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・・・・・・どこ、ここは？
私は・・・私は・・・
「・・・おい！」
「・・・え？」
「いつまで寝てる気だい？」
なんだか無理やり起こされた。でも、そこにいたのは・・・
「・・・スペーメ！？」
「はぁ？誰だいそりゃ。」
「え？」
「あたいはルマニクス、ってあんたがつけたんだろ！」
「・・・そう、だったかしら・・・」
「おいおいしっかりしてくれよ！」
「・・・わしのあだ名も・・・か。」
そこにいたのはレニメント、でもなんか喋り方が年寄りじみてる。
「・・・え〜とレニメント？」
「ハァ・・・」
「ごめん・・・」
「ベスティアじゃ。」
やっぱり、なんか変。そんなあだ名、つけた覚えないのに・・・
「じゃあ私もか・・・」
「クーラ・・・」
「誰がだ！私はノービレ！自分でつけたあだ名だろ！」
「あ、はは。ごめん、なんか記憶がなくって・・」
「大丈夫かい？そんなんで今日の依頼こなせるのかい？」
「あ、えっと・・・なんだったかしら？」
「・・・今日の依頼は断るとするか。」
「そうね、今日のアブノルメ、なんか変よ。」
あ、私のあだ名は変わらないんだ・・・
「あ・・・あのさ、・・・ルマニクス。」
危うくまたスペーメと呼びそうになった。
「ルマでいいよ、あんたはそう呼んでたろ？」
「あ・・そう。えっと、ルマ。」
「なんだい？」
「私達のチーム名・・・ってなんだったかしら？」
「ちょっと病院つれてった方がいいかもしれないねぇ。」
「・・・まったくだ。」
「もう一回寝た方がいいんじゃない？」
「ごめん・・・なんだったかしら？」
「『ルガトリオ』だよ！・・・ったく、全部あんたがつけた名前だろが！」
「ルガ・・・あっはは、ごめん記憶飛んじゃってる。」
「もういい、今日は休んどきな。あたいらだけでも十分こなせる依頼だからね。」
「ごめんね。」
「行くよ！」
「ああ。」
「まったく！」

そうだったかしら・・・？
こんなあだ名だったかしら・・・？
こんなチーム名だったかしら・・・？
こんな・・・感じだったのかしら・・・？