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ポケモン不思議のダンジョン〜光の医療団〜

著編者 : Cynothoglys

世界の命運・三歩目〜弟子から師へ〜

著 : Cynothoglys

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「・・・やるしかないみたいだねぇ。」
「あぁ?何をだ?」
もう、あたいの体力も少ない。
これ以上同じやり方で戦い続けても・・・やられるのを待つだけ。
「ラ・・・トゥーラ!」
「・・・あぁ?」
・・・これが・・・最終兵器、っていうのかね。
「オラァッ!」
あたいはツィオーネに飛びかかった。
「ハンッ、何をたくらんでんのか知らねぇが・・・何したって無駄だぜ?」
影に隠れた・・・シャドーダイブか。
『てめぇの推理力は大したもんだ。だが・・・こんな状況じゃ推理してもループを起こすだけだぜ?』
そうだね・・・確かにこんなどこから飛び出すか分からない技に百パーセントはない。
推理しても九十九パーセントしか分からない。・・・なら、
「・・・死ねやぁ!」
・・・うしろ・・・だね?
「ハァッ!」
「何だと!?」
いとも簡単にあたいは避けた。そして・・・
「ナイトバースト!」
「ガハァッ!」
あたいの放ったナイトバーストは直撃した。
「な・・・なぜ、後ろに来ると分かった・・・」
「自分で考えな。」
「ぐっ・・・偶然だぁ!」
奴が放ったのはシャドークロー。これもどこに飛んでくるかわからない爪。
でも・・・避けれる!
「フン・・・」
「なぜ・・・なぜ避けれる!?」
「教えるときは・・・あんたの最後にだ。」
あたいは懐から「あるもの」を取りだした。
「これが・・・あたいの渾身のナイトバーストだ。」
「あぁ・・・?てめぇのナイトバーストなら一度受けた。だが、俺はこの通りピンピンしてるぜ?」
「・・・ガァッ!」
再びあたいはツィオーネに向かって飛びかかった。
「これで決める!」
「ハンッ!一人で決めてろ。」
また影に隠れたか・・・でも、分かってたよ・・・
 ボンッ!
あたいが使ったのはナイトバーストじゃない・・・みがわり。
「喰らいや・・・あぁん!?」
影からあたいに襲いかかろうとしたんだろうが・・・そこにあるのは
あたいのみがわり。そして、そのみがわりから・・・あたいは攻撃できる。
「・・・言ったろ?次で最後だってさ・・・」
「なっ・・・」
「ナイトバースト!!!!」
 ドゴォォォォォォォォォ!
巨大な爆音が辺りに響いた。
そして・・・ツィオーネは・・・
「ガ・・・ハァッ・・・」
ナイトバーストに直撃し・・・地面に倒れた。
「・・・ふぅ・・・」
「て・・・めぇ・・・」
「なんだい、まだ意識があるのかぃ?さすがにタフだね。」
「なぜ・・・俺の行動が・・・」
「あんたは言ったね、心理から読み取れる行動は即応性のある奴には通じない。」
「・・・それが・・・どうした・・・?」
「だからあたいは・・・推理を捨てた。途中であたいが言った言葉『ラトゥーラ』は封印の意味。
 あたいが授かった能力を封印するわざだ。」
「バカな・・・てめぇから推理を捨てて・・・・何が残る・・・?」
「レニメントを演じてたくせに記憶になかったのかい?」
「・・・!」
「そう、あたいにとって一番特異な能力ってのはこの推理能力じゃない。
 状況に応じて適切な力を使うことができる・・・『即応性』さ。」
「・・・ちく・・・しょうが・・・」
・・・と言っても一番特異な力は即応性でもないんだけどね。
一番あたいにとって異常なのは・・・バカみたいに運が強いってことさ。
実際、ラックとのプレートバトルもそう。本当は百戦もやったら確実に一回は負けてる。
だが百連勝できた。九十九パーセントは推理、・・・残り一パーセントは運・・・
多分、あの修行がなかったら推理だけに頼って負けてたね。
ありがとよ・・・ラック。
「さて・・・応援に行くか。」
「行けると・・・思うか?」
「あぁん?」
「この地『かがみのめいきゅう』はソピアが作り、俺を『主』とした地。
 主を失った地が生きられると思うか・・・?」
「まさか・・・!」
 ゴゴゴゴゴゴッ
「クククッ、もとよりソピアの奴は・・・お前達との決闘で負けても勝っても
 お前達は始末するようにしているからな・・・ここでお前も終わりだ。」
「クソッ!」
「クククッ・・・あれを見な。」
ツィオーネが言った方向。そこにあるのは・・・
「・・・ワープポイント?」
「どこに行くかは知らねぇが、てめぇが生き延びるならそこしかねぇぜ。
 俺は動けねぇからよ・・・行くならさっさと行かねぇとお前も生き埋めだぜ?」
「・・・ありがとよ。でも、なぜあたいを助けてくれる?」
「・・・さっさと行け。」
「・・・フンッ。」
あたいはすぐにワープポイントに向かった。
 シュンッ!

「楽しかったぜ・・・俺の人生で一番・・・
 ありがとよ・・・ルマニクス。」
 ガララララッ!
・・・こうして「かがみのめいきゅう」は崩れ去った。

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2012.5.16  20:31:11    公開


■  コメント (2)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

次回は
「フィーナVSミュウツー」
乞うご期待です・・・なんですが・・
現在自分がテスト週間中がゆえ、
更新が遅れることは間違いないです。

12.5.17  07:10  -  Cynothoglys  (JACK0119)

とうとうルマ対ツィオーネ決着ですね
次はフィーナの戦いですかね
では続き待ってます

12.5.17  01:28  -  不明(削除済)  (02090036)

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