ポケモンノベル

ポケモンノベル >> 小説を読む

dummy

幻想を求めて

著編者 : 窮爽

六番星 水晶の声

著 : 窮爽

ご覧になるには、最新版の「Adobe Flash Player」が必要です。 また、JavaScriptを有効にしてください。

「早く車へ!」

戻って来た後、アタシ達は直ちに車に乗ってその場を離れることにした。
猖嵯さんは皆さんが乗り込んでいる間に警察へと連絡した。
アタシも車に乗り込む。猖嵯さんはアタシ達が車に乗り込むのを確認すると、自分も車に乗り込んだ。
そして、アタシ達はファウンスから離れて行った。

              ○●○
〜第三者〜

「くっ…おい、観念して渡せ」
「だから渡す訳がな―」

爆風が収まり、男達は眼を開けた。
バクフーンに指示を出していた男が睨みつけながら言うと、オーダイルに指示を出していた男はケースを持っていた右手を見ながら言ったが、その手にはケースは無かった。

「……という訳だ☆」
「あぁ、そうか。それなら仕方がない…とでも言うと思ったか?※ピティー」
「いい加減それは辞めたらどうなんだ…オレには洛刃(ラクバ)という名前があるんだよ!決してピティーじゃねぇ!」

※ピティー……哀れ、可哀そうな事
洛刃と呼ばれたオーダイルを連れた男は平然と言う男に必死に否定した。

「そんな事より、まずはお前達を逮捕からあれは探す」
「お前ってどっから見ても警察に見えないよな?というか、お前、他の警察と全く情報交換してないらしいじゃないか?しかも、勝手に自分で動いてるらしいじゃないか?」
「…それがどうした。悪いか」
「…いや?…まぁ、捕まえられるほど俺達はやわじゃねぇけどな!フリージオ、黒い霧!」

洛刃はフリージオを出しながら指示した。フリージオは口から黒い霧を繰り出した。
そして、あたりは黒い霧に包まれた。

「フライゴン、振り払え」

男はオニドリルを繰り出し、霧を翼で風を起こし、振り払わせた。
だが、そこにはもう誰もいなかった。

「…逃がしたか。…それにしても、あれは何処に行った…」

男はフライゴンとバクフーンを戻し、茂みへと消えて行った―

           ○●○

数日後―
あの日、アタシ達は一番近くの町、フエンタウンへと車まで走った。
…警察があの後、ファウンスへと駆けつけたらしいが、誰もいなかったらしい。
そして、ケースの中は…

「…これは…?」
「…水晶の塊か?」
「…なんだか不思議な感じですね…」

ケースの中には大きな水晶の塊が入っていた。
これについてはアタシ達研究員たちが調べる事となった。
そして、その後はミナモシティを目指し、船に乗り込み、トクサネの宇宙センターへと戻った。

「それにしても、不思議ですよね。水晶に生命反応があったなんて」
「…全くです。訳が分かりません」

宇宙センター、食堂―
助手の言葉にアタシは呟き、カレーを口に運んだ。
調べた結果が、水晶に生命反応があったのだ。…単なる水晶ではないと言う事ですが…

「…では、アタシはお先に失礼します」
「あ、はい」

アタシはカレーを食べ終え、席を立った。カレーをまだ食べている助手はカレーを食べ続ける。
アタシは廊下を歩き、自分の部屋を目指す。

(待って……)

「…?」

ふとそんな幼げな声が聞こえ、アタシは立ち止り、あたりを見渡した。だが、誰も居ない。
…気のせい…?

(待って……)

「!」

やっぱり…聞こえる…
その時、隣を見た。そこは水晶が置かれている研究室だった。
そこから聞こえている様な気がしたのだ。アタシは恐る恐る部屋の中に入った。
部屋は真っ暗で、アタシは電気を付けた。そこには誰も居なくて、ただ研究機材と真ん中の机に置かれている水晶がただずんでいた。

(待って……)

「……」

…まさか。
アタシは水晶に目をやった。水晶から聞こえている様な気がするのだ。
…でも、確かに水晶から聞こえている。

「…水晶…ですか?」

水晶に話しかけるなど馬鹿げている。だが、ためしに声を掛けてみた。

(……僕……ジラ―)

ドォォン!!

