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人間とポケモン〜一緒に居たい〜

著編者 : 窮爽

12個目  モテモテ?そして、思い出した!

著 : 窮爽

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すみれたちは二手に分かれて装置を探していた。レイトのムクホークは上空から探している。そして、周りにいた飛行タイプのポケモンをキャプチャし、一緒に探してもらっている。すみれのほうはパソコンを使って探している。
「どう?」
「…それが、見つけたのはいいんだけど…」
「どうしたんだ?」
すみれはメガネをかけてパソコンで調べていた。が、少し厄介そうな顔をしていた。
「それが、今回の装置、動き回っているの。たぶん、やつらが持ってまわってるんだろうけど。」
「うーん…それは、装置を壊すのは大変だな。倒そうにも俺はトレーナー経験ないし、すみれのモンスターボールも動かないし…」
「困ったわね…」
「見つけても、打つ手はなし…あ、そうだ。何でもっと早く気付かなかったんだろう。」
すみれは顔をパぁと明るくし、眼鏡をあげながら言った。
「なんだなんだ?」
「それは・・・−」
「なるほど!それだったら問題ないものね!」
「じゃあ、早速ポケモンセンターに戻りましょう。その間にありかたちにも知らせましょう。」
そうして、3人はありかたちに連絡しながらポケモンセンターに向かった。ポケモンセンターに向かう途中―
「…なんだか、すごいさ殺気のわいた目線を感じるのは…」
「…俺も同感。てか、お前そんなさっきのわいた目つきで見られてたっけ?」
「知らない。」
「…ねぇ…」
リズミはひそひそ声で話しかけてきた。
「もしかしたら、すみれのその格好で、気づいてないのかも…」
「で、すみれはいないと思って、何故だと考えた末…って、なんで俺らのせいなんだ!?」
「…ここは、なるべくばれないようにしたい…」
「…じゃあ、名前はライトって呼ぶってこと?」
「…そういうこと。」
「…お前、よっぽどこの間の目線が嫌だったんだな…」
「どっちがまし?って聞かれたら断然こっち。」
すみれはそう言い切った。話を終え、ポケモンセンターに向かう。すると―ゾクッ!
「・・・!」
「…?どうした?」
「…なんだか、寒い視線を感じるのはなぜ…?」
「え!?でも、別人だと思われてるはずよね?…逆に私はさっきを感じるんだけどね…」
「どうなってんだ?」
「…とにかく、ポケモンセンターに行こう。」
そうしてまたポケモンセンターに向かう。その一方で―

「あいつ…すみれがいないっていうのに何だあの態度は…いなくても一緒みたいな、あの気にくわないあの態度…」
「あのー…」
「はぁ…あんたそんな女に引かれてんの?そのおかげで私の仕事が増えたんじゃない。でも、いいわ。だってたった今、運命的な出会いを果たしたんだもの…」
「あのー…仕事…」
「あんな男はやめとけ。後で苦労する。」
「何よ。あんたこそあんな女はやめときなさい。後で泣くわよ。」
「あのー・・・ですから、仕事ー…」
「…お前、覚悟のうえでの言葉だな?」
「あんたこそ。あの人を悪く言うなんて…」
「ですから!仕事!!」
「・・・そうだった。」
「じゃ、あいつら、ポケモンセンターに向かってたみたいだから…」
「行かせない様に阻止する。」
「はい!」

