裂け目の向こう
第12章 砂漠の英雄
著 : キノコ13
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俺はサンダース。この砂漠では最強と言われてるらしい。
そういえば最近シザリガーがドドゲザンにやられ、フライゴンは致命傷を負ってしまったらしい。あと同時のビビy
「おはよう!」
「うわ!びっくりした。もうちょっと静かにいえない?」
「ゴメンゴメン〜」
「で、また遭難したポケモンがいるんだよ。」
「またか。」
「うん。で、リーフィアなんだよ。」
「珍しいな。何日まえ?」
「3日前だよ。あとここから南東の方にいたよ。きづいたら砂漠にいたらしいよ。」
「もうちょっと早く来れなかった?まあいいや。じゃあな。」
「バイバ〜イ」
リーフィアを探すのは意外と苦労した。リーフィアは移動をしていたらしく、しかもたまに別の方向へ行き、足跡もほとんどのこっていなかったが、4日目でついに見つけた。
もう何日も飲まず食わずほぼ枯れていて、体中傷だらけだ。
「大丈夫か?」
彼は弱々しく首を横に振った。
「ちょっとだけ待ってくれ。死んだりしないでくれよ。」
俺は全速力走った。なにか変な予感がした。初対面なはずなのにずーと昔にあったことがある気がする。
おそらく5時間がすぎただろう。ようやく着いた。
ここは不思議のダンジョンと呼ばれている場所だ。おそらく砂漠で唯一のダンジョンだろう。不思議のダンジョンでは物が落ちていることが多い。中には貴重なものもある。
俺はすぐにダンジョンへ入った。
このダンジョンは誰もどれほど深いかわからない。実際誰も最深部へ行ったことがない。世界記録は地下621階らしい。
でなぜこのダンジョンに入ったかというと、復活の種を入手するためだ。
復活の種は瀕死のポケモンを元気に優れた物だ。しかし先月復活の種の在庫が尽きたままだったので今取りに行く羽目になってしまった。
しかし面白いほど何もない。まるで誰かが先に通ったかのように。そうこうしているうちに一日が過ぎた。いよいよ危機感を覚えた俺はいつのも1.1倍ぐらいの速さで走った。
そしてついに見つけた。プチ復活種を。プチ復活種は復活の種と違って技のPPなどは回復しない。そういえば腹へったな
俺は全速力で戻った。戻りは全部の部屋を確認するする必要がないのである意味楽だが、階段がのぼりになっているのでそこではちょっと辛い。
ダンジョンを出たたときにはもう朝だった。俺は急いでリーフィアのところへ行った。
リーフィアは今にも死にそうな状態だった。
「これを食べてくれ。」
しかしリーフィアはプチ復活種を輝きを失った目でみつめるだけだ。
「お願いだ。リア。その種を食べてくれ。それさえ食べれば元気になれるから。」
もう何年も言ってない言葉が口をでた。
―リアー
それは俺がこの世界に来る前、俺が家族と暮らしてた時。
「ねぇ、あのオレンの実、取ってくれない?」
「オッケー、まかせて!」
「え、あれって...」
「わっ!」
「ラァァァァァァァイィィィィィィィィ!」
そして、今そのリアが死んでしまった。
しばらくすると後ろから気配を感じるので後ろを見ると、あれがあった。
もう死んでもいい。そんな気分だった俺はいまは亡きリアとあれに入った。
俺はその光景を見て息を呑んだ。
そこにはほらなといいたそうな顔のメタグロスと俺が戻ってきて嬉しいのとリアが死んだという悲しみが混ざったような顔をしている父親のブラッキーがいた。
2023.7.22 21:06:44 公開
2023.7.22 21:09:29 修正
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