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人間とポケモン〜一緒に居たい〜
16個目 たまにはおしゃれを!かわいいは正義?
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「ほら!早く!」
「せっかくのお買いものですよ!?すみれさん、普段はおしゃれしないんですから!」
「ありかとリズミだってあまり変わらないと思うけど。」
「そんなことないわよ?ちゃんと常日頃おしゃれはしてるわよ!」
「私だってしてますよ?すみれさんもしないと!」
「……」
すみれたちはコルンタウンを回っていた。女子組はすみれの買い物をしている。これを提案したのはリズミで、すみれはあまりおしゃれしないからという理由だった。ありかもそれに賛成した。すみれはそれを拒否した。しかし、2人は無理やり連れてきたのだった。一方の男子組は―
「ったく、女子はほんと買い物好きだよな〜。」
「すみれは乗り気じゃないみたいだったけどね。」
「確かに。すみれにとっては災難だったんじゃねえか?」
「確かに。逆に僕らは観戦が好きだけどね。」
「ま、そうだな。お?行けー!」
「そっちを右に!」
男子組はスポーツの観戦をしていた。二人の意見は一致し、楽しく観戦している。二人とも観戦で乗り乗りだった。
「これなんかどう?」
「いいですね!候補に入れましょう!」
「…なんだか寒そう。」
「これもおしゃれよ?しかも今は夏だし!」
「あっ!これなんかいいんじゃないですか?」
「いい!それ!」
「…はぁ。」
のりのりの二人に対し、すみれはため息を漏らす。服選びが終わり、試着室でいろいろと着せられる。シック、カワイイ、ホップ、クール・・・などの服を着せられていった。そして選んだのは…
「いいんじゃない!?それ!!」
「いっち番いいですよ!」
「…ふぅ…」
これで終わるのだとばかりにすみれは息を漏らす。大きな白い帽子に短めのワンピース、白いサンダルを履いていた。腰にはリボンがある。髪の毛はほどいており、腰まであった。
「このまま着て回っちゃいましょうよ!」
「そうですね!さ、そのまま会計へ!」
「え!?なんで?」
「いいから!」
そうして、会計を済まし、すみれはそのまま2人と共に町を回った。そして、夕方ごろ―待ち合わせしていた時計台の前で合流した。
「こっちはすごかったぜ!?」
「なかなかいい勝負だった。」
「そう。こっちはばっちりよ!」
リズミはそういい、親指を突き出す。
「おしゃれでしょ?」
「……」
「当の本人は乗り気じゃないみたいだけどな…」
「いいから!で、どう思う?」
「…いいんじゃないかな?ね?」
「なんで俺に振ってくんだよ・・・んー…ま、いいんじゃないか?」
「もう!適当なんだから!」
「まぁまぁ・・・さあ、ポケモンセンターに戻りましょう。」
「そうね。」
そうして、5人がポケモンセンターに戻ろうとしたその時!
「あれ!?モンスターボールが反応しないぞ!?」
そんな声が次々と聞こえる。ためしにすみれとありかはモンスターボールを押すが、反応しない。
「なんでだ…何でおれはこんなにも運が悪い…あ。」
『あ。』
《またか》
そこにはまたあのよく会う男がいた。その時男と5人はまたかと思った。
「やあ。また反応しないね。・・・今日はおしゃれしてるんだね。似合ってるよ。」
男はそういい、立ち去る。
「ほら!あの人を見習いなさい!」
「それより、探さないといけないんじゃないか?」
「ムクホークで探そう。」
「そうね。私たちは地上から探しましょう。」
そうして、レイトのムクホークは上空から装置を探し、5人は町の中から探すことにした。しかし―
「さすが大都会。なかなか見つかりませんね…」
「これは、探すの大変だなぁ…」
「ムクホークが探してくれてるからまだいいけど…」
「ムクホークでも難しいんじゃない?すみれ、パソコンではどう?」
「…また、誰かが持ってるみたい。ここからだと…ん?」
「どうした?」
「パソコンだと前…?」
『前?』
そういい、一同は前を向く。すると、そこには―
(…こいつ、完全に惚れてる…)
(・・・殺気を感じませんように・・・)
(あーあ…反応してくれるのは嬉しいんだけどねぇ・・・)
(…すみれさん、青ざめてる…)
(・・・一刻も早く逃げたい。)
「……」
そこにいたのはショウだった。ショウはすみれを見て、顔を赤らめていた。5人は同じようなことを考えていた。
「あの…また…ですか…?」
《そう!そのまま止めろ!》
部下が弱弱しく聞く中、5人は同じように思った。
「…きょ、今日は…え…」
『……』
「今日は…い、一段と…き……」
(まさか…)
「……?」
すみれはショウの言おうとしていることが分からず、首をかしげている。4人は言おうとしていることが分かった。
「き・・・き…」
「・・・き?」
(どんだけ鈍いんだ!こいつは!)