「もうすぐポケモンセンターだ。そこで、なんとななるはずだ。」
「そうだな。後であいつらも来るんだったよな?」
「そ。」
「あ、ポケモンセンターよ」
リズミの指さす方向にはポケモンセンターがあった。3人はポケモンセンターに向かおうとする。その時!サー。黒い霧があたりを包み込む。
「けほっ!けほっ!な、なに?」
「とにかく、煙から出る!」
「あっちだ!」
3人は煙から出る。そして、煙が晴れ―
「3人は私と初対面だったわね?いいわ。私はシャイ!」
「…そこの2人はあったな。…お前、俺のことは聞いているな?」
ショウはスミレのほうを睨みつけながら言った。ここは、聞いていると言ったほうがいいだろう。
「あぁ。聞いている。」
「はぁ・・・こいつのどこがいいんだか。」
ショウはため息をつき、呟いた。すると―
「ごめんなさいね?で、あなたのお名前は?私も名乗ったんだから、あなたも名乗ってくれてもいいでしょ?」
シャイはすみれに近づきながら聞く。まるで誘惑するかのように。すみれは少し嫌な予感が頭をよぎった。
「何でおれだけ?そっちの2人にも聞けばいいじゃないか。」
「だって、興味があるのは、あ・な・た・だ・け(ハート)だもの。」
(・・・これじゃあいつまでたってもポケモンセンターには行けない…仕方がない。)
「リズミ、モンスターボールを持ってポケモンセンターまで走れ。援護する。」
「え?」
「大丈夫だって!」
「・・・わかった。」
リズミはそういい、モンスターボールを持って走りだした。すると―
「ちょっと、あたしを無視しないでくれる?特に…あんた!ハブネーク、ポイズンテール!」
ハブネークはリズミの前に立ちはだかり、ポイズンテールを繰り出す駄目だと思ったその時!
「バリヤード、サイコキネシス!」
サイコキネシスがハブネークの動きを止めた。そして、ハブネークをシャイのほうに放り投げる。
「きゃっ!」
シャイはハブネークの下敷きになった。
「早く、リズミは行って。」
「え?…分かったわ。ありがとう!」
リズミはそうい、走っていく。そして、声の正体は…
「美香!それに、レイトにありか!」
「実は、ダズル達が話している間に私たち、ポケモンセンターに行ったの。そこで、こういうこと。」
「…こういうことが役に立つとは思わなかったぜ…」
「…こっちはすごい迷惑だったけどな。」
「…でも、もうすぐ同じさ。」
「しばらく、私たちが引き受けます!」
3人はそういうと、シャイたちの前に立ちはだかる。そして、ポケモンたちも整列する。
「…仲間の登場か・・・どうやったかは知らないけどな。」
「よくも、恥ずかしい真似をさせてくれたわねぇ!?ただじゃすまないわよ!」
2人はポケモン6体ずつすべて出し、部下もポケモン6体を繰り出した。ありかと美香もポケモン6体ずつを繰り出す。12対18でシャイたちのほうが圧倒的に有利だった。しかし、ありかたち2人は全体技でそれをフォローする。しかし、数では相手が有利。なかなか、減らない。しかし、その時だった。
「ゲンガー、催眠術!」
ゲンガーの催眠術が相手を襲う。ゲンガーお得意の全体の催眠術。18体全部に聞き、18体は一気に眠ってしまった。声のしたほうを見ると、そこにはすみれのポケモンたちが並んでいた。ゲンガーは得意そうな顔をしている。
「フーディン、サイコカッター!」
フーディンはサイコカッターを繰り出した。それはポケモンではなく、装置のほうへと向かう。
「うわ!」
装置の近くにいた部下は逃げだし、装置はサイコカッターにあたり、壊れてしまった。
「ちっ…ここはいったん引くしかないようだな…」
「そうね……あなたの名前、やっぱり聞きたいわ〜(ハート)」
「俺も聞いておこう。呪いをかけるからな。」
《怖っ!》
この時、その場にいた全員が思った。すみれはため息をつき、言った。
「…ライト。」
「ライト…あなたにピッタリだわ。いい男って感じ!」
「ライトか・・・フッ、呪いをかけ安くてあり難い。」
《だから怖いって!》
この時も全員同じことを思った。
「てか、おばさんにあんた。こいつのこと気付いて―」
「おばさん!?誰に言ったのよ!いいこと?言っておくけど、あんたよりライトのほうが何もかもが上なんだからね!?」
「…何に気付いていないって?」
「…あの、もう行きましょう…」
「そうね。」
「…そうだな。」
2人は突然現れたエスパーポケモンのテレポートで去って行った。その夜―
「はぁ、疲れた。」
「すみれも散々ね。男装してもいつも通りでも結局同じだもんね。」
「お前、呪われるぞ…」
「大丈夫だって。だって、本名じゃないし。」
「そうですよ。きっと大丈夫です。」
「でも、すみれってすごいね。男装したら今度は女子から持てるんだもん!」
「しかし、あの時の発想はすごかったけどね。」
「そう?」
「そうですよ!ここでだめなら別の場所で…ポケモンセンターで向こうに一度送り、向こうでポケモンを出して、テレポートでこっちに送ってもらう…すごいですよ!」
「…話変わるけど、美香のこと思い出した。」
「そうそう!私も!」
「なんだったんですか?」
ありかを始め、全員が興味シンシンでいた。
「実は、まだ小さかった頃にポケモンのいたずらでテレポートで美香が連れてこられたの。そこで私たちは出会って…」
「その直後、ポケモンたちが襲ってきたの…」

