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ポケモン不思議のダンジョン〜光の医療団〜
世界の命運・二歩目〜退屈な世界〜
著 : Cynothoglys
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なめていた・・・
確かにあたいはデオキシスを倒した。
だが・・・それは心理で奴を陥れたからの話。
「オラァッ!」
「ガハァッ・・・!」
「どうした?もうギブアップか?ま、ギブでも消すのには変わりないけどな。」
「あたいの渾身のナイトバースト・・・受けてみな!」
そう言って、あたいはツィオーネの後ろに回り込んだ。
ナイトバーストならツィオーネなら避けることは確実。
そして、あたいの口に豪炎が溜まる・・・かえんほうしゃ!
ゴォォォォォォォ!
「おぉっと。」
「なっ!?」
受けやがった!
「なん・・・だと!?」
「そういやお前、心理戦が得意とか言ってたっけ?だとしたら残念だったな。」
「なにがだい?」
「戦いにおいて心理戦は大概の奴には効くだろうが・・・即応性がある奴には効かねぇんだよ!
もう分かっただろ?お前が『何かをする』前に対策を立てるんじゃなく、
『何かをした』後でインスピレーションと違った対応をされると企ててた作戦はボロボロ。
そして俺は、即応性が異様なまでに高い。・・・まぁ、反射神経のキワモノというべきだが。
それでも俺はお前の一番苦手な類の敵だと思うぜ?」
「あぁそうかい!」
そんな話を続けてれば確実に隙が出る、くらいなナイトバースト!
「無駄だって言ってんだろ?・・・ハァァッ・・・・!」
・・・っ!あの感じ・・・やばい!
「はどうだん!」
ドゴォッ!
「・・・ガフッ・・・!」
「どうした?一発のはどうだんでノックアウトか?」
「・・・ゲホッ、ゲホッ・・・クソがぁ!」
こいつ・・・本気で強い。さすがに伝説のポケモン、ってのをなめすぎてた・・・
「やっぱりだ、俺の力は強すぎ。もうつまらねぇ。」
「・・・あぁ?」
「気が変わった、できる限り瞬殺しようかと思ったが・・・冥土の土産ってもんを置いてやる。」
「・・・てめぇの哲学なんざ聞きたかないって言ったろぅ・・・!」
「まぁ聞け、俺がソピアに協力するワケ。それは俺が強すぎるからなんだよ。」
「・・・バカにしてんのかい?」
「俺に敵はいない。こおりタイプ・あくタイプ・ドラゴンタイプ・ゴーストタイプ、
俺の弱点と言えるタイプのポケモンも、俺の圧倒的な攻撃力と体力の前にやられるだけ。
もう、つまらねぇんだよ。全てが。
・・・相対する相手がいなければ、生物に生きる目的なんざ存在しねぇからな。」
「それで世界を潰すと?」
「そうだ、別に俺が自決すりゃよかったんだが・・・そうしたらソピアに言われたんだよ、
『死ぬなら最後に面白いものを見て生涯を終わらせるか?』ってな。
それでこの計画に乗った。ま、今まで退屈だったんだ、最後くらいは面白いもん見たいと思ってな。」
「・・・ハンッ!なら・・・その願いはかなうだろうね。、」
「ん?あきらめんのか?」
「あんたを倒すポケモンを見て、それで生涯を終わらせることができるって意味さ!」
「まだ俺を倒す気でいんのか・・・」
「残念・・・倒す気でいるんじゃない、倒すんだよ・・・!」
全ての道はつながった。
あたいの勝利への道・・・ここしかない!
2012.5.12 17:56:21 公開
■ コメント (2)
※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。
12.5.12 22:24 - Cynothoglys (JACK0119) |
ツィオーネはルマの天敵ですね デオキシスはフォルムチェンジで攻撃防御移動を 使い分けるから心理戦は弱かったんでしょうね ルマは幻影使えないのかな 使えば一瞬で動きを封じれるのに・・・ では・・・、また! 12.5.12 20:10 - 不明(削除済) (02090036) |
圧倒的な力を誇るツィオーネの前に、
ルマが取った行動とは!?
それでは次回「学ぶこと(仮)」
お楽しみに〜