(あれしかないでしょ!)
そんな同じようなことを5人と部下は思っていた。
「・・・き?き、何?」
「き…きれ・・・」
「…?」
「今日は…一段と…きれいで…う…う…うつく・・・しい…」
「へ?」
(あー!もう!ここまで来てわからないか!)
すみれの鈍感っぷリに一同はいら立ちを覚えた。
「・・・今日は一段ときれいで美しい!!」
「……」
(言ったーー!!)
一同はその時同じこと思った。その時のショウの顔は今まで以上に赤かった。もう、顔から湯気が出るぐらい顔の体温は熱いだろう。ショウは手の親指のほうを自分のほうにし、口にあてて、後ろを向いた。その時!
「フローゼルの攻撃であれ壊して。」
「あ、あぁ。フローゼル、ハイドロポンプ!」
フローゼルは装置にハイドロポンプを撃った。ハイドロポンプはショウの横を通り、装置を壊した。
「あぁーーー!!ショウさん!装置!装置!」
「え…?」
部下の声に気付き、ショウは装置を見た。装置は粉々に壊れてしまっている。そして、ダズルとレイトを睨みつけた。
「人が幸せな気分になっている時に…」
「は!?てか、俺こいつに言われてやったんだけど!?」
「…というより、なんで僕まで?」
2人はなぜ!?という顔をしながら言った。ショウは無言でエーフィを繰り出した。
「今なら使える!いけ!ゴローニャ!」
すみれはゴローニャを繰り出した。
「エーフィ、サイコキネシス!」
ショウは仕事モードに入った。エーフィはゴローニャにサイコキネシスを繰り出した。ゴローニャを持ち上げ、放り投げる。
「ゴローニャ、地震!」
ゴローニャは体勢を直し、地震を繰り出した。エーフィは地震によりダメージを受けた。
「エーフィ、日本ばれ!そして、ソーラービーム!」
「ゴローニャ、火炎放射!」
エーフィは日本ばれを繰り出し、日差しを強くした。そして、ソーラービームを素早く繰り出した。ゴローニャは火炎放射を繰り出す。お互いの技はぶつかった。互角の戦い。一向にどちらの技も押したり押されたり。そして、爆発が起きた。
「ゴローニャ、ストーンエッジ!」
ゴローニャはストーンエッジを繰り出した。サイコキネシスで止めればいいのだが、煙で見えない。そして、煙の中から突然ストーンエッジが飛び出してきた。エーフィかわしきれず、ストーンエッジに当たってしまった。そして―エーフィは倒れた。ショウはエーフィをモンスターボールに戻した。
「ショウさん、ここは…」
「…あぁ。撤退する。」
「……?」
ショウはそういうと、一度すみれのほうを見た。そして、顔を後ろにやった。その時、ショウの顔はまた真っ赤に染まっていた。そして、部下のバリヤードのテレポートで去って行った。その夜―
「すみれってさ、ホントーーーーっに鈍感よね!」
「え?そんなに?」
「…かなりですよ。」
「ったく!なんで俺達のせいにされるんだよ!」
「…あいつの眼は本気で殺し屋の眼に見える。」
「…ま、今日は楽しめたし、明日からまた旅、頑張りましょうね!」
「そうね、じゃ、そろそろ寝ましょうか。」
そうして、すみれたちは眠りに就いた。服は、そのあと、基地で預かってもらい、またいつも通りの服を着たのだった―
![16個目 たまにはおしゃれを!かわいいは正義?](http://img.yakkun.com/bbs/novel/u/n3942_18.png)
2011.3.13 23:27:21 公開
2011.3.13 23:45:00 修正
■ コメント (3)
※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。
11.3.14 20:18 - 窮爽 (monoraru) |
こんばんは〜! くだらなくないですよ?こういう話も必要だし、 すみれにはオシャレに目覚めてもらわないと もし将来デートをショ・・・な、何でもないですよっっ そして、 明日の塾は地震のおかげで休みなんです★(フッフッフ・・・ 何か私の家は停電はとりあえず候補からは 外れたようですが、給食が停止して弁当だったりとか 全く忙しいです(涙目;; では、お互いに頑張りましょう!!! 11.3.14 18:44 - papiko (papiko) |
すみれのおしゃれです。この時、あいつはどんな反応をするのかって思ったんですよ(^−^) くだらない回だったかもしれませんが、それでは! 11.3.13 23:28 - 窮爽 (monoraru) |
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おい!いきなり出てくんな!ユランさん、コメありがとうございます!…どした?
すみれ「…寒気がする。」
…そんなこと言ってやるなよ。なんか、かわいそうになってくるから。
大変ですね〜。なんだか、学校でも募金が始まりましたよ。