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ポケモン不思議のダンジョン〜光の医療団〜

著編者 : Cynothoglys

僕の九歩目〜制止と回避〜

著 : Cynothoglys

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僕は力を溜めた。
「シャドー、ボール!」
放ったシャドーボールは地面に直撃した。
「あやしいひかり!」
僕は手に光を蓄えて放とうとした・・・しかし、
「まだ早い!」
ルマニクスさんは避けてすぐに僕の後ろに移動していた。
「なっ・・・!」
「まだまだだな、もうちょっと練習するか。」
「あ、あの〜、ルマニクスさん。」
「なんだい?」
「これしかないんですか?」
「・・・ないわけじゃないが、一番効率がいいのはコレだ。」
「でも、もし当たってしまったら・・・」
「かと言って、自分から攻撃しなきゃたこ殴りだよ?」
「この戦術、状態異常技でもできるんじゃないんですか?
 そうすれば傷つく要素はなくなるし・・・」
「『たら、れば』で考えたって埒があかないんだよ。
 どうあがいたって、コレをするしかないんだ。」
今、僕がルマニクスさんに教わっている
相手を傷つけない戦術、それは「爆撃誘導」と呼ばれるものだった。
要は攻撃技を囮に使って状態異常技を確実に当てるようにする、という戦術。
ルマニクスさんから言わせれば、普通は逆。
相手に状態異常技を予想させておいて攻撃技を確実にぶつけるための戦術みたいだ。
「とにかく、最終的にあんたがどんな戦術で行くかは任せるが、
 あたいはアブと約束したことを果たす、それまでだ!
 別に学ぶだけ学んでおいて使わないならそれでいい。」
「・・・それで使わないならこの修行無駄になるんじゃ・・・」
「アホ。」
「はぃ!?」
「学ぶことに無駄なんてないんだよ。学んだことは全て、どこかで活かせる場所がある。
 必ず、だ。その活かせる場所が分からないのは外観だけ見て分かった気でいる奴だ。
 これはこれという定義を植えつけられている輩だ。絶対に、
 どこかに活かせる場所がある。必要ないと言うのはそれを探し尽くしてからだよ。」
・・・この時の僕はまだ分かってなかった。
この言葉が・・・僕の運命を大きく変えることになるって。


そして、数日後・・・
「ハァッ!」
「なぜこれなんだ・・・」
「ハァァァァッ!」
「!」
ルマニクスさんはその場に倒れた。
「やった・・・やったぁ!」
「なんて奴だ、こんなコンボがあるとはね。」
ラムのみをかじりながらルマニクスさんは言った。
「え・・・と。」
「おめでとう、これであたいの修行は終わりだ。
 多分、ギルドにいるあんたの相方の修行も終わってる・・」
 ドガーン!
「!」
なんだ、今の爆音。そこまで近くはない。だとしてもそんなに遠くから
ここまで聞こえるほどの爆音、って一体なんなんだよ!?
「・・・多分、ギルドだ!」
「え・・・なんでですか!?」
「爆発の音量や音の聞こえた方向を計算に入れてその付近に爆発しそうな場所
 って言ったらそれしかないんだよ!ギルド『サイキック』以外にね!」
「う・・・ウソだろ・・・?」
「くっ・・・ボーっとしてんな!行くぞ!」
ルマニクスさんは走って行った。
フィーナ・・・君は、君は無事なのか?

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2012.5.3  22:38:33    公開


■  コメント (2)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

いつもコメントありがとうございます。
コンボについては・・・また、いずれ。

次回はフィーナの回です。
あの爆音の原因が判明します。
そして・・・

12.5.4  09:16  -  Cynothoglys  (JACK0119)

ラックの考えたコンボ・・・
どうやったのか
全く分からないです
ギルドが爆発だと・・・!
ルマは音だけでそこまで分かるとは
超推理能力はすごいですね
皆は無事・・・
でないと思いますが
無事であって欲しいですね

12.5.4  01:05  -  不明(削除済)  (02090036)

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