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裂け目の向こう

著編者 : キノコ13

第4章 孤島3

著 : キノコ13

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「もう...疲れ..た...よ...」
「大丈夫大丈夫」
ジラーチが言った。
「ほら、もうすぐ着くよ。」
なぜこうなったかを説明しよう。

〜1日前〜

「え!僕を使うってドーユーこと!」
「ほら、君って風で色々動かせるじゃん。」
「いや、まあ、そうだけど...」
その時僕は大体何がおきるのか想像できた。
「じゃあ明日行く?」
僕が言った。
「じゃあそうしよう!」
ジラーチが言った。

そして次の日、僕はふねの柱になんか縛られてた。
「え!」
「あーやっと起きた」
ジラーチは続けて言った。
「ねぇ、プロペラ回してみて。」
僕はプロペラを回した。するとふねが少し動いた。
「まさかこれを...」
ジラーチはうなずいた。

そうして僕はふねを動かすことになった。
「もう...いいん..じゃな..い」
「うん。そうだね」
僕はようやく柱から解放された。
「助かった...」
しかしそう思うのもつかの間。
「え?!」
僕はまたあの穴に吸い込まれた。
そしてその先は
「え...」
廃墟のような世界だった。

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2023.5.14  12:05:14    公開


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