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アドベントカレンダー・リベンジ2022

著編者 : 百歩計

【12/2】泥枕泳々夜話

著 : 百歩計

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【お題:ヌオー】

 のんびりとした せいかくで

 きままに およいでは

 いつも ふなぞこに あたまを ぶつけている

 ***

 なんだってあいつらは、いっつもぶつかってくるのかねぇ

 しょうがないこと、ではないですか、わたしたちにかれらがみえないように、かれらもわたしたちにきづけない

 ごつん、ごつんとぶつかって、れんちゅう、いたくはないのかね

 どうでしょう、いたいとこえをあげるのを、きいたことは、ございません
 うめきごえすら、しりません

 であればきっと、いつまでも、れんちゅうこれを、やめはしない

 それでなにが、こまりましょうか、それこそははの、そのははの、それよりまえからつづくこと

 そうであればなおのこと、こどものこども、またこども、えいごうつづくはどしがたし
 れんちゅう、いつかのりをこえ、われらがこまごへ、あだをなす

 はたしてそうは、おもいませんが、さならばなにを、なすのでしょう

 このみずうみに、おおなみおこせ
 れんちゅうすべて、おいはらえ

 およしなさいな、つまらない
 かれらだけの、みずうみでなし、わたしたちだけ、すむでなし

 さりとてれんちゅう、ずにのって、ねんねんつよく、なっている
 ねんねん、ねんねん、はやくなり、ねんねん、ねんねん、かたくなる
 やがてかなわぬ、てきとなる

 かれらのことを、しりましょう
 おかへあがって、しりましょう
 このみずうみに、すむものを、かれらにみきき、させましょう

 かれらがたたかうひつようが、ないものであれとねがいましょう……

 ***

 船(ふね):

 ひとに したがう せいしつで

 きままに およいでは

 いつも ぬまうおに おなかを ぶつけている


(了) 
「ヌオダス」というムーブメントを初めて知りました

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2022.12.3  05:36:23    公開


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