ポケモンノベル

ポケモンノベル >> 小説を読む

dummy

ポケモン不思議のダンジョン〜光の医療団〜

著編者 : Cynothoglys

世界の命運・五歩目〜光の加護〜

著 : Cynothoglys

ご覧になるには、最新版の「Adobe Flash Player」が必要です。 また、JavaScriptを有効にしてください。

あの時のことはラックから聞いたけど
私にそんな記憶はない。つまり意識はなかったはず。
だけど・・・今の私には意識がある。
「ガアッ!」
「ぐっ・・・なんだというのだ、なぜコントロールできている・・・」
なんていうんだろう。私の頭で考えていることとは違う行動を体がしている感じ。
『ソレガ忘我ノ力ダ。考エズ直感デ行動スル分、通常ヨリモ素早ク行動デキル・・・』
誰・・・?
『我ガ名ハ、ヴェンデ。私ノ放ツ光ハ忘我サエモ制御デキル。』
頭の中に流れてきたヴェンデのイメージ。
何かの本で読んだ記憶がある姿。
確か・・・裁きを与えるっていうポケモン『アルセウス』。
なんでそんな力が私に・・・?
『考エルノハ後ニシロ。オ前ノ忘我ハ、モウ暴走シナイ。私ガシテヤレルノハ・・コレダケダガ・・・』
・・・これだけ?十分すぎるくらいだよ。
すごく温かい光が私を包んでくれている感じ。
「シャドーボール!」
「ガァッ!」
シャドーボールの軌道が読める。すごい・・・これが忘我の真の力。
でも、今のところは避けているだけ。何か反撃の手を撃たないとやられちゃう。
それに・・・今のところバールが使っている技はシャドーボールだけ。
それ以外の技をなんとかして出させないと。
すると・・・
「・・・フン。」
手を・・・下ろした?攻撃の要となっている手を・・・?
「ガァッ・・・?」
「貴様に避けられていては無駄弾にしかならん。貴様がこちらの動きを待っているというのなら・・・
 私は攻撃することはない。いや・・・この酸を世界に放つだけで勝利する我々にとって、
 この戦いすらもどうでもいいというものだ・・・だが、お前達は違うだろう?
 我々を止めたくば自らで攻撃して来い。でなければ戦いを放棄し、私は酸を放つ。」
・・・ぐぅ・・・攻撃技を出すしかない。
「ウゥ・・・ガァッ!」
私が繰り出した球体の集まり。技の名前はサイコショック。
特殊防御ではなく防御力がこの技を防ぐために必要な力・・・
といっても牽制みたいなものだしミュウツー相手じゃ
相性的にも当たっても大してダメージはない技。
これをどうするか・・・
「・・・くだらん。私相手にサイコショックとは・・・」
・・・?バールが手に力を集中し始めた・・・?
「・・・サイコブレイク!」
速い!?
 ドゴォォッ!
「ガフッ・・・」
な・・・なんなの・・・この威力・・・
「サイコブレイクはサイコショックと同じように当てる相手の防御がダメージの肝となる。
 だが・・・基礎となる威力はサイコブレイクの方が上だ・・・私しか使えんがな。」
専用技・・・同じ効果で威力が上ってことは・・・要約すれば完全上位互換ってことね・・・
それなら・・・私の状態異常技で・・・!
「ガァァッ!」
どくどく。これを当てて持久戦に持ち込めば・・・
「フンッ!」
!!!!
バールを光が包んだ!?
その包まれた光に・・・私のどくどくは弾かれてしまった。
「この技はしんぴのまもり。発動後しばらく状態異常を防ぐ技だ。
 貴様らの行動・思考はソピアと共に見させてもらった。牽制以外で相手を攻撃しない。
 そんな誓約、状態異常や能力変化を使うと自ら吐露しているようなものだろう。
 状態異常対策や能力変化対策をぬかるとでも思ったか・・・?」
誤算だった・・・これで私の技は二つ封じられてしまった。
サイコショックはサイコブレイクに壊されてしまう。
どくどくはしんぴのまもりに守られてしまう。
私の技で残っているのは二つ。・・・でもそのうち一つはシャドーボール。
同じシャドーボールでも基礎的な部分、ミュウツーという種の力を考えれば
・・・シャドーボール同士の戦いは負けることが目に見えいてる。
つまり・・・私の最後の技で・・・バールをどう攻めるか。
それが私の・・・いや、世界の命運を分けるということ・・・

⇒ 書き表示にする

2012.5.20  20:03:50    公開


■  コメント (0)

コメントは、まだありません。

コメントの投稿

コメントは投稿後もご自分での削除が可能ですが、この設定は変更になる可能性がありますので、予めご了承下さい。

※ 「プレイ!ポケモンポイント!」のユーザーは、必ずログインをしてから投稿して下さい。

名前(HN)を 半角1文字以上16文字以下 で入力して下さい。

パスワードを 半角4文字以上8文字以下の半角英数字 で入力して下さい。

メッセージを 半角1文字以上1000文字以下 で入力して下さい。

作者または管理者が、不適切と判断したコメントは、予告なしに削除されることがあります。

上記の入力に間違いがなければ、確認画面へ移動します。


<< 前へ戻るもくじに戻る 次へ進む >>