「グスッ・・・怖いよぉ…」
「どうしたの?」
「…え?…あなたは?」
「私はすみれ。ほら、泣かないで。」
「ハンカチ…ありがとう…私は美香。ここは?」
「ここはアリエス地方だよ。美香、ポケモンのテレポートで連れてこられた?」
「うん…」
「だったら、お父さんかお母さんのポケモンで帰してもらえばいいよ!」
「ホント?」
「うん!」
グォォ・・・
「あ…」
「ポケモンが…」
グルル・・・
「美香、下がってて。」
「だめ!私もやる!」
「…分かった!いくよー?」
『はい!はい!』
「美香!大丈夫?」
「大丈夫!すみれは?」
「大丈夫!じゃあ、行くよー?」
「うん!せーの!」
『はい!』

「やったね!」
「うん!」
『あはははは!やったね!』
パーん☆

「で、その時ハイタッチして喜んで、そのあと、すみれのお父さんのポケモンのテレポートで送ってもらったの。」
『へ〜。』
「あの時と全然性格が違うから誰かと思ったよ。」
「まあ、性格も変わるし。美香は変わってないけど。でも、泣くこと少なくなったんじゃない?」
「うん。」
「あの時のポケモンセンターの前での奴らとのバトルの時…その時の美香の顔があの時の顔にそっくりだったから。」
「同じ!すみれの戦闘の時の顔見てたら思い出したの!」
『あはは!』
そうして美香の家の部屋で全員眠りに就いた。そして、次の日―
「皆、元気でね!」
「おう!」
「元気で。」
「体には気をつけて。」
「泊めてくれたり、楽しいことをさせていただき、ありがとうございました。」
「いいよ、またおいで。」
「歓迎するよ。」
「美香、また。元気で。」
「すみれこそ!」
そうして、美香の家を出て、町を出た。そして、また5人は次の街へと歩き出すのだった―

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2011.3.11  22:58:33    公開


■  コメント (3)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ユランさん、期待してくださりありがとうございます!まだ、余震があるようですね。けがのないようお気をつけて。

11.3.12  23:09  -  窮爽  (monoraru)

こんにちは〜
今塾行ってきたんですが、余震があるのに皆
なんの反応も示さないというwww
すみれ、しつこい方がいいんだよ〜(宥め
ロトム「ユランもいい加減五月蝿いよ^^(ヒート発射準備」
す、すみません〜〜!?(必死に逃/三
では、次の話に超期待して・・・強い地震警報!?
(10時37分)
ってロトム!!先に逃げるんじゃないぃぃ(追いかけ
ではノシ;;

11.3.12  22:37  -  papiko  (papiko)

さ、すみれがモテモテです!…すみれ自身は嫌がっていますがねww
ショウは怖いです。すみれのためだったら何でもする!みたいな感じで聞いてます。質問したら応えてくれたんですよ。
次回はどういう風にするのかは決まってはいませんが、期待していただければ幸いです。では!地震にお気をつけて!
すみれ「しつこい!」
…それでは〜。

11.3.11  23:01  -  窮爽  (monoraru)

 

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