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幻想を求めて
七番星 水晶は目覚める
著 : 窮爽
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「ルナトーン、サイコキネシスです!」
ルナトーンはアタシの声と同時にサイコキネシスを放った。
サイコキネシスは敵のポケモン達を捕え、廊下に放り投げた。
廊下の壁に激突し、壁に皹が入る。バクオング以外はすべて戦闘不能になった。
「ひゃー…人は見かけによらずっていうけど…勉強になったわ…」
「アタシではありません。ルナトーンの力です」
その光景を呆然と見て呟く髟菜にアタシは眼鏡を上にあげながら言った。
「で、でもバクオングは負けないわよ。バクオング、ハイパーボイス!」
「ルナトーン、トリックルームから冷凍ビームです!」
ルナトーンはトリックルームを繰り出し、バクオングより先に冷凍ビームを放った。
冷凍ビームは見事バクオングにヒットした。バクオングはその場に倒れ、戦闘不能になる。
「なめてもらっては困りますよ?これでも、昔はカントーでエスパータイプ四天王をやっていたのですから」
「は!?」
アタシの言葉に髟菜は驚いていた。
これでもカントー出身で13歳の時にルナトーンを貰い、親に「気晴らしにジム巡りでもしてきてはどうだ」…と言えわれ、旅に出た。この時、まだ譜雅兄ぃの事を引きずっていていた。
…だけど、旅しているうちにそれは段々和らいでいった。
結果、リーグで優勝して四天王に挑んだ。まぁ、4人目はどうしても勝てなかつたのだが。
そして、四天王にならないかとスカウトされたのだ。アタシはそれを引き受け、エスパータイプを中心とした。
…で、17歳の時にこの宇宙センターで研究一筋で行きたいと言う事で四天王を辞めたのだ。
髟菜は表情を整え、口を開いたその時だった。
「お前達ここまで来ていたのか」
その声に一同は廊下の方を見た。
そこにはファウンスで尋ねて来た男性だった。
「騒ぎがあったと訊いて来てみれば、今回はお前か。※プラウドリ」
「その呼び名は辞めろって言ってるでしょうが!!と言うか意味が分からないんだけど!?」
※プラウドリ……威張っている。
男性は英語の発音ではなく、そのまま読み上げて言った。髟菜はそれに対して怒鳴っていた。
「…ま、まぁいいわ。引き上げるよ!ゴチルゼル、テレポート!」
髟菜はそう言ってゴチルゼルを繰り出し、テレポートで一緒に来ていた人達と去って行った。
…嵐が過ぎ去った…と言うべきですか。
「…いきなりで失礼した」
「…いえ」
男性はこちらを向き、表情を変えずに言って来た。アタシは首を横に振る。
そして、ルナトーンをボールに戻した。
「俺は廼覇(ノハ)。警察をやっている」
「そうだったのですか。アタシは此処の研究員の瑠那と申します。以後お見知りおきを」
アタシは頭を下げて自己紹介をした。…あまり、表情豊かな方ではないのですね。
「それはさておき、瑠那さんの持っているその水晶は―」
廼覇さんが言いかけた時、突然水晶が輝きだした。
それと同時に他の研究員たちがやってきた。
水晶は段々形を変え、光が収まって行った。
…ん?…ポケモン……あ…ジラーチ…?
手にあったのは水晶だったはずがジラーチに変わっていた。
…訊いた事がある。ジラーチは千年の眠りの時、水晶に姿を変える。そして、七日間だけ目を覚まし、ジラーチが選んだパートナーと過ごすと。
「……説明する。どこか部屋は無いか」
「あぁ、それなら会議室が良いだろう」
そこに猖嵯さんが入って来た。廼覇さんは『そうか』と言うと、案内する様に猖嵯さんに頼んだ。
猖嵯さんは頷き、会議室へと歩いて行く。その後をアタシ達はついて行った。
ジラーチはまだアタシに抱えられ、小さな寝息を立てて眠っていた―
2011.7.23 20:53:26 公開
■ コメント (2)
※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。
11.7.24 22:16 - 窮爽 (monoraru) |
こんばんは〜! ルナトーン強っ!!ってかバクオング強っ!! ロズレイド「そして私強い〜、フフフ」 貝「ロズレイドが壊れた(涙)」 四天王!?まさかそんな過去があったとは・・・ 楓「それでは今度、私とバトルしましょうよ^^」 貝「いや、急に言われても相手も困るって!?」 その通りだよw プラウドリwww説明載せてくださって有難うございますwww グレイシア「いやぁ。まさかここまでピッタリな言葉があったとは・・・よかったね、ブラッキー君?」 ブラッキー「よくねぇし、ってかピッタリじゃねぇよ!!」 お前等落ち着けw 廼覇・・・新キャラ登場ですね★ おぉ!!ジラーチ目覚めましたね^^ 未威也「ちょっと・・・触ってもいいか!?」 歩孤「いや・・・・・・駄目だと思うが」 未威也「ブーブーブー」 子供かよォィ!? それでは、続き読みますね〜ノノ 11.7.24 22:04 - papiko (papiko) |
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ルナトーンとバクオングですよwwロズレイドwww
瑠那「いや、壊れてる方は世の中には山ほどいますから」
サラッというなよ(汗
楓ww
瑠那「えぇ、構いません。では、6対6のシングルバトr「マジになるなって!?」風鈴
プラウドリ、再び意味を載せてみましたwwいえいえwwというか、この後、ルイに続くドSになりそうなのですが…^^;
廼覇「ブラッキーはな…『いや、考えるな(汗』風鈴
未威也w何かかわいいww
瑠那「起こさないようにそっとですよ」
いや、OKしちゃうの?!
コメありがとうございました!それでは!