裂け目の向こう
第8章 破れた世界
著 : キノコ13
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「ふぁ〜〜〜〜」
ボクは大きな欠伸をした。今日も(変な時空の穴が出てること以外は)普通の日だ。
時空の穴自体は知っているが幻ポケモンと呼ばれているボクでもどうすることもできない。
そんな時だった。あれが現れたのは。
「ふぁ〜〜〜って、え!」
かの時空のなんかが現れた。その時ボクはピンときた。完全に『あのポケモン』じゃん。
ボクは探検心でワープホールへ入った。
目を開けるとそこは気味悪い変な空間が広がっていた。遠くに大きな黒い何かがある。とりあえず近づいてみると黒い何かがボクに気がついたように話しかけた。
「ん?だれ?」
「ミュウだよ。君こそだれ?」
「あぁ俺?ギィラティナだよ。」
「え!あの伝説の?!」
「まぁ多分そうじゃない」
「えぇぇ!」
その勢いでボクはギィラティナを質問攻めにした。
質問でわかったことはここは破れた世界、ということだけ他の質問は「えーどうだろう」とか「わからない」、「しらん」等と雑に返されるだけ。
「結局ほぼ何も分からんじゃん。」
その時、ボクはひらめいた。
「じゃあね♪」
「ちょっと待ってよぉ、おれすごく暇なん」
言ってる事はそこまでしか聞き取れなかった。そう、ボクはテレポートを使った。
そこは見慣れた森だった。
ボクにはやるべきことがある。こんなブラブラしてる暇はない。今すぐ行動しないと駄目かも知れない。いや、もう遅いかもしれない。ボクは出かけた。
2023.6.29 21:34:46 公開
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