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ポケ物語

著編者 : Cynothoglys

第七レポート ・・・関西弁難しいね。作者として大変だ。

著 : Cynothoglys

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 ・・・研究室?
 多分、家に入って心の第一声はこれ・・・のはずだ。
 そこにいたのはポケモン・・・だと思うんだが・・・
「あー、君ちょっと助けてくれる?」
「ポケモンが・・・喋ってる・・・」
「いや、わいポケモンちゃうねん。ちょっと実験したらこうなってもーたんや。」
 どんな実験したんだと思い切り突っ込みたいんだが・・・
「で、俺にどうしろと?」
「あー、今からわいがそこのでっかい装置に入るから、入ったらそこのスタートボタン押してくれたらええ。」
「そんだけ?」
「そんだけや。自分では出来ひんから困っとったんや。」
「あっそ・・・」
「ほな、頼むなー。」
 そういって目の前にある『でっかい装置』に入って行った。
 ガチャ・・・タッタッタ・・・
 ダダダダダダダッ!キィィィィ!
「何で帰ったん!」
「いや、面倒だし。」
「頼むなーって言ったやんけ!」
「いや何もないなら時間の無駄・・・」
「分かった分かったお礼ならしたるわ!だから頼むわー。このまま生活しろっちゅーても困るやん。」
 自業自得だろ。
「そんな自業自得だろみたいな顔せんといてくれや。」
 心読まれちゃったよ。ま、しゃーないか。コレも人助けだ。
 決してお礼のためではなく・・・だ。
「まぁ人助けは趣味だからいいんだけどさ。」
「・・・さっきと違って眼ぇ輝いとる気がするんやけど・・・まぁええわ。」
 結局家に戻されてしまった。
「で、ボタンを押せばいいんだな?」
「せやせや。」
「やっといてお礼しないってんなら俺のポケモンで総攻撃するぞ。」
「大丈夫や!お礼はちゃんとする!頼むでー。」
 そう言って再びポケモンは『でっかい装置』に入って行った。
ガチャ
「ちょぉ待てぇ!何でまた帰ろうとしたんや!」
「いや、今の場合はもう一回やるのが常識かなーと。」
「頼むからふざけんといて。君にとってはどーでもええことかもしれんけど・・・」
「うん。どーでもいい。」
「ひどいな〜。人助け趣味ちゃうんか?」
「ま、お礼がもらえれば何でもいいんだけど。」
「本音が出たな。まぁ頼むでー。」
 三度目の正直、ポケモンは『でっかい装置』に入って行った。
 ・・・
「ちょぉ待てや!」
「何だよー。」
「え・・・いや、何かまた逃げそうな気がしてならんかったから。」
「大丈夫だもうフラグは回収しないから。」
「フラグて・・・まぁええわ。頼む・・・わ。」
 ポケモンは四度目、『でっかい装置』に入って行った。
 強引に語尾を変えてフラグから逃げれると思うなよ。
 ってことはなく、俺はボタンを押した。
 ピーーーー・・・ガコンッ!
「ふぃ〜、やっと戻れたわ〜。」
 出てきたのは天然パーマっぽい男。雨の日になるとクリンクリンになりそうな・・
「や〜助かったわぁありがとさん。」
「お礼。」
「っていきなりかい!」
 ツッコミがうまい人だな〜。
「まぁええわ。じゃ、これあげよ。」
 天パの男がくれたのは・・・チケット?
「何のチケットだよ。」
「豪華客船サントアンヌ号の入船チケットや。
 僕は別にパーティとか好きやないし、君が行けばええわ。」
「ま、もらえるもんはもらっとくけどさ。」
「クチバシティに今は停まっとるけど・・・
 いつ出航するか分からへんから行くなら早めにな。」
「で、こんだけ?」
「え・・・他にもまだほしんか?」
「たりめーだ。」
「あっはは・・・がめつい子やなぁ。」
「ねーの?」
「ない、と言ったら?」
「出てくるんだ皆。」
そういってポケモンをすべて出す俺。
「よかったなぁ皆、いい的が出来たぞ。好きに技を繰り出すといい。」
「ちょぉ!待って待って!わかったわかった!
 うーん・・・といってもなぁ、あ!せやせや・・・」
 と、言うと天パは部屋の奥の方に何かを取りに行った。
「ハイ。これがもう一つのお礼。」
「・・・モンスターボール?」
「いや、これ中にポケモン入っとるよ。」
「どんな奴?」
「もう、メチャメチャ可愛い奴でな〜。クリンとした眼なんてもう・・・」
「どんな奴?」
「・・・イーブイですわ。」
「イーブイ?」
「知らんの?他にはない七種類の進化先を持っとる未知の子やで。」
「あ・・・っそ。じゃ、まぁ、ありがとう。」
「あ、そういや名前聞いてなかったわ。君、名前は?」
