.2.18  10:36  -  不明(削除済)  (7777777)

アローラ!
トーカさんの話、楽しみにしていました!
これは、カリキリのエリシアとアマカジのチェリーの話ですか。
二人はとても仲良しですね。
でも、突然の津波に巻き込まれ、エリシアはどうなっちゃったんでしょうね……
“彼”とはいったい、誰なのか気になります。
次回も楽しみにしています。

17.2.18  01:55  -  LOVE★FAIRY  (FAIRY)

‘‘彼”が誰だか気になるなー?ん?待てよ、エリシアとチェリー、二人の女の子に囲まれて、、、ハーレムじゃん!まぁ私ほどではないけど
*吹部だから必然的にそうなっただけで別にモテてるわけじゃない。なんでやねん!と、華麗にツッコミが決まった所で(パクリだコレ、東京喰種:reの)、
*悲しいかな、男子の友達が出来ないんだ。
*まぁ、休み時間とかずっと図書館に籠ってる奴なんて誰も相手にしないよな。
*私も運動部のキャッキャ言ってる奴等苦手だし。
*最近は皆(女子含む吹部の皆さん)ラブライブにはまってしまってポケモンやらないからつまらないんだ。
*あぁ、私のゾロアークが皆と戦いたくてうずうずしてるよ。
*てかうちの吹部はオタク大杉ワロタ。
*因みに私は陰険眼鏡四天王の一人、スーパーブルーメガネ(やめてくれこういうあだ名付けるの。確かに眼鏡の縁は青いけどさ、元は黒かったろ、だからウルトラブラック&ブルーメガネにしてよ……かっこいいじゃんそっちの方が……あれ?何の話だっけ?)*諸説あり。
*あれ?私は何を言いたかったんだ?そして何をしに来たんだ?何故に此処で愚痴を言い始めたんだ?

17.2.18  00:54  -  不明(削除済)  (7777777)

夜分遅くに失礼します。トーカです。
まず…投稿が遅くなってしまい本当に申し訳ありません…。次はもっと早くに投稿しようと思っています!
いきなり凄い展開になりましたがこういう話にする予定だったので…。今のところ話は問題無く進んでおります。次回もお楽しみに(していただけると嬉しいです)!

2017,2.18 トーカ

17.2.18  00:02  -  トーカ@浮上停止  (0914)

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