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人間とポケモン〜一緒に居たい〜

著編者 : 窮爽

13個目  サイクリングロード!終わりのない道

著 : 窮爽

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すみれたちは森の中にあるサイクリングロードの前まで来ていた。
「森の中にサイクリングロードがあるなんて、すごいね。」
「そうよね。森の中にあるなんて…」
「え―と、このサイクリングロードは次の街、コルンタウンへの道で、森の景色を楽しみながら快適に走ることができるって。」
すみれはサイクリングロードを見ながらガイドブックを読んだ。
「へ〜、なんだか素敵ね。」
「森の景色はきれいですからね…」
「でもさ、ムクホークだったら空から行けるけど、フローゼルはどうなんだ?」
「フロー(どうなるの?)」
「えーっと…ポケモン専用の自転車があるって。」
「そんなものがあるなんて、結構お金があるんだね。」
「ま、コルンタウンは大都会だし。とりあえず、行きましょう。」
そうして、5人はサイクリングロードの受付へと向かった。そこで、自転車を借り、5人はサイクリングロードを走っていく。
「結構人いっぱいいるのね〜。」
「このサイクリングロードは有名らしいし、来る人も多いらしいけど。」
「便利だよなー。早く町につけるし。」
「景色もきれいだし。」
「空気もおいしいですしね…」
「だいたい10分ぐらいでつくらしいわよ。」
そんなことを話しながら5人は自転車を漕いで行く。しかし―
「…なあ、もう10分以上たってないか?」
「確かに…確かに10分ぐらいなのよね?」
「そのはずよ。」
「…なんだか、このままだと街につけない様な気がする。」
「…まるで、終わりがないみたいです…」
5人は自転車を止め、端のほうで話す。見れば、霧が出てきている。
「…霧払いで払ってみましょう。私のムクホークとレイトのムクホークで。」
「わかった。」
「ムクホーク、出てきて。」
すみれはモンスターボールからムクホークを出した。レイトのムクホークとすみれのムクホークは配置につく。
『ムクホーク、霧払い!』
2人はムクホーク2匹に霧払いを指示した。2匹は同時に霧払いを繰り出した。しかし―霧は一向に晴れず、それどころか、霧払いは霧にのみこまれるようなありさまだった。
「…この霧は、ただの霧じゃない様ね。」
すみれがそうつぶやくと、4人は考え込んだ。すみれは続けて言った。
「…たぶん、この霧を起こしているであろうポケモンを止めないとこのサイクリングロードからは出られない…」
「じゃあ、どうするんだ?」
「手分けして探す?」
「いや、それだと合流できない可能性もある。」
「…皆で固まって探しましょう。」
「じゃあ、自転車を押していきましょう。」
そうして、5人は自転車を押しながら周りを探した。しかし、それらしきポケモンは見つからない。すると―
「…!リズミがいない!」
ダズルが一番初めに気付いた。3人もあたりを見回す。しかし、リズミの姿は見えない。そして、4人は慎重にリズミを探す。するとまた―
「おい!今度はレイトが!」
今度はレイトが消えてしまった。すみれは考え込み、言った。
「…自転車はもうどこかに置きましょう。皆で並んで行くしかないみたいね。」
すみれの提案に2人はうなずき、自転車をすみのほうにおいて、並んで探した。すみれは一番警戒心を強め、歩いていた。その時!
「伏せて!……っ!!」
すみれはダズルにそう叫び、足を大きく振る。ダズルはそれに驚き、伏せる。すると―
「ムッムッムッ」
そのポケモンは笑いながらけりを交わす。そこにいたのは―
「…そういうこと…このポケモンだったらこういうことを作り出すことも可能…」
「え?このポケモンってそんな力があるのか?」
「はい、このポケモンは呪文を唱えるといわれているマジカルポケモン―」
「…ムウマージ。不思議な力を持ち、幻影を見せることがあるポケモン―」
すみれとありかはそう説明する。
「とにかく、ムウマージにまた幻影を見せられる前に倒す!」
「待てよ!こいつ野生じゃないのか?」
「私は野生か手持ちかみれば分かる。この整えられたであろうけづや。これは、手持ちよ。」
すみれはそういいながらモンスターボールを投げる。そこからゲンガーが出てきた。すると、ムウマージは笑いながらふわふわ浮いていく。そして、水晶のようなところから怪しい光が輝きだした。すみれたちは眼を伏せた。そして、すみれは目を開けると周りには2人がいなかった。ゲンガーはモンスターボールに戻されていた。モンスターボールを押すも、反応しない。よく見れば、そこは暗黒の世界だったころの時代だった―
ありかは眼を開けると、周りには2人がいなかった。やはり、モンスターボールも反応しない。見れば、暗黒の世界だった時代のまだ、すみれと会っていない時の旅していた時だった―
その一方でダズルとフローゼルは意識がはっきりしていた。そこでは、2人が倒れている。
「おい!起きろ!」
「フロ!(起きて!)」
ダズルとフローゼルは揺さぶるが起きる気配がない。その様子を見て、ムウマージは馬鹿にするように笑う。
「フローゼル、やるぞ!ハイドロポンプだ!」
もう倒すしかないと思ったダズルはフローゼルにハイドロポンプを指示する。フローゼルは無馬―四にハイドロポンプを繰り出した。ムウマージはそれをサイコキネシスで止め、ダズルに充てた。
「うわ!」
「フロ!(ダズル!)」
ダズルはまた立ちあがる。フローゼルは心配そうに見て、ムウマージを睨みつけた。
「フロフロ!(何するんだ!)」
「ムウマー?ムウ、ムウマージ。(何をする?だって、邪魔なんだもの)」
「フローゼル、氷の牙!」
フローゼルは氷の牙を繰り出す。しかし、ムウマージは催眠術を繰り出し、フローゼルを眠らせた。そして、マジカルリーフを繰り出した。効果は抜群で、フローゼルは倒れた。
「フローゼル!くそっ!」
すると、ムウマージは催眠術をかけた。ダズルもそれにより眠ってしまった。そこに、男が現れた。
「…ついに見つけた。風のハープ…!後は、こいつらの心を…ムウマージ、後でご褒美だ。」
「ムウマ(当然よ)」
男は倒れているすみれとありかを見つめるのだった―

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2011.3.12  21:37:16    公開


■  コメント (1)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

今回はあの忘れかけられている人を最後らへんに出しました。ホント、影薄いですからねー。私的に思うには。皆さんも忘れられている方がいると思います。ヒントは小説の最初らへんを見て、だれか探してみてください。では!

11.3.12  21:38  -  窮爽  (monoraru)

 

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