「フロスト。チャンピオンを目指してる。」
「へ〜チャンピオンかぁ。ええな、夢があるって。」
「まぁ・・・後は古代ダンジョンを調べたり・・・」
「古代ダンジョン?中々渋いもんを調査してまんな。
 わいの持ってるデータにも色々あるっちゃあるで。ちょっと待っとき・・・」
 と言って再び奥の方に行った。
「いや、まぁライバルが古代ダンジョンの秘宝を手に入れるとかなんとか。」
「ふ〜ん・・・あ、あったで。これが古代ダンジョンのリストや。」
 やっぱり十七種あるんだな。古代ダンジョン。
「それぞれのタイプが適応しやすい地形や気候になっとるらしいけど・・・
 詳細は分からん。その十七のダンジョン以外にもあるかもしれん。」
「なるほど・・・ね。」
「ところで、君はこれからどないするん?」
「あ、とりあえずハナダジムに挑戦かな。」
「僕もついてってええか?」
「は・・・?」
「いや、僕ポケモンの研究してるんやけど・・・」
「はあ・・・」
「君、チャンピオン目指しとるんやろ?
 だったら多分、旅の途中で色んなポケモンと出会えると思うんや。
 僕もそんな旅に出たいんやけど・・・わい、イーブイしか持ってないんよ。
 だからトレーナーに同行したいなぁ思っとったんやけど。あかんか?」
「・・・まぁ・・・いいけどさ。」
「あ、ホンマ?よかったわぁ。」
「と、いうか俺の名前教えたけどあんたの名前教えてもらってないけど?」
「せやったっけ?わいの名前はマサキ。」
「あ・・・でも俺ロケット団に目つけられてんだけど・・・」
「え、そうなん?ってかロケット団って壊滅したんやなかったっけ?」
「いや、それが何かまた復活してるっぽくてさ。
 ゴールデンブリッジの方でトレーナー集めしてて・・・
 俺その勧誘蹴って幹部倒したから・・」
「目をつけられとる、ってわけかいな。大変やな〜。」
「だから、あんたも目をつけられるかもしれないけど・・・いいのか?」
「別にええよ。」
「そうだろ、だからついて来ない方が・・・って、え?」
「別に、君幹部倒したんやろ?だったら安心やないか。」
「いや・・・そうだけど。」
「ちなみに、倒した幹部の名前分かるか?」
「イプシロン・・・だったかな。」
「イプシロン・・・聞いたことないな。新参幹部かもしれん。」
「・・・いや、ロケット団の幹部の名前知らないんだけど。」
「確か、ドガース使いのラムダに、ランス、アテナって奴がおったと思うよ。」
「いや、ラムダ以外のポケモンが分からんのだけど。」
「うーん、情報がはっきりしてへんからなぁ。」
「ま・・・いいや。じゃ、旅の同行は覚悟の上で?」
「ま、好奇心には何者も勝てへんっちゅーことや。」
「あ・・そうですか。」
「まぁ、イーブイの進化のこととか、他にもポケモンのことやったら任しとき。」
「じゃ・・・まぁ必要な時に聞くわ。それ。」
「じゃあフロスト君、よろしくな!」
「いや、呼び捨てでいいんだけど。」
「わかった。フロスト、よろしく頼むで!」
「おうよ!よろしくなマサキ!」
 新たな仲間、マサキと一緒に、目指すのは・・・ハナダジムだ!
 ・・・ってあれ?
「きれいな景色だねー。」
 あのゴールデンボールブリッジのカップル・・・?じゃなさそうだな。
「あれ・・・あれは確か・・・」
 マサキがなんか知ってる人っぽいけど・・・
 誰なんだ?

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2012.4.25  18:34:07    公開


■  コメント (2)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ありがとうございます。
自分が思ったより不出来でしたが
楽しんでもらえて何よりです。
そうですね、今のフロスト君は
新米トレーナーですから、
ああいった刺激もたまには(?)
必要でしょう。
次回はハナダジム戦。
書いてはありますがアップは明日です。
お楽しみに。

12.4.26  21:26  -  Cynothoglys  (JACK0119)

一話より前に光の医療団とのコラボ(?)小説がありましたね。
しかし、今のフロスト君にはいい刺激になったのではないでしょうか(オイ
話の流れも自然で面白かったです。
これからも応援しています!
p、s
ブログ開設しました。
詳しくは僕のマイページから。

12.4.26  21:16  -  不明(削除済)  (buizeru)

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