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ポケモン不思議のダンジョン〜光の医療団〜

著編者 : Cynothoglys

僕らの二歩目・前編〜経験と報酬〜

著 : Cynothoglys

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僕とフィーナの医療団「サンムーン」
結成翌日、僕たちは所属ギルド「サイキック」の依頼掲示板を見た。
探検隊解体、とは言ったものの・・・一応探検隊の名だけは持っておいた方が
何かと冒険に都合がいいし、
何よりお世話になったギルド長に申し訳ない。
だから一応名称は探検隊「サンムーン」となっている。
「冒険の同行、未開ダンジョンの攻略・・・・あった、救助依頼!」
「どんな内容?」
「えーと・・・」
依頼書を取って声に出して読んだ。
「僕の探検隊の仲間、ビードルが消えちゃったんです。
 彼がいないと僕は冒険に出られないんです。
 ビードルの救助をお願いします。
 報酬・1000P その他・・・
 成功されたらキャタピーにご連絡ください。」
「それで依頼の場所は?」
「ゆうやみのもり、一日中太陽が沈まないけど昇ることもない森だね。」
「わかったわ、行きましょう。」
「・・・うーん。」
僕は頭を悩ませた。
「どうしたの?」
「ちょっと・・・報酬がなぁ。」
一応ギルドの所属ではあるけど、僕たちはギルドは卒業しているから・・・
自分たちの生活も考えないといけない。
「少しくらい切り詰めればいいじゃない。
 それよりも助けてほしいポケモンがいれば助けること、それを大切にしましょ。」
「フィーナちゃん、いいこと言うじゃない。」
急に後ろから聞こえてきた声・・・
「ギルド長!」
「サーナイトさん!」
「うふふ、相変わらず仲がいいわね。」
声をかけてきたのはサーナイトさん。ギルド「サイキック」のギルド長。
探検隊としては一流で攻撃能力が僕らの比じゃない。そして・・・
相手を傷つけない闘い方も熟知している。
「えっと・・・今日はどちらに・・・?」
「もう卒業したんだから敬語もやめたらどう?」
「無理です。もう慣れちゃったし、何といってもお世話になったギルド長ですから。」
「そう?残念ね。私はそういう固い子よりも少し砕けた子が話しやすくていいんだけど。」
「サーナイトさんは今日はどちらに行かれるんですか?」
フィーナが僕と同じ質問をする。
「最近の依頼はどんなものかな、って思ってね。ちょっと見に来たの。」
「そうなんですか・・・」
「そういえばあなた達は今日はどんな依頼を受けたのかしら?」
「あ・・・これです。」
サーナイトさんはじっくりと依頼書を読んだ。
「報酬が少ないけど・・・こういうのやってもらった方が私としては助かるかな。
 それに・・・別の理由もあるみたいだしね。でも、やり過ぎはダメよ。
 ちゃんとマヒさせる技くらいは覚えておきなさいね。」
・・・なんで分かってるんですか?僕らの誓約。
やっぱりサーナイトさんには敵わないなぁ。
「じゃ、行ってらっしゃい。気をつけてね。」
こんなサーナイトさんとのやりとりを終え、僕らは「ゆうやみのもり」へ向かった。

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2012.4.20  22:36:47    公開
2012.4.22  09:01:28    修正


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