裂け目の向こう
第2話 ヒスイの地
著 : キノコ13
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俺はヤミカラスと一緒にいつものように人やポケモンにイタズラをしていた。
すると頭上に裂け目のようにものが現れた。
「これが最近うわさになってるあの裂け目か?」
ヤミカラスが言った。
「そうじゃねーの」
俺はそう言った。すると裂け目はその言葉にこたえるように、俺を吸い込んだ。
「うわぁぁぁぁぁぁ助けてくれてぇぇぇぇぇ!」
俺はそう叫ぶとヤミカラスが助けようとしたが一瞬遅かった。
俺は気づくと雪原にいた。遠くには大きな氷の塊も見える。
すると後ろからものすごい視線を感じたので後ろを振り向くと。
「君は誰かね。」
ユキオノーだ。その口調は静かで穏やかなのとどうじに、力強かった。思わず怖じ気づいてしまった
「あっ、えーとゾロアです。」
俺は言った。
するとユキオノーが
「ゾロア?聞いたことないね。まさか新種のポケモンか?」
ユキオノーは続けて言った。
「寒そうだね。とりあいず、わしの家へ来るか?」
俺はユキオノーの優しさに感動した。俺は大きくうなずいた。
ユキオノーの家は簡素な穴だったが、吹雪を防いでくれたのであたたかく感じた。
「とりあいず、自己紹介をしよう。」
ユキオノーは言った。
「わしは見ての通りユキオノー。すべてのポケモンを知ってるつもりだよ。」
そしてゾロアは言った。
「俺はゾロア。変な穴みたいなもんに吸い込まれたら気づいたらここにいた。」
ユキオノーは大きくうなずいた。
「それならすべて、説明がつく。わしが君の種族のことを知らなかったことも」
ユキオノーは続けて言った。
「実は最近、時空の裂け目と呼ばれてる現象が多発してるんだよ。そこからいないはずのポケモンが現れたりするんだよ。代表はポリゴンとかコイルとかかな。」
「でもほとんどの場合、前兆みたいなものが起こるし、かなり広範囲に起こるから、謎は深まるばかりだね。」
ほんとよくしゃべるなこのオッサン。そう思いながらもあることに気づいたら。
「この近くにメタモンっていうやついるか?」
ユキオノーは答えた。
「うん、いるよ。ここからそっちの方向にいたりするよ。」
「ありがとう。じゃあな。」
「おい!外は寒いぞ!無事に帰れるポケモンは氷タイプ以外はほとんどいないぞ!」
そう叫んだがゾロアは帰っては来なかった。
数年後
ユキオノーはのんびりいつものように暮らしてると
「ばぁ」
白いゾロアのようなポケモンが現れた。
2023.5.3 21:25:23 公開
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