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人間とポケモン〜一緒に居たい〜

著編者 : 窮爽

7つ目  教会でのバトル

著 : 窮爽

イラスト : 窮爽

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4人は地上から町中で装置を探していた。しかし、なかなか見つからない。その途中―
(・・・なんだか、すごい目線を感じるんだけど・・・)
すみれは、背後から何やらすごい目線を感じていた。それは、3人や、ポケモンたちも同じだった。
「…なんだか、嫌な感じしない?」
リズミは少しひそひそ声で言った。
「俺なんか、殺気を感じるんだけど…」
「確かに。」
ダズルと礼とは少し冷や汗をかきながら言った。
「え?私はなんか、目線を感じるだけなんだけど…すみれは?」
「同感。…2人はなんかしてないの?」
「してねぇよ。恨まれることなんて。」
「そうそう。僕も。」
2人は首を振った。
「…とにかく、装置を探しましょ。」
すみれは3人のそういい、3人はそれに賛成した。そして、捜索を続けた。4人が去った後の場所で―
「…あのー…あのまま行かせていいんですか?何故、こそこそと・・・」
「…あ、そうか。…続けよう。持ち場に戻れ。」
「は、はぁ・・・」
(・・・なんて、美しい人だ・・・)

「ふぅ…なかなか見つからないわね。」
「なあ、パソコンで探せないのかよ?…って、いつの間に使ってたんだ…早く使えよ!」
「…まあ、これで見つかりそうだからいいんじゃないか?」
「…分かった。装置は今、教会にある。」
すみれは眼鏡をあげながら言った。
「でも、そこって立ち入り禁止じゃ…」
レイトはそう言った。
「でも、今はそういってる場合じゃないだろ。」
「行ってみしょう。」
「そうね。ムクホーク達を呼びましょう。」
すみれはそういうと、メガネとパソコンを直し、指笛を吹いた。すると、ムクホーク達が降りてきた。そして、教会へと向かった。教会の窓から中へと忍び込んだ。
「…なんだか、泥棒をしている気分なんだけどな。」
「しょうがないだろ。」
「どこかにあるのよね?」
「そのはず。」
4人とポケモンたちは手分けして装置を探した。すると、リズミが声をあげた。
「見つけた!祭壇の裏!」
「よし、これを破壊すれば大丈夫ね。」
すみれがそう言ったその時―小さな声が教会の窓の外から聞こえた。
「ちょっと!しっかり!このままでは、装置が破壊されますよ!」
「…は!そ、そうか…中に入るぞ。慎重にな。」
「…は、はい!」
その声にはすみれたちは気づいてはいなかった。しかし―
「…なんだか、いやな視線が…いや、とにかく・・・」
「待てー!させるかぁー!」
窓のほうから、さっきの声の主らしき、ドールの下のほうの部下が声をあげた。しかし―
「ジュカイン、リーフブレード。」
すみれはその声を無視し、ジュカインにリーフブレードを指示した。ジュカインのリーフブレードで装置は壊された。
「無視すんな!」
「お前たちがこんなことするから悪いんだろ!」
「なんのためにやっているのよ!」
「もしかして、さっきまでの視線ってお前たち・・・?」
3人はそれぞれ声を出した。部下はそれに怒ったのか、言った。
「畜生!ショウさん!やっちゃって下さい!」
部下は後ろを振り向いて言った。そこには、銀色の短髪で、白のコートで、下のほうのボタンは開けており、黒いズボンをはいた男がいた。しかし、ショウの視線は部下のほうにはなかった。
「…あのー…」
部下はそう話しかけるが、反応しない。その視線はまっすぐだった。ショウはまっすぐ歩きだした。歩いた先には―
「…何?」
ショウの目線はすみれのほうにあった。すみれは、驚いた様子だった。
「お前の名前は?」
「へ??」
いきなりの質問にすみれは茫然とした。
「ね。ねえ…あれは…何?」
「し、しらねぇよ。ショウさんさっきから様子がおかしいんだよ。」
「で、すみれに興味があるのか?」
「…らしいけど。どうなのさ。」
「うーん・・・詳しくは…ショウさんは普段、すごくクールなんだけど…」
部下と3人は話していた。ポケモンたちも茫然としていた。
「名前。」
「…すみれだけど…」
「すみれか・・・花のように美しいお前にぴったりの名前だ。」
「…は?」
「美しくもあるが、勇ましく、冷静な態度…完璧だ。」
ショウは目を輝かせながら言った。すみれは少し嫌けを感じた。すると―
「ショウさん!やりますよ!」
部下が声をかけた。ショウははっとした顔をし、自分のいた場所に戻った。
「行けっ、ハクリュー。」
「行けっ!デンリュウ!」
ショウはハクリュー、部下はデンリュウを繰り出してきた。
「まずは、ジュカイン!」
すみれはジュカインを先頭に出した。すみれは、次はどのポケモンを出そうか考えていると―
「ねえ、レイトかダズルのどっちかと組んだら?慣れてないけど、そのほうがすみれもやりやすいんじゃない?」
「協力するぜ。」
「やりやすいはずだ。」
「…そうね。…ダズル、フローゼルでお願い。」
「オッケー!フローゼル、頼むぜ!」
「2人とも頑張って!」
「あの2人、やってくれるといいけど。」
そうして、戦闘にはジュカインとフローゼルが出ることになった。すると―
「…あんた、さっきからすっごい殺気のわいた目つきで睨まれてない?」
「確かに。寒気がする。」
「……」
そう。さっきからショウは殺気のわいた目つきでダズルを睨みつけていた。
