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ポケモン不思議のダンジョン〜光の医療団〜

著編者 : Cynothoglys

依頼・マグマのちていを攻略せよ!

著 : Cynothoglys

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ソピア達との戦いが終わり、僕達は元の探検隊・・・というより医療団を再開していた。
・・・と、言っても・・・ソピア戦後から依頼がゼロなんだけど。
生活?・・・カクレオン商店でアルバイト中・・・
どうにか依頼見つけないといけないんだけど・・・
サーナイトさんのギルド『サイキック』がサーナイトさんが探検隊に戻ったからなくなって・・・
それが原因で依頼が激減してしまった・・・っていうのが現状。
はぁ・・・また今日もアルバイトか・・・
「オイ!」
「ん?」
急にどなり声・・・的な声がする。
「なんでしょうか?」
フィーナが応対する。チラッと見えたけどイーブイのようだ。
「ここら辺に探検隊はいないのか!」
「え・・・っと、依頼でしょうか?」
「ん・・・ここ探検隊だったのか!」
「・・・はい。」
「じゃ、話聞いてもらうぜ!」
・・・随分と態度の大きいイーブイだな。

「・・・なるほど、『マグマのちてい』にある『わざマシン』かえんほうしゃを取りに行ったまま
 ブースターのタスさんが戻らないと。そういうことですか。」
「あぁ・・・俺と組んで探検隊になりたい!って言ったもんだから俺は言ったんだ。
 ほのおわざがろくに使えないブースターと組む気はない!って。
 そうしたらあいつマグマのちていのわざマシンを取ってくるっていって・・・」
「戻らないわけですか。」
「そういうことだ。」
「わかりました。引き受けます。」
「本当か!」
「ええ。場所はマグマのちていでしたね。オッケーです。」
「じゃ、報酬は俺のポケ3000くらいあるから・・・1000ポケでいいか?」
「分かりました。では行ってきます。」
「・・・ちょっと・・・待ってくれ。」
「なんでしょうか?」
「俺もついていく!ダメか!?」
「・・・構いません。心配なんですね。」
「そんなんじゃねー!俺のせいでアイツがケガでもしたら後味悪いからだ!」
「・・・わかりました。」
「何にやついてんだよ?」
「いえ、なんでも♪」
「・・・まぁいい。俺の名前はブイ!よろしく頼む!」
「僕はラック、チーム『サンムーン』のリーダーです。」
「私はフィーナ、同じくチーム「サンムーン」の副リーダーです。」
「じゃ、自己紹介も済んだし、いきますか。」
強気な口調でも・・・根はやさしいんですね、ブイさん。
大丈夫、絶対に助けます!医療団の名にかけて!

「・・・あづっ!」
ここがマグマのちてい・・・って暑すぎ!
「ところどころにマグマが流れてるね・・・」
「あぁ、・・・」
「どうしたんですか?」
「・・・俺達に『ほのお』タイプはいない。もしブースターがマグマにいたら見つけられねえぞ。」
「それもそうですね・・・でも問題はないと思います。」
「どうしてだ?」
「得意分野であるほのお技も使えないブースターさんが・・・わざわざ逃げ場のないマグマを
 歩くとは思えません。下手をしたら自分が追い詰められてしまう可能性もありますから。」
「・・・だといいんだが・・・」
「とにかく、進みましょう。ここで悩んでいてもしょうがないです。」
「・・・そうだな。急ぐぞ!」
僕達は導きの階段に急いだ。

「あぁ!?」
「旅人かい?」
そこに現れたのは・・・ニドキング、ニドクイン。
・・・あからさまに戦闘態勢入ってんのが分かるんですけど。
「どーでもいいわ、身ぐるみ全部置いてけや。」
「・・・素直に従う奴いるんですか?」
「あたしらのパワー見たら大抵そうするけどね?」
「じゃあ見せてくださいよ。そのパワー。」
「フン・・・後悔すんじゃないよ!・・・ハアアアッ!」
 ドゴォォォ!ドゴォォォ!
見事なにどげりが岩を砕いた。
「・・・どうだい?これであたしの実力はわかったろう?」
「そうですね。安い挑発に引っかかってありがとうございました。」
「!」
もう遅いよ、あなた方は僕の『あやしいひかり』の中。
「あ・・・あれ?あいつらは・・・」
「・・・・・・ここだぁ!」
 ドゴォォォォォ!
ニドキングの一撃は華麗にヒットした。・・・ニドクインに。
「きゃああああああ!」
「あぁ!?ニドクイン!?」
「・・・あ・・あ・・ガフッ。」
じゃ、しばらく幻影の中にいてくださいね。
「・・・強ぇじゃねえか・・・」
「何か言いました?」
「いや、なんでもない・・・」
あの戦いを経験した以上、簡単なあしらいぐらいは出来るようになったからね。
そうそうやられはしないよ!

