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ポケモン不思議のダンジョン〜光の医療団〜

著編者 : Cynothoglys

依頼・強さとは何たるか〜前編〜

著 : Cynothoglys

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今日のバイトはなし。・・・今日の依頼もなし。
何も・・・することない。
「どこか・・・ダンジョン行く?」
「どっか・・・いいとこ行こうか・・・」
もう・・・フィーナも僕もだれてる。
本業・・・が医療団なのかフリーターなのかわかんなくなってきた。
「・・・邪魔するぞ。」
・・・?聞き覚えのある声?
「久しいな・・・といってもそこまで時は経っていないが・・・」
「フォルテ!?」
僕達を・・・僕達の誓いをかけた戦いで完膚なきまでに僕達を倒したハッサムのフォルテ。
正直・・・強さは筋金入り、のレベルじゃない。
「今日は・・・どうして?」
「少し、頼みがある。」
「頼み?」
「手伝ってほしいのだ。」
「手伝って・・・っていうと?」
「ねがいのどうくつ、という場所は知っているか?」
「ねがいのどうくつ・・・確か伝説のポケモンの・・・」
「ジラーチの住処だ。」
ジラーチ・・・願いをかなえてくれるという伝説のポケモン。
僕がソピアから受けた伝説のポケモンの技「はめつのねがい」の持ち主。
「何か・・・かなえてほしい願いがあるの?」
「・・・ある。だが・・・言えない。」
「別にいいよ。目的が聞きたかっただけだし。・・・でも・・・」
「・・・わかっている。困難なのは・・・」
ねがいのどうくつではポケモンが持つ本来の能力、つまり・・・レベル1の状態に戻される。
必要なのは威力の強い技じゃなく、技だけに頼らない知能や技術ってことになる。
「無理ならいい。・・・受けてくれるのか?」
「かまいません。」
「・・・」
「意外そうな顔してますけど・・・何か?」
「いや・・・案外、即答じゃないか。」
「フォルテさんが一緒なら問題はないです。技術的にも問題はないですし。」
「お前達はどうなんだ?・・・言っておくが、俺に頼るだけなら受け入れるな。」
「・・・頼るだけ・・・ですか。・・・それはありませんよ。」
「・・・」
「だって・・・フォルテさんは僕達の力を信じているからここに来てくれたんでしょう?」
「・・・フッ。」
・・・笑った?
「その通り、だな。俺もなぜここに来たかは分からなかった。
 だが・・・お前達の言う通りだ。俺はお前達のことを信じている。だからここに来たんだろう。」
「・・・フォルテさん。」
「頼む、チーム『サンムーン』。あのダンジョンは・・・俺だけでは攻略できんのだ。力を貸してくれ!」
「もちろんです!」
こうして僕達は・・・ねがいのどうくつに向かった。

星がちりばめる洞窟。
時間としては昼なのに・・・ここに時間は関係なく常に夜。
美しい星達が・・・闇を照らしてくれる。優しい光で。
ここが、ねがいのどうくつ・・・
「気をつけろ。ここから先はレベルが1となる・・・」
「分かってます。」
「慎重に、慎重に・・・ですね。」
「だが、あまり慎重に行き過ぎてもダメだ。・・・個々のフロア階数は99階。
 ゆっくりと行って攻略できるほど・・・時間は待ってくれない。」
「慎重と速度の両立ですか・・・難しいですね。・・・」
「どうした?」
「いえ・・・その・・・」
「お前達の誓約のことか?」
「あ・・・はい。」
「安心しろ。狩りはしない。・・・眠っていてもらうがな。」
眠っていてもらう・・・?って・・・ハッサムにそんな技あったっけ?
「あ、侵入者だ〜。」
「退治しろ〜。」
退治する気あるのか?っていうくらい優しい声でマダツボミ達が近づいてくる。
「・・・おろかな。」
・・・!?フォルテが・・・動いた?でもあんまり激しくは・・・
「くらえ〜つるのムチ・・・」
「つるのム・・・」
「お前達に時間を食われている暇はない。・・・眠っていろ。」
「あっ・・・なるほど。」
みねうち、か。傷つけないっていう点では微妙だけど・・・
でも確かに『眠って』もらうことにはなるでしょうね。
まぁ・・・フォルテさんは仕方なし、か。
「・・・行くぞ。」
守られてるだけじゃ・・・ダメだ!
少なくとも・・・フォルテは僕達を頼っているんだから・・・守られているだけじゃダメなんだ!

「・・・何アレ?」
「・・・」
寝てる?・・・あれって・・・ケーシィ?
「ケーシィ・・・か。」
「ケーシィだね。」
「ケーシィだな。」
「・・・zzZ」
「起しちゃ・・・ダメだよね?」
「時間の無駄だ。」
「可愛い♪」
「・・・待て・・・」
「!!!」
起きちゃった・・・まぁいいか。時間がかかるだけだよ。
「私は・・・お前達を許さない!」
「!?」
「喰らえ!」
普通に攻撃してきた・・・?普通技を出すはずなのに・・
 ドゴォォォッ!
「ガファッ!!!?」
なん・・・つー・・・威力・・・
「みねうち!!!」
 カーン
「なっ・・・!!」
「えい。」
 ドゴォォォォ!!!
「ガ・・・フッ・・・!!」
フォルテの攻撃までが・・・通じてない。
「くらえ!!」
「フィーナ!!!!」
「・・・」
 カーン
「!?」
ケーシィの攻撃が・・・弾かれた!?・・・フィーナ!?
「まもるの前じゃどんな攻撃も無駄。」
「まもる・・・か。」
「ラック、今!!!」
「ありがと・・・フィーナ!!」
「行け!!!あやしいひかり!!!!」
「なっ・・・がああああああああ!!!!!」
これが・・・ここのケーシィの力か・・・
尋常じゃない強さだった。・・・この強さが・・・まだいるのか・・・
先は・・・長そうだ。

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2012.6.6  22:13:00    公開


■  コメント (2)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

そうですね。
やっぱり難しいです・・・
レベル1ダンジョンだと技の戦いが
技術の戦いですからね。
・・・俺の、技術次第ですから・・・
進み方によっては中後編になるかもです。

12.6.6  23:26  -  Cynothoglys  (JACK0119)

やっぱり1話じゃ書ききれませんか^^;
続きが凄く楽しみです♪

12.6.6  22:28  -  不明(削除済)  (1996921)

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