個体値はお互い全て31ということを前提に計算しています。
努力値は、HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ 左から順に、H A B C D Sといった感じで省略します。
ダメージ計算は、「トレーナー天国」さんのものを使用しています。
今回紹介するのはチャーレムです。
チャーレムと言えばスカーフを持たせるイメージが強く、それ故に、相手のゴースト、格闘を半減以下に抑えるポケモンを激しく誘います。
なので、相手の交代を逆に利用して豊富にあるサブウェポンを当ててやったら面白いのではないか?と思い作成しました。
- チャーレムとは?
弱点 ×2 ゴースト 飛行
抵抗 ×0.5 格闘 岩
タイプとしては優秀な部類で、メジャーな岩、格闘を半減できるのは嬉しいですね。弱点もゴースト、飛行の2種類と少なく、なおかつサブとして使用されにくいのが利点。
注目すべき点は特性ヨガパワーによるトンデモナイ攻撃力を秘めている点ですね。 ちなみに意地っ張りA252振りで攻撃実数値が123となり、さらにヨガパワーによって攻撃力に2倍の補正がかかります。結果として、攻撃力は246にもなるのです。 この攻撃力から繰り出される一致とびひざげりの威力は脅威の一言ww
あと3色パンチや、いわなだれといった優秀なサブウェポン、バレットパンチ、フェイントといった先制技を覚えるのも強みです。
同タイプのライバルにエルレイドが存在しますが、この圧倒的な攻撃力だけで十分差別化が図れるでしょう。
ただ、素早さ種族値が80とあまり高くないので、素早さを上げるよりも、低めのHPを補い、耐久を増やしていきたい思います。
- スカーフ型との比較
チャーレム=スカーフのイメージが本当に強いです。そこでスカーフ型との比較を簡単にしてみましょう。
スカーフ型の利点
- ハンパな素早さを補い、持ち味の超火力で相手に多大な負担をかけられる。
- トリックを覚えさせれば相手の補助ポケ、積みポケを縛ったり、持ち物に頼ってるポケモンにも負担をかけられる。
スカーフ型の欠点
- こだわりアイテム全般の欠点として技が縛られる。豊富に技を覚えるポケモンにとってはなおさらキツイ。
- チャーレムのスカーフは非常に読まれやすい。
今回の型の利点
- 火力増強アイテムを持たせているので、スカーフ型では確1にできなかったようなポケモンを一撃で倒せるケースがある。僅かに体力が残った程度ならバレットパンチで乙。
- こだわっていないので柔軟に立ち回れ、遅いポケモンに対してはとことん強くなった。
今回の型の欠点
- 素早さが中途半端
- 相手の持ち物込みでの耐久調整まではできなかった、というか出来ない・・・
- 高火力速攻アタッカーに為す術もなく乙られる可能性もあり。
- 性格&努力値
意地っ張り H188 A252 B4 D4 S60
実数値 <159-123-96-×-96-108>
性格は、攻撃力を活かしていきたいので意地っ張り確定で。努力値は、まずA252に振り、S4振りFCロトム(4振り86族)を抜けるようSに60振り、Hに188振り、余りをBとDに4ずつ振ります。
これだけHに振っておけば、陽気A252テラキオンのインファイトを確定で2発耐えることができます。あと、陽気A252ガブリアスのげきりんくらいまでなら耐えれるように。被ダメに関しては後述しています。
ちなみにこの振り方でHPの実数値が159になり、16n−1になるよう調整しました。これは天候ダメや、とびひざげりを外した際のダメージを少しでも減らすためです。
- 特性
ヨガパワーの一択で。今現在これしかありません。
夢特性でテレパシーがありますが、こいつからヨガパワー取り上げたら何が残るの?ってハナシ
- 持ち物
- たつじんのおび
- ラムの実
- こうかくレンズ
- かたいいしor各種プレート
プレートを持たせるならメインウェポンを強化できるこぶしのプレートが妥当か。
- 技
【確定技】
- とびひざげり
【選択技】
- バレットパンチorフェイント
バレットパンチは元の威力がフェイントより少し高く、岩や氷に対して抜群が取れますが、炎、水、電気、鋼といったメジャーなタイプに軽減されてしまいます。ただ無効化されないのが嬉しい点です。
フェイントはバレパンが通りにくい相手に刺さったりしますが、岩や鋼に軽減され、ゴーストに無効化されるという欠点があります。
どちらも一長一短ですが、今回は無効化されないバレットパンチを選択します。
【候補技】
- れいとうパンチ
- かみなりパンチ
- いわなだれ
シャンデラ、ウルガモス、ヌケニンあたりに。
- サイコカッターorしねんのずつき
ただサイコカッターはバレットパンチとの同時遺伝は不可能で、しねんのずつきは前作の教え技なのが難点。
- なげつける
投げつけるとしたら、強化させたい技のタイプのプレートorかたいいし当たりを。
ちなみに、プレートを投げた場合の威力が90、かたいいしの場合は100。
- ねこだまし
ただでさえゴーストを呼びまくるので打つ際は要注意。
- みがわり
- 立ち回り
まず最初に、見せ合いの際に相手のポケモンをよ〜く確認しておきましょう。相手のポケモンにゴーストタイプがいたら要注意!!
