
裂け目の向こう
第5章 出会いと別れ
著 : キノコ13
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私はいつものようにぼ〜と過ごした。最近謎の裂け目が各地で出現しているという噂は聞いたことはあるが、噂の95%ぐらいは嘘なので多分この話も嘘。
しかし
「あれってまさか...」
あの裂け目があった。
私はしばらく驚いてると裂け目が周りの物を吸い込み始めた。
「やめて!やめて!やめてくれぇぇぇぇぇ!!」
私は裂け目に吸い込まれてしまった。
〜〜〜
私は気がつくと小さな部屋にいた。
「ここはどこ?...」
すると後ろから
「やあ」
「うわぁ!」
私はびっくりした。そこにはシザリガーがいた。
「君、ここにいたらボコボコにされるよ。」
私は「え!誰に?!」「なので?!」などと叫んだがシザリガーはかまわず話続けた。
「ここはねぇ『不思議なダンジョン』と呼ばれてる場所でとくにここは一人でいることは危険なんだよ。」
君こそ一人じゃんとツッコミそうになったことはおいといて不思議なダンジョンってなんだ?そう思いながらもシザリガーは続けた。
「このダンジョンを一人で最後まで行ったポケモンなんてあのサンダースぐらいじゃない?まぁいいや、じゃあこの脱出の玉を使うね。」
シザリガーは変な玉にさわると私とシザリガーは外にいた。
「そういえば自己紹介がまだだったね。僕はもちろんシザリガーで名前はグラノだよ」
私が言った。
「私は見た目通りビビヨンでジャングル模様だよ。名前はジヨだよ」
シザr、じゃなかったグラノは言った。
「実は仲間の一人が行方不明になったんだよ。」
私が「だれ?」と言うグラノは
「フライゴm、じゃなかったフライゴンで名前がラオスだよ。」
グラノは悲しい顔をした。
「どこにいると思う?」
私は聞いてみた。グラノは
「それが分かってればすぐ見つけられるんだよな〜。朝、起きたらいなくなってたんだよ。近くのポケモンに聞いてもどこに言ったか誰も分からないんだよ。」
私は話を聞いてちょっと周りを見回した。私の目は自慢にできるほど良いが周りには特に目立った物は、なんにもなかった。ただ一つを除いては
「あれって...」
私は呟いた。グラノは「え?何?」と言ったので『あれ』が見えた方向を指すとグラノはしばらくそっちに歩いた。私もついていくと、とうとう『あれ』がグラノにも見える所まで来ると
「え?うそ...」
それはフライゴンの羽だ。グラノは羽の近くまで来るとその羽は思ったよりも小さいことがわかった
「間違いない...」
彼はそう言った。私はもしかしたら他にも何かあるかも知れない。その予想はあっていた。
「ねぇ、そっちになんかある。」
これだけでも伝わった。グラノはそっちの方向にいくとそこには
「ラオス...」
そこには無惨な姿のフライゴンと数匹のキリキザンと一匹のドドゲザンがいた。
そのフライゴンはグラノと同じ色のスカーフを巻いていた。
2023.5.15 21:45:33 公開
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