「・・・ねえ、あれって完全に嫉妬してるわよね…」
「してる。しかも、かなり。」
レイトとリズミはひそひそとそう話していた。
「ジュカイン、リーフストーム!」
すみれは、先制で指示を出した。ジュカインはリーフストームを繰り出す。リーフストームは2匹を襲った。
「デンリュウ、フローゼルに10万ボルト!」
デンリュウは立ちあがってすぐ、10万ボルトを繰り出した。10万ボルトはフローゼルに向かう。
「リーフブレードで、10万ボルトを、はじいて!」
ジュカインはフローゼルの前に立ち、リーフブレードを目の前でクロスし、10万ボルトをはじいた。
「サンキュー!フローゼル、ハイドロポンプだ!」
フローゼルは、ハイドロポンプを繰り出した。すると―
「ハクリュー、冷凍ビーム。」
ハクリューは冷凍ビームを繰り出した。冷凍ビームはハイドロポンプを氷ずけにした。
「ジュカイン、リーフブレード!」
ハクリューが冷凍ビームを終わろうとしたその時だった。ジュカインはリーフブレードを繰り出し、ハクリューに向かう。リーフブレードはハクリューにヒットした。
「なら、今のうちに雷パンチ!」
デンリュウはフローゼルに雷パンチを打ち込んだ。フローゼルはなんとか持ちこたえたが、ふらふらだった。
「フローゼル、アクアリングだ!」
フローゼルはアクアリングを繰り出した。アクアリングにより、体力を少しずつ回復していく。
「ハクリュー、冷凍ビーム。」
ハクリューはジュカインに冷凍ビームを繰り出した。近くにいたジュカインは冷凍ビームにヒットする。
「ジュカイン、ソーラービーム!」
ジュカインは窓からの太陽に光でパワーを集める。
「デンリュウ、炎のパンチだ!」
デンリュウはジュカインに炎のパンチを繰り出した。
「フローゼル、ハイドロポンプ!」
フローゼルはデンリュウにハイドロポンプを繰り出した。デンリュウにヒットし、炎のパンチは消えた。そして―
「ソーラービーム、発射!」
チャージが終わり、ソーラービームを放った。ソーラービームはデンリュウにヒットし、デンリュウは倒れた。しかし―
「ハクリュー、竜の波動。」
ハクリューはフローゼルに竜の波動を繰り出した。竜の波動はフローゼルにヒットした。フローゼルはその威力とレベル差により、倒れた。
「ジュカイン、ハードプラント!」
「なら、最強技…ハクリュー、流星群!」
お互い、それぞれの最強技を繰り出した。流星群はジュカインにヒットし、ハードプラントはハクリューにヒットした。そして、そこには―
「ショウさんの・・・ポケモンが…?」
「やったー!」
そこには、ハクリューが倒れており、ジュカインは膝ま付きながらも持ちこたえていた。それが見えた時、リズミは喜びを声に出した。ショウはハクリューを戻した。そして、言った。
「…すみれ。いつか、また…」
ショウはすみれにそういうと、レイトとダズルを睨みつけた。そして、そのまま教会を出て行った。そのあとを部下が追って行った。
「…何だったんだろう。」
「でも、まあ勝ったんだ!これで、いいんじゃないか?」
「そうよ!」
「…ちょっと、周りをよく見てみれば・・・?」
3人が喜ぶ中、すみれは少しあきれ顔で言った。3人は周りを見る。見ると、それは外の景色だった。先ほどの流星群とハードプラントにより教会が壊れてしまっていた。周りには、町の人たちが集まっており、ジュンサーたちもいた。
『あ、あはは…』
そのあと、ジュンサーからいろいろ聞かれたが、事情を話すと帰してもらえた。その夜―ポケモンセンターの部屋で4人は話していた。
「ったく、お前らやりすぎだって!もちょっと、ましな技使えよ!」
「はいはい。」
「…全然反省の色は見えないけど…でも、もとはと言えば、あいつらが悪いし?」
「そうそう。…それより、あいつって、すみれのことが好きなんだわ。」
リズミは思い出したように言う。それに3人はゾクっとした。
「…それはそれで、私はすっごい嫌なんだけど。」
「てか、俺らなんか殺気のわいた目で見られるんだぜ?」
「すごい、冷や汗をかくよ。リズミは少し楽しそうだけど。」
「別に楽しくないわよ。」
そんな話をし、4人は眠りに就いた―

7つ目  教会でのバトル

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2011.3.5  22:55:40    公開
2011.3.5  23:34:14    修正


■  コメント (3)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ありがとうございます(^−^)分けわかんなかったらどうしようかと思いましたよ(汗

11.3.6  19:14  -  窮爽  (monoraru)

こんにちは〜
大丈夫ですよっ少なくとも私は訳分かりますよ^^
ジュカイン凄く強いですね!
フローゼルに当たる攻撃をはじいたりとか、
リーフストームとかの強い技も覚えてるし、流石
すみれのポケモンですね(そっちかい
では、影ながら応援してます〜

11.3.6  19:04  -  papiko  (papiko)

はい、ゾッコンキャラ出ました。・・・訳わかんないと思います。はい。

11.3.5  22:56  -  窮爽  (monoraru)

 

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