その声を遮り、そんな爆発音が響いた。そして、水晶の声が聞こえなくなった。
何でしょうか…

「あ、此処ね?」

そんな女性の声が聞こえ、廊下の方を見た。
すると、女性が数人を引き連れて部屋に入ってきた。
アタシはとっさに水晶を持った。

「貴方方は…?」
「あ、無礼を許して?私は髟菜(ヒュウナ)。その水晶をください☆」

髟菜と名乗る女性は両手を前に出して頼んで来た。
…絶対渡したらだめですよね。

「断ります」
「えー…ノリ悪…しかも、戦闘態勢だし…」

アタシは水晶を右腕で抱え、モンスターボールを左手でポケットから出して構えた。
髟菜は残念そうに呟き、1個モンスターボールを構えた。

「いーわよ。力尽くで!バクオング!」

髟菜がバクオングを繰り出すと、数人の方達もポケモンを繰り出した。

「頼みます、ルナトーン!」

アタシはルナトーンを繰り出した。

「一匹?なめられたものね?」

髟菜は嘲笑うかのようにしていった。
…ルナトーンを甘く見てもらっては困りますよ?ふふっ。

⇒ 書き表示にする

2011.7.22  20:05:10    公開
2011.7.23  19:30:52    修正


■  コメント (2)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ユランさんへ
何とか車で逃げるの成功です^^;V
って、危ないwww
瑠那「でも、あるにはあるかもしれませんよ」
助手「確かに!」
おいおい、お前等納得するな(汗
ピティーの意味を念のために乗せておいたのですがwwwいえいえww
SとMのやり取りww確かにそうd(蹴られ
洛刃「いやいやいやいやいや。無い無い無い無い」
???「そうだ、俺は単に事実を言っているだk「それも違ぇ」洛刃
どっかで見たぞ。このやりとり(汗 …あ、ドSとツンクーd(殴られ
水晶のかたま…ちょwwお金www
瑠那「・・・確かにそうですね。お金があれば機材だって買えますし」
確かにそうだが何だかなぁ…(汗
カレーwwww
助手「カレーって美味しいですよね!」
瑠那「そうですね。キャンプなどでもカレーが基本ですし」
何か雑談になあって無いか?(汗
瑠那が黒いですww
瑠那「ふふふ…」
いつまで笑ってんだよ(汗
コメありがとうございました!それでは!

11.7.24  22:03  -  窮爽  (monoraru)

こんばんは〜!
なんとか車で逃げれましたね・・・いやはや、危なかった^^;
貝「でも、なんとなく嫌な予感するよ・・・例えば、ケースの中には銃弾と銃があったりとか、盗聴器ついてたりとか・・・」
楓「・・・一応言うけど、ドラマの見すぎじゃないかしら?(汗)」
ちょっと妄想いきすぎてるな((汗ダラダラ
洛刃。ですか・・・ってピティーwww説明載せてくださって有難うございますw>▽<
貝「なんだかその2人のやりとりって、なんとなくSとMでやりあってる気がするのは私だけ?」
ロズレイド「気のせい・・・と思いなさい」
なんだそれw
水晶の塊!?いったいそれはなんなのでしょうね・・・
楓「売れば高くつくかしら・・・」
貝「ん?楓、何か言った?」
楓「い、いえ別に」
ロズレイド「まさか金に汚かったとは・・・」
そうゆー事言うなw
生命反応・・・ってかカレーに、なぜかクスッと笑えましたw((本当になぜ
髟菜の発言が、意外と心に刺さる気がするw
最後の文がww瑠那が怖いですねwww
未威也「きっと、何か秘策があるんだろうか・・・」
それでは、続き読みますね〜ノノ

11.7.24  21:46  -  papiko  (papiko)

コメントの投稿

現在、コメントは受け付けていません。


<< 前へ戻るもくじに戻る 次へ進む >>