こうして僕らは順調に進み・・・地下六階まで来たんだけど・・・
・・・アレ?
「ラック・・あそこに何か・・・」
うん、僕にも見えてる。
・・・たくさんのアイテムが落ちている。
でも近づかないよ、なぜかって・・
「こいつはラッキーだ!」
「ちょっと!?」
ブイはすぐさま部屋に入って行ってしまった。
でも・・・そこって多分・・・
「獲物だぁ!」
「久々のストレス解消だぜぇ!」
「ヒャーッハッハッハ!」
「・・・え?」
 ザッ・・・
「ここはモンスターハウス、大量のアイテムで冒険者をおびき寄せるんです。
 そしておびき寄せられた冒険者を一蹴するのが・・・モンスターハウスの彼らということです。」
「本当は避けて通りたかったんですけどね。」
「・・・すまねぇ。」
「いえ、謝ることはないです。だって・・・ホラ。」
「あ・・・」
モンスターハウスの中に導きの階段があったんじゃしょうがない。
だって避けようがないんだもん。
「へっへっへー腹くくれたかぃ?」
えっと、ポケモンとしては・・・ニドキングが二匹、ニドクインが二匹、ゴローンが一匹。
それにラッタが四匹もいる。
『まともに相手していられないよ?どうしよっか?』
フィーナが小声で話しかけてくる。
『・・・いい考えがある。』
「消え失せぇ!」
「みがわり!」
僕は人形にすり替わった。
ラッタのかみつくはヒットしたけど・・・みがわり人形は消えない。
「・・・かげぶんしん!」
そして僕のみがわり人形がたくさんになったら・・・君たちならどれを狙う?
「なっ・・・」
「ちぃ・・・やっちまえ!」
 ボンッ!ボンッ!ボンッ!ボンッ!ボンッ!ボンッ!ボンッ!ボンッ!
「・・・って、あぁ!?」
「おつかれさまでしたー、では。」
「な、待てぇ!」
も、遅いよ。僕達は導きの階段の手前、さよーならー。

・・・・フゥ。
「・・・本当にすまねぇ。」
「いえいえ、おかげでモンスターハウスでまともにやりあうことなく階段降りれましたから。」
「気にしないでください。」
「・・・あ・・・あぁ。」
「そろそろ・・・ですね。」
「・・・ん、なにがだ?」
「タスさんのいる場所です。」
「あ!?わかんのか!?」
「探検隊バッジがあれば・・・救助を求めているポケモンが近くにいると反応するので・・・」
「ってことは近くにタスが!?」
「その可能性は高いです。」
反応は・・・徐々に濃くなっていく。
間違いない。タスさんは・・・この十三階にいる!
「つっても、慎重に行動しねえとな・・・なんつったってモンスターハウスが・・・」
「あ、そこは安心してください。モンスターハウスは一ダンジョンに一つしかないですから。」
「え・・・そうなのか?」
「はい。」
「あ・・・そうなのか・・・」
「さて、タスさんはどのあたりにいるのか・・・」
 グララララララッ!
「!」
なんだこの揺れ!?
「くくっ、またビビっちゃったよ。」
「あ〜愉快愉快。」
この野太くてごつい声・・・ゴローン!?
「ゴローンがマグニチュードをぶつけて楽しむ、そしてマグニチュードを怖がるポケモン・・・
 ほのおタイプ、しかも共存しているポケモンをそういう目にあわせる可能性は低いですから・・・」
「タスか!?」
「十中八九そうですね・・・確かこっち側から・・・」
「イタイヨォ。コワイヨォ。・・・グスン、モウヤメテヨォ・・・」
「タス!」
ブイさんも確認した・・・タスさんは向こうにいる!
僕達はすぐそこへと駈け出した。

