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　俺の名はマーベラス！　必要に応じて何度でも蘇るピカチュウさ！
　火山が噴火し大地が隆起し星が消滅するなんて些事、全然気にすることはないぜ。
　ところで昨日俺の身に起きた出来事の話をしよう。
　俺が朝目を覚ますと見覚えのない天井が目に入った。どうやら寝ている間に俺の知らない部屋に移動していたようだった。
　確か昨晩は一人で酒を煽っていたような……寝起きで霞む目をこすりながらでなんとか記憶を捻り出す。
　しばらくうんうんと唸っていたが、まずは部屋の全景を把握するのが先決だと気付いた。
　まずは俺が寝ていたこの布団、万年床でへたった敷布団や黄ばんだ枕……間違いない、寝具に関しては俺が使っていたものだ。
　部屋の広さは六畳程だろうか、フローリングの床に安そうな白い壁紙、ペンダントライトの光は少し心許ない。
　そして、この部屋にはドアや窓がない。それどころか換気扇などの隙間さえ見当たらない。
　つまりは、俺はこの狭い密室に閉じ込められたらしい。
　ふと、かたかたとペンダントライトが音を立てて揺れ始める。
　これは……。

　だ　い　ば　く　は　つ　！！

　うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！！！！！！！

　世界は平和になった。