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ポケモン不思議のダンジョン〜光の医療団〜

著編者 : Cynothoglys

僕達の十二歩目〜ソピアとヴェンデ〜

著 : Cynothoglys

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・・・え?ここはどこなんだ・・・
「・・・オイ。」
「誰・・・?」
なんて言えばいいんだろう。何にも例えられない姿・・・
「ワガ名ハ、『ヴェンデ』・・・民ハ、『アルセウス』ト言ウガ・・・」
アルセウス!?裁きを与えるっていう幻のポケモン・・・
「ホーリーオーブに何でそんなポケモンが・・・」
「ハルカ昔、私ト『ソピア』ハ争ッテイタ。」
ソピア・・・あのダークライか・・・
「ソシテ、激戦ノ末・・・互イガ互イヲ封印シタ。私ガ封印サレテイタノハ
 光ノ力ヲ持ツ『ホーリーオーブ』。
 ソピアヲ封印シタノハ闇ノ力ヲ持ツ『ダークオーブ』。
 コウシテ、互イノ力ハ封印サレ、民ニ安息ガ訪レタ・・・ハズダッタ。」
「過去に・・・何があったんですか・・・?」
「アル探検隊ニ・・・ダークオーブガ発見サレテシマッタノダ。
 ソシテ、発見シタ探検隊ノ生命ヲ奪イ去リ、『ゆうやみのもり』トイウ場所デ実験ヲ進メテイタノダ。
 『チド』ト呼バレタ強酸、コレヲ大気ニ混ゼ、世界ヲ破滅ニ追イヤル、ソレガ奴ノ目的ダ。
 ソシテソレガ今、最終段階ニ入ロウトシテイル。」
「そんな・・・」
「・・・オマエニ、頼ミガアル。・・・イヤ、訂正シヨウ。オマエタチニ頼ミガアル。」
「なっ・・・僕達に何をしろと・・・」
「奴ヲ、止メテクレ。」
「・・・」
「今、奴ヲ倒セルノハ、ホーリーオーブテ手ニシ、私ノ力ヲ借リルコトノデキル
 オマエタチ以外イナイノダ!」
「・・・無理だよ・・・」
「何!?」
「僕は、フィーナのために頑張っていた。フィーナを守るために頑張っていた。
 それなのに・・・もう、フィーナは・・・フィーナは・・・」
「・・・」
「僕はフィーナが大好きだった!僕は・・・フィーナがいなきゃ・・・僕じゃなくなる・・・」
「・・・ソレデ、アキラメルノカ?」
「だって・・・」
「モシ、私ノ力デ・・・ソヤツヲ復活サセルコトガデキタトシタラ・・・?」
「え・・・?」
「ソウスレバ、オマエハ『ソピア』ヲ倒シテクレルノカ?」
「倒す・・・ことはできなくても戦うよ。フィーナがいれば・・・」
「承知シタ・・・世界ヲ・・・頼ムゾ・・・」
「え・・・?何・・・?」
まぶしすぎる光が辺りを包んだ。

「ラック!」
ルマニクスさん・・・?ここは、元の場所?
「ラック!今なら、今ならフィーナを・・・」
え・・・フィーナ?
フィーナの体が・・・光っている!?なんで!?
「貴様・・・ホーリーオーブを持っていたのか!ヴェンデめ・・・余計な入れ知恵を・・・!」
「僕は君を倒す。そう約束した・・・でも、その前に僕との約束を守ってもらう!」
僕はフィーナのもとに駈け出した。
「ウゥ・・・ガァッ!」
「フィーナ・・・光で暴走はある程度静まっているけど・・・どうすれば・・?」
『ホーリーオーブノ光ヲ当テヨ・・・』
「・・・!」
間違いなく、ヴェンデの声だ。
『光ヲ当テ、コウ叫ベ!ソノ名ハ・・・』
「キアーロ・ディ・レインテグラッツィオーネ!」
また・・・辺りが光に包まれた。

「・・・うぅ・・・ラックとフィーナは・・・?」
「ヴェンデめ・・・あ奴だけは・・・!」
「ラック!」
僕は倒れていた。隣には・・・
「フィーナ・・・」
フィーナは眠っていた。いや、分からないけど眼は閉じていた。
すると・・・
「・・・ラック?」
「フィーナ・・・よかった・・・」
僕の目には涙が一杯あふれていた。でも、これは悲しみの涙じゃない。
嬉しさにあふれた涙だった。
「ラック・・・私・・・どうしてたの?」
「悪い夢を見てただけだよ。・・・あいつのせいでね!」
僕の向けた視線の先には・・・ソピア!
「・・・私の計画をことごとく・・・許さん・・・許さんぞ!」
「落ち着け。」
「・・・っていうか、もう解放したの?」
現れたのは・・・ゆうやみのもりの首領、ドンカラス。
そして・・・グレイシア。
「ん?お前は・・・」
「あの暴走ギャラドスの時の・・・」
「あぁ、こいつの記憶にそんなものがあったな。」
「やっぱり・・・あんたらも飲まれていたんだね。」
「大丈夫だよルマ。あんたも飲みこんであげるから。」
そう言って、ドンカラスとグレイシアは姿を変えた。
その姿は・・・
「・・・ギラティナ、それにミュウツー・・・」
「ハンッ!こんな奴らに真の姿をさらすことになるとはな!」
「・・・くだらぬことだ。」
「あたいも飲みこまれてたらデオキシスがここにいたのか・・・笑えないね。」
「ラック、フィーナ、ルマニクス・・・われらの住処に来い。そこで・・・最後の戦いだ!」
「ヴェンデとの約束・・・そしてフィーナに対しての行為・・・許すわけにはいかない!」
「ラックの想いがそうなら、私もいっしょよ!」
「あたいは・・・言うまでもないだろ?」
「フフフ・・・貴様らのあがき、せいぜい楽しませてもらおう・・・」
そう言って、三匹は消えていった。
「・・・で、これからどうすんだい?」
「ソピアは確か強酸を完成させていて・・・あの三匹のうち一匹でも放置していたら・・・」
「その強酸をぶちまけられる可能性が高いってわけか・・・」
「じゃあ完全に一対一ってことね・・・」
「あたいはあのギラティナのとこに行くよ。あんたらじゃ部が悪い。」
「じゃ、じゃあ私はミュウツーのところ・・・」
「僕は当然・・・ソピアだ!」
ヴェンデとの約束、フィーナの件、そして・・・
ポケモンの未来をあいつらに滅ぼさせるわけにはいかない!

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2012.5.8  19:59:56    公開


■  コメント (2)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

物語もいよいよ最終戦です。
最初の戦いは
「ルマニクスVSギラティナ」
盛り上がり方次第で
三本仕様になったり二本仕様になったり
お楽しみに〜

12.5.8  21:16  -  Cynothoglys  (JACK0119)

ソピアはアルセウスと争って無事なのか
どんな強敵だよッ
一人一殺ですか
ルマは勝ちそうですが
フィーナは忘我を発動したら
ミュウツーと対等以上に戦えるだろうけど
勝っても・・・
では

12.5.8  21:09  -  不明(削除済)  (02090036)

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