「おい!てめえらタスに何してやがる!」
「あぁ?仲間か?」
「けっ、お友達が助けに来たってよ。」
「くくっ、助けられもしないで俺達のストレス解消道具になるんだぜ?そこで見とけよ。」
「てめえら・・・許さねえぞ!」
「ブイ・・・?」
「タス!待ってろ!」
「かかってこいよイーブイちゃん?」
「ぶっ潰す!」
ブイは勢いよくゴローンに向かっていった。
「・・・くくっ。」
笑った・・・?ゴローン三匹がばらけていく・・・?
はっ!
「ブイ!逃げろ、自爆するぞーーーーーーーー!」
「遅ぇよ!」
 ドーーーーーーーーーン!
「・・・カ・・・ガッ・・」
「ブイ!」
「くくっ、よくやったよ。お前。休んどきな、後で遊ばせてやっからよ。」
「・・・タ・・・ス・・・」
「許さない。」
「あぁ?」
「僕はお前達を許さない。」
「ぎゃはは、許さないだと?お〜コワイコワイ。」
「何が許せないんだ?こいつをいじめたことかぁ?」
「・・・他人から傷つけられるいたみ・・・どれだけのものか分かっているのか!?」
少なくともお前達に・・・
「ソピアの気持ちは分からない!」
「あ?誰だソピアって・・・」
「アァッ!」
「!」
僕が放ったのは「くろいまなざし」これでもう、逃がさない。
「・・・君達の物理技じゃここまでは届かないよ。」
「ちぃ・・・兄弟!防御だけ固め・・」
「なんだ、その程度?」
「あぁ!?」
「いばりくさってその程度かって聞いてんだよ。」
「・・・ふざけやがって・・・」
見事にちょうはつに引っかかってくれてありがとう。
「もういい・・・兄弟、こうなったらこの部屋全体吹っ飛ばしてやる!」
「ウォォォォラァァァァァ!」
「消え失せろぉぉぉぉぉぉぉ!」
「フィーナ!」
「わかってる!」
 ドォォォォォォォォォォォォン!
巨大な爆音が部屋に響いた。
「・・・へ・・・へへ、奴ら吹っ飛んだか・・・?」
「残念だったね。」
「なっ!?」
「なんでだ・・・なんで全員無事なんだ!?」
「・・・もとより、そういう作戦だったんだよ。」
「なんだと!?」
「僕のちょうはつに乗れば君達は確実に攻撃範囲の高い自爆を使う。
 だけどよく考えてみれば分かるだろ?君達はパワーが高い分、スピードがない。
 つまり技の発動まで、結構なラグがあるんだ。
 ・・・そのラグでブイとタスの所まで行って『まもる』を使うのは比較的簡単だったよ。」
「・・・こ・・・の・・・!」
「そこまで・・・計算づくだと・・・!」
「僕達は自らポケモンを傷つけはしない、だけど・・・悪いことは悪い、そう言わせてもらう!
 だからあなた方の力がどれだけのものか、身をもって体験してもらったわけですよ。
 相手を巻き込むことなく自分だけが爆発する空しさをね。」
「・・・ちく・・・しょうが・・・」
ゴローン二匹は倒れた。プレッシャーの中での爆発だったから
・・・おそらく精神的体力はごっそり削れただろう。
「大丈夫かいブイ?」
「あ・・ぁ。俺は大丈夫・・・だ。」
「これ食べなよ。オレンのみ。」
「わり・・・」
 カリッ!
見事な音と共にブイの体力も回復したらしい。
「ふぅ・・・ありがとよ。」
「いえいえ。」
「タスも・・・」
「今、食べてるよ。」
「・・・ブイ・・・ごめんね。」
「何言ってんだ、もとはと言えば俺が・・・!」
「ううん・・・分かってたよ、ブイの実力は高いからボクの実力がないと断られちゃうって。だから・・・
 最初から行く覚悟は出来てたの。でも・・・こんなことになっちゃって・・・」
「もういい、喋るな。」
「でも・・・」
「さっさと戻って傷治せ。・・・始めるんだろ?探検隊。」
「・・・もういいよ、ボクの実力じゃ・・・」
「確かにお前の実力じゃ難しいだろうな。」
「・・・」
「だが、俺がついてやる!」
「・・・え?」
「だ・・だから、俺がお前の探検隊に入ってやるってことだ!」
「・・・いいの?」
「またこんなことになっても面倒だからな・・・」
「・・・うぇ、うぇ・・・ありがと〜〜〜。」
「な、泣いてんじゃねぇや!」
こうして僕達のマグマのちてい攻略は幕を閉じた。

一週間後・・・
「ラック!」
「どうしたんだいフィーナ?」
「これ見てよ、号外!」
「え・・・?」

特集!今日の探検隊!
チーム「フレム」リーダー・ブイさん。副リーダー・タスさん。
先日結成されたばかりのチームですが、なんとあの名門ギルド「ジェネシス」に入門!
初めての依頼で指名手配犯を捕まえるなど、今後の活躍に期待できるチームです!
本人達は、目標の探検隊に「サンムーン」という探検隊を挙げていました!

「・・・ブイ達がんばってるね。」
「私達も負けてられないね!」
「そうだね、これからも依頼、こなさなきゃ!」
僕達の探検隊人生は続いていく・・・




ということでAKSSTさんからの依頼、「マグマのちてい」でした!
・・・もともとブイ君の性格は「強気」だったのですが・・・
ここでキャラづくりの下手さが出ました。
完全に強気っていうかただのツンデレです。
比率で言えばツン:デレ=6:4くらいでしょうか。
タスちゃんのセリフも少なかったし・・・正直自信持てません。
まぁ・・・まだ依頼は募集していますのでガンガン依頼してください!
同じ方からの依頼もOKですよ!

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2012.6.1  23:22:48    公開


■  コメント (2)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

いや〜こんなに長くなるとは自分でも
ビックリです!
そーですね〜、貫禄がついてきた感じです。
やっぱりソピア戦がすごすぎましたから。

どーぞどーず。5日までやってるので
それまでだったら何回でもどーぞ。
書いてて楽しいですから。

12.6.2  06:07  -  Cynothoglys  (JACK0119)

書いてくれて有り難うございますッ
イーブイの性格はツンデレで良かったです
むしろその方が・・・
ストーリーが凄いですね
募集から作ったとは思えないです
ラックとフィーナが強いですね

また、依頼しますッ
では

12.6.2  00:52  -  不明(削除済)  (02090036)

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