基本は先発or死に出し、岩、格闘技読みで繰り出します。相手はチャーレムを見た際にとびひざげりを警戒してきます。ここでゴーストタイプや、グライオン、ヤドラン等、とびひざげりを軽減してくる物理受けを所持していた場合は、高確率でそれらのポケモンに交代してきます。そこでサブウェポンの出番です。
交代読みでうまく当てられたら相手は一撃死or致命傷を負います。耐久ポケでも大抵確定2発圏内に入るくらいの火力を秘めています。
くれぐれも技選択は慎重に・・・
ダメージ計算(たつじんのおび込みで)
ちなみに防御特化とは、性格補正↑HB252振りをしているポケモンのことをいいます。
とびひざげり
防御特化輝石持ちポリゴン2 乱数1発 (97.3%〜116.1%)
防御特化ナットレイ 確定1発 (120.4%〜143%)
防御特化スイクン 乱数2発 (47.8%〜56.5%)
H252振りウォッシュロトム 乱数1発 (90.4%〜107%)
H252振りヘラクロス 確定2発 (50.8%〜59.8%)
れいとうパンチ
H252振りサンダー 確定2発 (81.7%〜96.4%)
H252振りゴルーグ 乱数1発 (85.7%〜101.5%)
防御特化グライオン 乱数1発 (95%〜113.1%)
H252振りカイリュー
(マルチスケイル込み) 確定2発 (72.7%〜87.3%)
かみなりパンチ
H84振りギャラドス(威嚇込み) 確定1発 (124.8%〜148.6%)
防御特化ブルンゲル 確定2発 (60.3%〜71.9%)
防御特化ヤドラン 乱数2発 (46.5%〜55.9%)
いわなだれ
H252振りシャンデラ 乱数1発 (90.4%〜107.7%)
H4振りウルガモス 確 定 1 発(防御特化させても同じ)
サイコカッター
H252振りヘラクロス 確定1発 (131%〜155%)
防御特化マタドガス 確定2発 (72.6%〜87.7%)
H252振りローブシン 乱数1発 (95.2%〜113.2%)
しねんのずつき
H252振りローブシン 確定1発 (109.9%〜130.1%)
防御特化マタドガス 確定2発 (80.8%〜97.6%)
防御特化ブルンゲル 確定3発 (40.5%〜47.8%)
バレットパンチ
H4振りテラキオン 乱数2発 (49.1%〜58.6%)
H4振りユキメノコ 確定2発 (69.1%〜82.1%)
205ガブリアス 乱数6発 (16%〜19%)
H252振りシャンデラ 乱数9発 (10.1%〜11.9%)
なげつける (こぶしのプレート) 威力90
耐久無振りゲンガー 確定1発 (154%〜182.2%)
H252振りシンボラー 乱数1発 (93.8%〜110.6%)
B252振りフワライド 確定2発 (77.3%〜91.5%)
防御特化ブルンゲル 確定2発 (59.9%〜71.4%)
防御特化デスカーン 乱数2発 (47.2%〜56.9%)
防御特化輝石サマヨール 確定3発 (38%〜46.2%)
デスカーン、輝石サマヨール、ブルンゲルは無理ですな(笑)
フワライドはアタッカー型なら大丈夫ですが、B振りされると厳しいです。
被ダメ目安
陽気A252テラキオンのインファイト 確定3発(39.6%〜47.1%)
陽気A252ガブリアスのげきりん 確定2発(81.1%〜96.2%)
意地っ張りA116メタグロスのプレートコメパン 確定2発(83%〜98.1%)
臆病C252ラティオスのりゅうせいぐん 乱数1発(94.3%〜111.3%)
臆病C252ウルガモスのだいもんじ 確定2発(83%〜98.1%)
性格補正&持ち物補正なしならば、AorC種族値135の一致威力120技を確定で耐えるといったところでしょうか。
性格補正ありの場合、AorC種族値120の一致威力120の技を確定耐えにまで下がります。
- 最後に
何度も言いますが、こいつのとびひざげりは本当に強いです。たとえ半減されようとも、並耐久以下のポケモンならば確定2発で倒せます。さすがに4分の1にされるとキツイですが・・・
豊富にある技の選択ですが、飛行に刺さるれいとうパンチ、かみなりパンチ、いわなだれのいずれかは欲しいところ。あとは意識したいポケモンに合わせて・・・といった感じでしょうか。
とびひざげりor交代読みサブウェポン→(バレットパンチ)の流れで落とせるケースが意外と多いです。
ゴーストタイプは大体が2タイプ持ちで、ほとんどのゴーストにサブウェポンで抜群が取れるので、とびひざげりをどや顔でスカそうとするゴーストタイプに一泡吹かせてやりましょう。
なお、デスカーンや輝石持ちサマヨールはどうしようもないので、素直に逃げましょう。
以上で考察を終了します。みなさまのコメントお待ちしております。ここまで読んでいただいてありがとうございました。