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人と幻獣
砂漠の章1〜観覧車〜
著 : 窮爽
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「じゃ、行くか。」
「うん。」
私達はポケモンセンターで朝食を食べ終え、次の街、ライモンシティへと4番道路に出発した。
4番道路はあたり一面砂漠で砂がかなり吹いていた。
「ゴワ!?」
「やっぱ・・・ガホッ!」
「……」
4番道路ではしゃべろうと口を開くと口の中に砂が入ってしまう。ミキナも同じな様子。
雪羽はあげくにしゃべらなくなってしまった。
うぅ…きつい…
そんな苦労をしながらもついに…
「やったぁぁぁ!!」
「ふぅ…やっとこさ…だな。」
「…はぁ。」
ライモンシティに着いた瞬間、全員の顔がパァっと明るくなる。
その前に…口の中に砂を流したい…
そう思っていたのは私だけではなかった。
公園の水飲み場で口の中の水を洗い流す。
うぅ…飲んじゃった…
「あのさ、ここにライモンジムがあるんだ。…寄ってもいいか?」
「いいよ。あ、それなら同時進行でやる?私達で探してるからミキナはジムに挑戦ってことで。」
「あぁ…でもいいのか?」
「うん。」
ミキナに尋ねられ、私は頷いた。
そっちの方が早いしね♪
「わかった。じゃあ、私は行ってくる。」
「うん。雪羽もいいよね?」
「異議なし。」
雪羽はそう言いながら頷く。
そして、ミキナとは別別行動となった。
さて…探すの大変そう……あ。
「ねぇ、あれから探そうよ♪」
「あれは…観覧車か?…お前が単に乗りたいだけだろ。」
「う…」
私の目に映ったのは観覧車。
雪羽に見事見破られて言葉を詰まらせた。
「でも、見当たりいいし!ね!?」
「…はぁ。まぁ、いいが。」
雪羽はしぶしぶの様子だが、了承してくれた。
私達は観覧車へとはいっていく。
ん?
「看板だな。」
「なになに…?この観覧車は1人では乗れません。2人用です…えぇ!?」
嘘!?…あーぁ…乗りたかった…じゃない!探せると思ったのにぃ…
そう肩を落としているとポンと肩をたたかれた。
へ?
「どうしたのさ?」
「え?あ…えっと…どなたで?」
振り返ると黒髪の男の人が居た。私は尋ねる。
「うーん……」
「?」
「あ、ううん。トオイって呼んでくれていいよ。」
トオイは何か考え込んでいる様子だったが、すぐにハッとし、名乗る。
「えっと、聖巳って言うの。こっちのグレイシアが雪羽。」
「よろしく。で、観覧車に乗りたかったのか?」
「あ…」
トオイに言われて私はあの口を作る。
「…うん。」
「あ、奇遇♪俺も隠れたかった所♪」
「へ?」
「あ、いや。乗りたかったところ♪」
隠れたかったって言ったよね?
…まぁ、いいや。
「じゃあ、いっしょに・・・」
「うん。別に俺良いよ。仕事夜からだし。」
「…大丈夫か。」
「大ジョーブ。」
雪羽にそう言われる。私は親指を立てて言った。
そしてトオイと観覧車に乗る。
観覧車からはライモンシティ全体が見渡せた。
「雪羽ー、それっぽい人いたー?」
「…いや、見当たらない。」
「それっぽい人?」
「あ、気にしないで。」
トオイに訊かれ、私はとっさに言う。
危なかった…
「お?走ってる走ってる♪」
「え?」
「あぁ、気にするな?知り合いが居ただけ♪」
トオイはそう言った。
まぁ…いいや。
そして、観覧車から降りる。あー!楽しかった!…じゃない、見つからなかった…
「じゃ、俺行かないとだから♪」
「あ、うん。ありがとう。」
トオイはそういうと、すぐに走り去っていってしまった。
…なんだったんだろう。
その後、私と雪羽は探した。…だけど、見つからず終い。
夕方、ミキナと合流する。
ミキナは見事バッジを手に入れたようだった。
そして、ポケモンセンターで夕食を取って眠りに就いた―
2011.5.5 23:39:46 公開
■ コメント (3)
※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。
11.5.6 18:22 - 窮爽 (monoraru) |
こんにちは〜 想現真と同じ状態になっているwwそういえば、あの時すみれとかルイとか、普通に砂嵐の中喋っていたような気がしたのですが・・・気のせいでしょうか??そうだとしたら、すげぇ(− −) 新伽羅トオイ、登場ですね★・・・ネタばれ?? グレイシア「まだ分からないの〜?あの人だよ、s「ロケットパンチ!byユラン」 ・・・なぜか急に吹っ飛ばしてしまった。 ミキナおめでとうっ!バトルの場面は一度も出てこなかったけど♪ それでは、続きがんばってください!!! 11.5.6 17:52 - papiko (papiko) |
はい。トオイという奴が出てきました^^ トオイ「あー、これから仕事だ♪楽しみー。」 ・・・なぁ、ネタばれになるからやめてくれ(汗 それでは! 11.5.5 23:40 - 窮爽 (monoraru) |
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同じ状況に3人はなってしまいましたねw
そうです!あの3人は普通に話してしました!(想現真以外)
想現真「カッコ入れねぇぇ!!!」
いるいる♪(殴られ
トオイ「あ、俺「辞めろ。マジで。」風鈴
ふっ飛ばして正解ですよ!(おい
ミキナ「ありがとう!…で、何で私の活躍を書かないんだぁ?」
雫、だって君はあくまで脇役だし!!(蹴られ
コメありがとうございました!それでは!