裂け目の向こう
第7章 実験!
著 : キノコ13
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ある日、ボクはベイリーフと話をしていた。
「そういえば最近ウルトラホールっぽいものが各地で出てるらしいよ。」
「ヘェ〜そうナンダ」
「じゃっまたね。」
「じゃあネ。」
ボクはベイリーフとは反対の方へ行った。行き先も無いまま。
するとテッカニンの速さで言うと12秒の所で、ウルトラホールっぽいものがあった。
そうだ。実験をしよう。
実験1 石を投げ入れたらどうなるのか。
早速ボクは、そこら辺にあった石ころを投げた。すると近くで石が落ちる音がした。
実験2 腕を突っ込んだらどうなるのか。
ボクは腕をあれの中に突っ込んだ。ちょっと暑いかな?
するとあれはまるでダイ○ンの掃除機のように周りの物を吸い込み始めた。ボクはとっさに近くにあった木につかまった。それでもボクは実験を続ける。
実験3 中は見えるのか。
ボクはいつも持っている望遠鏡を穴の中に突っ込み、その望遠鏡をのぞきこんだ。その風景は真夏のようで素朴な家が並んでた。
するとあれは吸い込みをやめたが同時に消えてしまった。
「what was that...」
ボクはポツンと言った。本当になんだったんだろう。ウルトラホールでは無さそうだし。
すると後ろから声がした。
「あのぅ、すいません」
フワンテだ。しかしそのフワンテは汚れていて、ボロボロだった。まるで嵐に巻き込まれたように。
「タブン、みてナイかナ?」
「まぁそうだよね。ありがとう。」
そしてフワンテは去っていった。
今日は不思議な日だ。
ボクはそのまま進み続けた。行き先もないまま。
2023.6.8 21:18:58 公開
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