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ポケモン不思議のダンジョン〜光の医療団〜

著編者 : Cynothoglys

最後の依頼・僕のチカラと私のチカラ〜前編〜

著 : Cynothoglys

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「・・・久しぶりだね。タスちゃん。」
「はい。・・・お久しぶりです。あの・・・フィーナさんは?」
「ちょっと出ててね。というより、今日は戻らないと思うよ。」
「え・・・?どうしたんですか?」
「・・・ある・・・ダンジョンに行ってる。けじめをつけたいんだそうだ。一人でね。」
「・・・はぁ・・・?」
「ところで、タスちゃんの方も・・・ブイ君がいないってことは・・・やっぱり・・・」
「・・・はい。ブイが・・・行方不明になりました。」
「それで・・・どこでいなくなったんだい?」
「・・・」
「いや・・・どうしたの?」
「きよらかなもり・・・」
「・・・!!?」
聞き違いだと信じたい。
「・・・もう一回、言ってくれる?」
「きよらかなもりです。」
・・・マジでか。
「確か・・・一人でしか入れないんだっけ?」
「一人でしか入れない。アイテムを持ち込めない。レベルが1に戻る。というダンジョンです。」
・・・サラっと言われたけど・・・実はとんでもないダンジョンなんだよね。
「それで・・・なんでブイ君はそんなところへ?」
「・・・わからないんです。なんでそんなところに行ったのか・・・」
「場所だけ伝えて出て行ったと、そういうこと?」
「はい。・・・私も止めたんですが・・・」
「まぁ、彼の性格上、無駄だろうね。」
「大丈夫かなと思ったんですが・・・もう一週間も戻ってきてません。」
「・・・それは・・・まずいね。」
「お願い・・・できますか?」
「分かった。・・・できるかどうか不安もあるが、やってみよう。」
「ありがとうございます!・・・でも・・・」
「どうしたの?」
「フィーナさんのこと・・・」
「・・・フィーナには言えない。フィーナを不安にさせるわけにはいかないからね。」
「でも・・・それでラックさんが消息を絶ってしまったら・・・!」
「・・・危険だと感じたら、タスちゃんがフィーナに伝えてくれればいいよ。」
「・・・でも・・・」
「大丈夫。・・・じゃあ、行ってくる!」
「ラックさん!!」
フィーナの・・・邪魔をするわけにはいかない。
絶対に・・・だ!



「・・・持ち込めるのは探検隊バッジだけ、か。」
こればかりはダンジョンの性質だから仕方がない。
確かにこれがあればブイ君の位置を知ることができるから十分なんだけど・・・
それでも一ダンジョンを・・・しかもこの手のダンジョンを攻略するには薄い装備だろうね。
「・・・待ってろ、ブイ君!」
「ポッポー!」
「ちぃ・・・さっそくか・・・!」
見渡すと・・・ポッポが3体。囲まれているわけじゃないが・・・ボーっとしてたら数秒で囲まれる。
「ポッポー!!」
「レベルが戻った都合上、どくどくは使えない。・・・でもね、僕の親は特殊なポケモンだったんだよ。」
僕は目を半分くらい閉じた。・・・そして・・・
「・・・ふぁっ・・・・」
「ポッポー!?」
「5・・・4・・・」
「ポッポーー!!?」
「3・・・2・・・1・・・おやすみ。」
「ポッポー・・・・zzZ」
悪いね。遺伝技ってやつさ。僕の『あくび』
・・・でも、さすがにきついな。相手を倒さないと『あやしいひかり』も取り戻すことが出来ない。
「ポッポー!!」
二匹のポッポが僕に向かってきた。そして・・・
「あれは!!?」
ポッポがいて見えなかった場所にあったのは・・・わざマシン!
「・・・あれ次第だ!」
僕はダメージ覚悟でポッポ二匹を突っ切った。
「くっ・・・使えるか・・・!」
「ポッポー!!」
「・・・!!」
これなら・・・使える!
「どくどく!!」
「ポッポー!!?」
「ポッポー!!?」
命中!二匹同時に、だ!
「ポッポッポ・・・・」
「ポ〜・・・・」
倒した・・・ふぅ。それなりに力も蓄えることが出来た。
・・・先を急ごう。どくどくだってパワーポイントの都合上、ほいほいと打てるもんじゃない。

・・・これで4分の1くらい進んだか。
なんというのかな。・・・すごい悪い目つきでエアームドがにらんでる。
「おぉ?また来たな、カモ!」
また?ってことはブイもここを通ったってことかな・・・?
「ま、ゆっくりしてけや。・・・ゆっくりと・・・死んでいけ!!!」
面倒だな・・・防御もそれなりにある敵だし・・・
「俺のくちばしで・・・突けねえもんはねぇぜ!!」
・・・と言いながら、本当にくちばしに力を溜めこんでいるみたいだ。
まさか・・・・ドリルくりばし!?そんなもの撃たれたらヤバいでしょ!?
「つ・つ・く!!」
「・・・はぁ?」
「あんだよ!!?」
いや・・・拍子抜け、ってやつかな。
「まぁいい。お気に召さない様子だが・・・気は抜かねえこったな!!」
そう言って・・・思いっきりこっちに突っ込んでくる。
「やば!?」
かなりの速度で向かってきたが・・・なんとか避けることが出来た。
「へ、なかなかやるじゃねえ・・」
 グサッ!!
「・の!!?」
「え・・・?」
「この!この!・・・くそ、抜け、抜けねえ!!」
「・・・じゃ、お疲れさまでしたー。」
「あ、おい、まて・・・このやろ・・・」
 ズボッ!!
「ほえ?」
抜いた反動があったのか、羽ばたけもせずに地面に突っ伏してしまったようだ。
「・・・何だったんだろ。」
僕は先を急いだ。








同時刻、とある洞窟。
「助ける・・・絶対に、助けるから!」
「ちぃ・・・このエーフィ・・・つええぞ・・!」
「気ぃ抜くな新入り!こいつ・・・確か以前もここに来たはずだ!」
「まさか・・・制覇したのかよ!?」
「いや・・・例のアレだ。」
「あぁ・・・なるほどね。」
「喋ってないで早く来たら?」
「へ・・・強気な女は好きだぜ!!」
 ザキュッ!!
「へっへ〜、もっとやってやら〜!!」
「一生みがわりと遊んでなさい。」
「は!?」
「いつの間に!?」
「先を・・・急がなきゃ!」

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2012.6.9  23:50:23    公開


■  コメント (4)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

確かに忘無を使う手もイメージではあった・・・
ですが、簡単にいままでの技を使えては
いままでの回と大差がないと思ったので
あえて忘無を使わせませんでした。
後編は・・・今日か明日になるかもです。

12.6.10  10:10  -  Cynothoglys  (JACK0119)

ラックはかなりの強運の持ち主ですね
けど、どこまで持つか・・・
フィーナもどこかの洞窟に行ってるし・・・
ラックはただひたすら逃げるか、
『忘無』が活躍するかとおもったら
技マシンとは・・・
では!

12.6.10  00:44  -  不明(削除済)  (02090036)

ちょっとラストの盛り上げのために
ラックとフィーナに頑張ってもらいます。
まぁ・・・どうなるんでしょうね?
自分にもその辺頭に浮かんで・・・
いますよ。今回は、ね(笑)

12.6.10  00:02  -  Cynothoglys  (JACK0119)

フィーナの行き先がとても気になります^^
後編も楽しみにしてます!
洞窟。。。何処だ???

12.6.9  23:59  -  不明(削除済)  (1996921)

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